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Pluto in Aquarius*冥王星が水瓶座へ

2008年から山羊座を伐採していた冥王星が、3月23日に水瓶座にサイン替えします。逆行があるので、完全な水瓶座入りは2024年11月になります。

2008年といえば、秋にリーマンショックが起きました。

リーマン・ショックは、アメリカ合衆国で住宅市場の悪化による住宅ローン問題がきっかけとなり、投資銀行であるリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが2008年9月15日に経営破綻したことにより、連鎖的に世界規模の金融危機が発生した事象である。

リーマンショックが日本に影響するまで時間はかかりませんでした。
日本では、9月12日の日経平均株価の終値は12,214円でしたが、10月28日には一時は6,000円台まで下落し、1982年10月以来、26年ぶりの安値を記録。その結果、派遣切りが発生することになりました。

そんな金融危機を連れてやってきた冥王星が、重い腰をあげて次の星座に移ろうとしている時に何も起きないはずがないと思っていたら、今朝、飛び込んできたニュース。
シリコンバレー銀行破綻、金融危機以来最大 利上げで脆弱性表面化 (msn.com)

リーマンショック以来の経済危機だそうです。Twitterで知ったところによると、顧客が銀行につめかけて取り付け騒ぎが起きているとのこと。

リーマンショック再来?

参考までに、現地時間3月10日(時間は不明)でホロスコープを作ってみました。

シリコンバレーバンクの設立日を調べたけれど、1983年としかわからなかったのですが(ホームページ)、1983年は冥王星が天秤座の28~30度ぐらいにあったので、現在のトランシット冥王星(山羊座29度)とはスクエアになります。
もしも、この銀行のネイタル天体が牡羊座の最後か牡牛座の始めにあった場合は、Tスクエアが形成されると思います。
やはり冥王星のサイン替えの影響が大きいような気がします。

オーストラリアの占星術師でアメリカ経済にも詳しいジェシカ・アダムスさんが、昨年予測した記事をざっくりシェアすると、ジェシカさんは1987年ブラックマンデー、1903年のクラッシュ、1929年のウォール街大暴落のホロスコープをもとに「牡牛座が金融を表しているので、牡牛座に北ノードが入っている2022年~2023年にかけて金融危機が訪れる」と予測されていました。

ウォール街大暴落のホロスコープ(最初の兆候は1929年10月24日)を見ると、太陽は蠍座1度にあり、蠍座12度で南ノードと火星がぴったりとコンジャンクション。対極の牡牛座12度では、北ノードとカイロンがこれまたぴったりコンジャンクションでした。
そのとき、蠍座のルーラー冥王星は蟹座19度にあり、火星とトラインでした。
(月の位置は無視してください)

またジェシカさんは、「240 年以上前に見られなかったサイクルが 2023年3 月から6月に始まり、Elon Muskとウォール街 をトリガーします。」と言っておられました。今後のイーロン・マスク氏の動きが気になりますね。

金融占星術のメリマン氏も、2月末の記事で2008年のリーマンショックについて書かれており、最新の記事(無料版)ではシリコンバレーバンクについても書かれています。メリマン氏は今回のパニックは短命と見ておられるようです。
(金星と冥王星がタイトなスクエアになる3月16日~17日が山場な感じ)

現在、木星とカイロンがコンジャンクションしていることについて、メリマン氏は戦争の脅威があるかもと書いておられました。

水瓶座冥王星時代の予測

冥王星について詳しく書いた記事があったと思ったのですが、私の思い違いだったみたいです。下書きのままになっていました。

内容がすでに古いので要点だけ書きますと、冥王星が山羊座に入ったのが2008年1月27日でした。
山羊座冥王星時代がどんな感じになっていくのか(行ったか)を、冥王星イングレスに近い2008年2月7日の日本の日食図で見てみると、日本は9ハウス水瓶座17度で日食が起きていました。

9ハウスは、海外経済や貿易を表します。海外の経済が日本に影響するよと教えているような日食です。
7ハウス(外交)に、冥王星や外国人を表す木星が入っていたことも、それを表している感じですね。

