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物流関連ニュース(9月17日): 「物流システム機器売り上げは過去最高に、JILS調査」「トランコム/MBO実施で株式非公開化、新たな事業戦略構築へ」他

BLINK株式会社の浅井です。本日のnoteでは、物流関連の気になったニュースをまとめていきます。

大和ハウス、AIで物流施設の荷待ち/荷役時間を可視化 2025年春以降に本格導入

大和ハウス工業は2024年9月9日、キヤノンマーケティングジャパンと共同で、物流施設でのトラックドライバーの荷待ちや荷役時間を可視化し改善するシステムを開発した。カメラ映像とAIを活用し、トラックの動きを自動で記録、分析することで物流効率化を図る。2024年11月から神奈川県平塚市の物流施設で実証実験を開始し、2025年4月以降に本格導入を目指す。

トランコム/MBO実施で株式非公開化、新たな事業戦略構築へ

トランコムは2024年9月17日、MBO(マネジメント・バイアウト)を実施し、株式を非公開化すると発表した。これは、外部資本の介入を抑えつつ、経営の自由度を高めるための措置である。株式を所有するベインキャピタルの支援を受けつつ、M&Aや海外展開を含む新たな事業戦略を推進する予定である。社長の神野裕弘氏は引き続き経営を担う。

物流システム機器売り上げは過去最高に、JILS調査

日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は、2023年度の物流システム機器の総売上が前年度比3.1%増の6330億円となり、過去最高を記録したことを発表した。売上件数も増加しており、半導体不足の解消が影響している。電機や精密機器向けの需要が引き続き高く、台車系や垂直搬送機などの分野で大幅な増加が見られた。

小糸製作所/330億円投じメキシコに新工場、ブラジル工場を拡張

小糸製作所は、メキシコとブラジルにおいて新工場建設および既存工場の拡張を決定した。これにより、自動車産業の成長に対応し、受注拡大と生産能力の向上を目指す。メキシコ工場は2026年4月、ブラジル工場は2025年8月にそれぞれ稼働開始予定で、投資総額は約330億円に達する見込みである。これらの投資により、中南米市場でのさらなる成長を目指す。

霞ヶ関キャピタル/福岡県古賀市の賃貸型3温度帯倉庫でテナント決定

霞ヶ関キャピタルは、福岡県古賀市の物流施設「LOGI FLAG DRY & COLD 福岡古賀I」において、テナントとしてファクテムが入居を決定し、満床となったことを発表した。同施設はドライ、冷蔵、冷凍の3温度帯に対応した倉庫であり、高い交通利便性を持つ。また、再生可能エネルギーや冷凍冷蔵設備が特徴で、効率的な倉庫オペレーションを可能にする設計がなされている。

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