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4月9日: 物流関連の注目ニュース

BLINK株式会社の浅井です。本日のnoteでは、物流関連の気になったニュースをまとめていきます。

日本通運/北海道恵庭市に半導体関連の新倉庫を開設、8月稼働

日本通運は、北海道恵庭市に半導体関連産業向けの新倉庫「NX-TECT Hokkaido」を開設し、2024年8月からの稼働を予定している。この倉庫は、北海道千歳市にあるRapidusの半導体製造工場「IIM-1」の物流業務をサポートすることを目的としている。NXグループは半導体関連産業を重点産業と位置付けており、「NX-TECT Hokkaido」は、新千歳空港やJR札幌貨物ターミナル、苫小牧港から近い立地にあり、空調設備やセキュリティ、非常用発電機を完備している。また、2025年1月には苫小牧市に多機能物流拠点の新設も予定しており、日本通運は「IIM-1」への部材輸送手配の取りまとめ業務も行う。

物流脱炭素化促進事業の認定を受け、再生可能エネルギー活用を促進

センコーグループホールディングスが宮崎県都城市に開設した「センコーグループ都城物流センター」は、宮崎県内および九州南部の配送をカバーする重要な拠点である。このセンターは、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯での管理が可能で、特に温度管理が必要な食品の保管に適している。また、大容量蓄電池「Mega Power」の設置により、再生可能エネルギーの活用を促進し、物流施設の脱炭素化に貢献している。センコーグループは、この新センターの開設を通じて、冷凍・冷蔵物流の拡大と再生可能エネルギーの活用促進を目指している。

パルの新物流施設「PRSC」が稼働開始 約50台のロボットにより従来比3倍の注文処理が可能に - ECzine(イーシージン)

パル、アッカ・インターナショナル、Exotec Nihonの3社は、フルフィルメント効率化および顧客体験の向上を目的とした「PAL CLOSET Robotics Solution Center(PRSC)」の稼働を2024年4月3日に開始した。この施設はパルグループのミッションを具現化する中核施設であり、Exotecの「Skypodシステム」を中核システムとして採用している。このシステムにより、倉庫の入出庫パフォーマンスの向上、在庫管理の最適化、注文処理能力の3倍化を実現している。また、約50台のロボットを用いてECサイトの個配送と実店舗向け配送の同時処理が可能となっている。

わたしたちの荷物はどうなる?「物流2024年問題」解決のカギは | NHK | ビジネス特集

九州物流研究会は、物流の「2024年問題」への対応策として、物流各社が協力して効率的な配送を目指す「マテハン改革」や共同輸送の取り組みを進めている。これらの取り組みは、物流業界の常識を覆す企業間の協力により、物流の効率化を図るものである。特に、マテハン(マテリアルハンドリング)の規格統一化に向けた議論や、ライバル企業間での共同配送の実施は、物流コストの削減やドライバーの労働時間短縮に貢献している。

物流施設内の作業最適化にAI活用へ、オカムラとGROUNDが資本提携を強化

オカムラは2024年3月28日に、物流テック企業GROUNDへの追加出資と資本提携の強化を発表した。2016年5月に資本業務提携を締結して以来、ロボット技術を活用した物流システム事業で成果を上げている。今回の提携強化では、AI技術を用いたソフトウェアを活用して、物流施設内の作業進捗や稼働状況の把握、人員配置や作業効率の最適化を目指す。これにより、企業の物流改革に貢献し、ソリューション提供力やソフトウェア開発力の向上を図る。GROUNDは、AIソフトウェア「GWES」の販路拡大と新たな顧客獲得を目指す。



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