2008年2月7日日食

長くなるので、山羊座冥王星時代の振り返りは別にしたいと思います。

次のホロスコープは、23日の冥王星が水瓶座入りのタイミングです。
これを水瓶座冥王星の日本の20年間を表していると仮定します。冥王星は、2043年3月9日まで水瓶座に滞在します。
冥王星は破壊と再生の星ですが、実際には最初の1,2年に衝撃的なことが起きると思われます。

アセンダントが蠍座ですので、ルーラーの冥王星が20年間の鍵を握っています。冥王星は、3ハウス(交通、通信、メディア、教育)に入っています。
3ハウスには国内旅行、商取引などの意味もあります。

また驚くほど、5ハウスと6ハウスに天体が集中してます。
天体が集中している4ハウス~6ハウスの部分(第2クアドラント)は、社会に出る前に準備をするような場所です。
日本は、世界に対して日本の見栄えを整えて行く感じです。

2023年3月23日冥王星が水瓶座入り


現時点での私の予測は、アセンダントが蠍座で、ディセンダントに天王星がコンジャンクションしていることから、「日本は変わった」と周囲の国が思うような変化をしそうです。いいか悪いかはおいといて。

5ハウスに太陽(国)、水星、木星、カイロン、海王星が入っています。5ハウスは、娯楽や芸術のほかに、投票や子どもの意味もあります。
6ハウスには月(国民)、金星、天王星、ベスタ、ジュノー、エリスが入っています。6ハウスは医療衛生、労働奉仕、軍事、食料などの意味があります。

ポジティブな見方をすれば、5ハウスの太陽と海王星は3ハウス冥王星とセキスタイルなので、映画や音楽、文芸などが隆盛する、日本の観光業が盛り上がると見ることができます。

また5ハウスの太陽、海王星、水星体は、8ハウス(税金や社会保障)の火星とスクエア。火星は5ハウス牡羊座のルーラーですので、5ハウスをサポートします。少子化に関係しているように感じます。

8ハウスは別名“死の部屋”なので、生命に関係している気がします。冥王星水瓶座時代の後半には、赤ちゃんはカプセルから生まれているかも。
私は、いずれ生命を売買するシステムになるように思うので反対ですが。
でも、これなら同性カップルも堂々と自分の子どもを持つことができますでしょ。

6ハウスは、労働環境の変化。月、金星が女性性を表しているため、女性に就労のチャンスが増えるようです。
また水瓶座冥王星とスクエアなので、テクノロジーが労働環境に影響します。今以上にAIが身近になるんでしょうね。

6ハウスに天王星も入っているので、同僚はAIやロボットになっているかも。バスやタクシーもAIドライバーとか、自動運転とか、ありえますね。
ネガティブな見方をすれば、AIなしでは仕事にならない。AIを使いこなせるようでなければ、AIに使われるようになるかもしれません。

また、軍事面は強化されていきます。6ハウスの月(国民)がそれを望んでいると見えます。ベスタが入っているので、徴兵制の可能性も。
4ハウス(国土、家庭)に土星が入り、8ハウス火星とトライン。火星は戦争の意味がありますので、ここも防衛の雰囲気です。
火星と冥王星はクインカンクスですが、火星と冥王星は親分子分なので、火星は冥王星の指示を受けています。火星が双子座の最終度数なので、危険度が増していますね。

災害については、1年毎の春分図で見たほうがいいと思いますが、4ハウスが水瓶座と魚座なので、大雨や洪水、逆に干ばつになるなど、水の問題がありそうな気がします。

世界が新生する

だいぶネガティブな予測になってしまいましたが、冥王星は怖し屋ですからね。冥王星をタロットで表すと「死神」のカードです。

でも、冥王星がサインを替えるときに起きることは本当は誰にもわからないようにも思います。すべてがひっくり返されることもありえます。
なにもかもひっくり返して、必要なものに作り直す。
死神のカードもよく見ると、土に還って行く遺体からは草木が芽吹き、遠くの山から陽が昇っていて、新しい始まりが表現されています。
自分の考え方や価値観が変わって行くことでもあると思います。それを変容(メタモルフォーゼ)というのでしょう。

世界も私たちも、否応なく変わって行く(変わらざるを得ない)20年間になると思います。見える世界は地獄か天国か、あなたの気持ち次第で変わります。理想の世界が実現することを信じて、楽しんで変容していけるといいですね。
今日はこのへんで。

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