見出し画像

2023年9月の星の動き

たった半日もエアコンなしで過ごせなかった8月、異常すぎるだろと思っていたら、東京都心は8月は31日連続で30度以上の真夏日だったそうです。

気象庁によると、統計を取り始めた1875(明治8)年以降、1カ月全てで真夏日を観測するのは初めてとのことでした。

気象庁~異常気象分析検討会の分析結果の概要~
8月前半は、亜熱帯ジェット気流の北偏が顕著だったことに加え、台風第6号と第7号に伴って南寄りの暖かく湿った空気が日本付近に流れ込み続け、それにフェーン現象の影響も加わり、日本海側を中心に記録的な高温となった。
 今夏の顕著な高温には、上記の要因に加え、持続的な温暖化傾向に伴う全球的な高温傾向の影響が加わったと考えられる。また、北日本の記録的な高温には、周辺海域での海水温の顕著な高温状態が影響した可能性もある。

全文はこちら

7月後半の顕著な高温をもたらした大規模な大気の流れに関する模式図

気象庁の9月の予報は、「厳しい残暑は秋になっても収まらず、全国的に平年より気温の高い状態が続く見込み」とのこと。
朝晩だけでも涼しくなってほしいものですね。



さて、もう1年の四分の三が過ぎたなんて信じたくない今日この頃ですが、9月の星の動きについて書いていきます。

旧暦9月を長月(ながつき)と呼んでいますが、現在では新暦9月の別名としても用いられています。長月の由来は、「夜長月(よながつき)」の略という説が最も有力だそうです。

英語の September は、ラテン語で「第7の」という意味の septem の語に由来しています。
年始から9番目の月なのに、第7とはこれ如何に?ですが、紀元前153年にローマ暦を改めた時に、それまで3月を年の始めとしていた慣例を1月に変更したにもかかわらず、名称を変えなかったせいと言われています。

1月2月は真冬のため、農耕も戦争も休みだったので暦は必要なかった・・・ということのようです。


9月の数秘“7”

9月は、2023年のエネルギーがストレートに反映されます。
年の初めの「2023年の星の動きと予測」の記事に書きましたが、2023年は地上のすべての人類に精神修養と内省を促されるような様々な出来事が起きると考えられます。

数秘術の祖と言われるピタゴラスは、7は物理的なもの (数字4 ) と精神的なもの (数字3 )の結合で構成されており、特に興味深いと考えていました。

タロットカードで表すと7は「戦車」。一桁にする前の16は「塔」のカードです。「戦車」は実際の戦争ではなく、精神的な勝利を意味しています。

『神託のタロット』の「戦車」は、男性的な力と攻撃性の象徴としてアレス(火星)が描かれ、それぞれの方向へ走り出そうとしている黒い馬と白い馬が、人の心の「善と悪」を象徴しています。

戦車のカードは、自分自身の競争心や攻撃性と対峙し、精神を調和させていくことを表しています。

このカードは、起承転結でいえば「承」に当たる夏至の日に出ていました。次の「転」に当たる秋分の数秘は3、タロットカードは身ごもっている女帝。自分の別の側面に光が当たります。秋分は新生のタイミングです。

星の動き

9月は、金星と水星の逆行が終了し、あらたに木星が逆行します。
1日現在では6天体が逆行しており、16日に水星が逆行終了すると5天体逆行になります。

1日と29日に海王星食が起きますが、南極大陸付近のため観測できません。
17日の火星食は、北アメリカ大陸がメインです。

4日金星逆行終了、木星逆行開始*数秘11(2)

金星は、7月23日から獅子座で逆行していました。
金星の逆行は、愛情や人間関係、経済状況を見直す機会になったと思います。10月7日ごろに逆行のシャドウを抜けます。
問題となっていたことが徐々に整理されていくでしょう。

同日、木星が牡牛座で逆行に転じます。
木星の逆行は、木星が社会天体であるため、個人天体の水星や金星の逆行よりはマイルドな影響になりますが、今回は不動宮の牡牛座で逆行するため、物事が亀のスピードになったと感じるかもしれません。

逆行は見直しをする期間なので、木星が牡牛座に入った5月17日以降に起きた印象的な事柄がプレイバックすることもありそうです。

5月というと広島サミットが思い浮かびます。
アメリカの銀行の経営破綻もちょっとした騒ぎでした。「2023年のアメリカ合衆国における銀行破綻

木星の逆行前後は投資には不向きと聞きましたが、逆張りする人もいるかもしれませんね。

牡牛座は財政や価値観をテーマにしているので、ポジティブな見方をすれば、逆行中はそれらを調整するのによい時期と言えます。


7日下弦の月(数秘5)、8日白露

8日は二十四節気の「白露」。
大気が冷えてきて露ができ始めるころを指しています。
現在広まっている定気法では、太陽黄経が165度のとき。秋分まであと2週間というところです。

