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物流情報マガジン 1月5日: ニュースまとめ

 BLINK株式会社の浅井です。本日のマガジンでは気になったニュースをまとめていきます。

Seoul Robotics introduces V2X sensor tower to automate BMW fleets at Munich manufacturing facility

 V2X (Vehicle-to-Everything)と呼ばれるクルマと何か(歩行者、インフラ、ネットワーク)がつながって情報を共有するという概念があります。自動運転車に搭載されたセンサーのみではなく、インフラ側にセンサーを設置して、それらから得られたデータを自動運転に活用する技術をSeoul RoboticsがCES2022にて発表しました。
BMWの製造工場に100台ほどのLiDARセンサーを設置して、製造されたクルマの移動や駐車場入れを自動化するというものです。従来では製造されたクルマの移動は人手で行われていました。しかし、この技術を用いることで、人件費や駐車の際に傷をつけてしまうことによる損害を減らすことができ、投資に対する費用対効果は1,2年ほどで回収できるとのことです。

Inventory ‘Bullwhip’ Risk Emerges in Latest U.S. Logistics Index

(https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-01-04/inventory-bullwhip-risk-emerges-in-latest-u-s-logistics-index )
 例年では12月のホリデーシーズンに需要がピークを迎えるため、企業の在庫は減ります。しかし、今年はそのような傾向になっておらず、ブルウィップ効果のリスクが懸念されています。ブルウィップ効果とは、サプライチェーンの下流(需要側)から上流(生産側)に需要情報が伝えられるうちに、発注数量が実需とは乖離してしまう現象のことをいいます。
昨年はコロナ渦の影響でサプライチェーンの混乱が起きました。今年もこの影響は尾を引いているようですが、企業は混乱に対応するために、予め多めに発注を行うといった対策を打ち出しています。その結果、需要を見誤り、多くの在庫や需要の無い商品を抱えたままになっている企業もあるようです。

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