7日下弦図

7日下弦は、ちょっと心配な配置があります。
太陽と月と冥王星でトールハンマーが形成されます。地震かな?台風かな?
前後一日は災害に注意してください。

15日新月*数秘4

月のピークに、乙女座の新月がやってきます。
秋分の前に、いろいろあった夏にサヨナラを言う準備をします。

新月は新しいことを始めるのによい時期ですが、太陽と月に調和する角度の天王星が驚きを連れてくるかもしれません。
新月は海王星とオポジションになっているので、潜在意識の働きが強そうです。直感に耳を傾けましょう。

乙女座の新月は、日常生活、仕事、健康に意識を向けさせます。

6ハウス(医療衛生)に天王星と木星が入って、金星とスクエアになっています。また💉関係かな。
夏の疲れも出る頃、睡眠をしっかり取り、季節の食べ物、地の物を食して、健やかにお過ごしください。

16日水星逆行終了*数秘5

8月24日から逆行していた水星が、順行に戻ります。
水星は年に3回から4回逆行しているので、のべ1年の半分は逆行しているようなものですが、水星が順行に戻ると滞っていた事が、順次パッパッと片付ていくのでほっとします。

前日が乙女座の新月で、水星も乙女座で順行に戻るため、乙女座の勤勉で、目標を達成しようとするエネルギーが一気に噴出する感じです。
太陽は1週間後には次の天秤座へ移動するので、乙女座の最後の1週間は、気合を入れて目標達成に向けて動いてみるのもいいと思います。

17日火星食*数秘6

天秤座13度で火星食が起きます。

占星術では月の掩蔽は扱わないので占星術のデータが少ないですが、火星食では、暴力事件、テロなどが起きやすい気がします。
日本では観測できないので、影響はほぼないと思います。

月と火星のラインがアメリカ大陸の中央を通っています。来年4月8日の日食の通り道と重なっているので気になるところです。

アメリカの火星食図

火星食のホロスコープは、月と火星がタイトに重なった時間を採用しました。
ちなみに日本は、1ハウスで火星食が起きます。

日本の火星食


23日秋分*数秘3

太陽が天秤座に入り、秋分になります。
暦の上では、夏よサヨナラ、秋よコンニチハですが、さすがに涼しくなっていてほしいですねぇ。

天秤座の季節は、他者との交流が盛んになり人脈が広がります。
ただ他者のニーズを優先してしまい、自分のことが疎かになりやすいので、バランスを取るのを忘れないでください。

春分図

秋分図として見た場合は、太陽が木星とセスキコードレート(135度)になっており、月も天王星とセスキコードレートになるため、完全な形ではないですがトールハンマーに近くなります。

トールハンマーが出来ると災害の被害が大きくなる印象です。3ハウス牡牛座に天王星と木星が入っているので、流通や輸送関係、国内経済に大打撃があるかも。

また8ハウス火星と1ハウス土星もセスキコードレート、7ハウス水星と12ハウス冥王星もセスキコードレートです。
外国経済の影響もありそうですし、某国との緊張関係も高まるかもしれません。詳しくはまた。

この日は上弦の月でもあり、新月で計画したこと、始めたことに問題点が見つかり微調整が必要になるかもしれません。
太陽は、新月後に土星とクインカンクスになっているので、現実に向き合うことに多いでしょう。 「 やるべき こと」が出ている感じです。

29日満月*数秘9

目がチカチカしてくる配置ですね(汗)

太陽は天秤座6度、月は牡羊座6度で向かい合います。
火星と南ノードがコンジャンクションして、冥王星との活動宮のTスクエアあり、ほかに金星、天王星、土星も緩いTスクエアを形成しています。
太陽、ベスタ、月のTスクエアもあり、3つのTスクエアが存在しています。ごっちゃり、という感じですね。

金星と水星がそれぞれに天王星とアスペクトし、突然の心変わりをもたらすかもしれません。
太陽が天秤座の季節は周囲に波を立てたくない気持ちが強く、妥協策を取りがちですが、自由になりたい、自立したいという気持ちが強まるかもしれません。自分自身を再認識するような満月になりそうです。

ざっくりですが、9月の星の動きはこんな感じです。

ホロスコープが月の後半に行くに従い、アスペクトが入り組んでいます。
まだ逆行している天体が多いのに、星同士の角度が増えるので刺激的な秋になりそうです。

新月満月、秋分図の星読みは、近くなりましたら別記事にしますね。

今日はこのへんで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?