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Astrology Forecast March 2023*3月の星の動き

3月は魔法のような時間と思うことがあります。
その理由は、魚座の守護星の海王星のエネルギーのせいかもしれませんし、色とりどりの花が咲き始める季節のせいかもしれません。
日本では桜が咲く季節でもあることが関係している気もします。日本列島を桜前線が北上し、次々に町が桜色に染まる様子はまるで魔法のようです。

3月のことをマーチ(March)といいますが、ローマ神話マルス(Mars)の月を意味しているとも言われます。
占星術ではマルスはマーズ、火星のことを指します。火星が支配するのは、牡羊座。牡羊座は、ホロスコープの起点(春分点)になります。

太陽がロマンチックムードの魚座を出て、牡羊座に入る春分、今年は21日になりますが、空の太陽と共に私たちの体内の太陽もその起点に立ちます。

2023年3月の数秘

2023年3月の数秘は1、一桁にする前は10。1は、始まりのエネルギー。
ネオピタゴラス派の哲学者ニコマコスは、1 は数ではなく、数の源であると断言しました。

何も書かれていない紙にあなたが小さな点を印したとき、それが1のエネルギーです。その後、どこにむかって、どんな線を引くのか、あるいは線を引かないのか、それはあなたの自由。1は自由と可能性があると言ってもいいですね。

タロットカードで表すと1は「魔術師」(錬金術師)のカード。絵の詳細は割愛しますが、魔術師はテーブルの上の道具を使って何かを創造するところです。右手に持っているバトン(ワンド=聖杖)は、21「世界」のカードにも描かれています。

一桁にする前の10は、タロットでは「運命の輪」。これも詳細は割愛しますが、中央のエゼキエルの輪はホロスコープにそっくりで、宇宙のサイクル、時の流れによる変化を表しています。

「運命の輪」と「魔術師」のカードから思うことは、大きな流れの中で私たちが、自分の世界、自分の居場所を新しく作っていくように思えてきます。
ただ、漫然としていてはそれが出来ない。魔術師が「さあ、創造をしよう!」という意図をしているように、私たち自身もそれぞれに「自分の理想の実現する」という意図をする必要があると思います。

3月の星の動き

3月は次々と天体がサインを移動します。
とくに印象的なのは、土星と冥王星のサイン替え。7日に土星が水瓶座から魚座へ。約3年ぶりの引っ越しです。冥王星は23日に山羊座から水瓶座へ。
こちらは約15年ぶりの国替えという感じです。

【上旬】

2日 金星と木星が大接近
3日 水星が魚座入り
前日に水星と土星がタイトにコンジャンクションします。度数は水瓶座29度24分。水瓶座の最終度数です。

サビアンシンボルは「アーダスの咲いている野原 」。あるいは「変態を成し遂げた人に明らかにされる、多くの個人の心が、ひとつになった意識の光の中に溶け込んでいく、超古代文化に根を持つ霊的な同胞団」という長い長いサビアンシンボルがあります。
これは意味的には同じです。アーダスの野原は、マリー・コレリという神秘家の小説に出てくる古代バビロンにあったとされる架空の場所、アーダスも想像上の花です。
このアーダスの野原は、私たちが生まれる前にいた場所であり、死んだ後に行く「魂の故郷」のようなところだそうです。

サビアンの意味は、「自分の魂(心)の声が、望む方向へ向かう」。ある意味、人間として生きていた時に抱えていたしがらみや慚愧からも解放され、まったくの自由を得る場所です。

次に水星と土星が会合するのは、1年後の2024年2月28日ごろ。それまで、このサビアンの意味を度々かみしめしながら、1年を過ごすことになります。

7日 乙女座の満月/ 土星が魚座入り
満月は、太陽は魚座、月は乙女座。度数は16度40分。
どのサイン(星座)も16度は対極のサインのエネルギーが流れ込み、一時的にショックやダメージを感じます。
月のサビアンシンボルは「火山の爆発」、太陽のサビアンシンボルは「復活祭のパレ―ド」。「自己発見する」などの意味があるサビアンです。
詳しくは別記事にします。

7日乙女座の満月

7日は、満月の約1時間後に、土星が魚座に移動します。星の配置とハウスは、満月図とほとんど変わりませんね。念のため、地震にご注意ください。

土星が水瓶座に入ったのが、忘れもしません。2020年12月。「風の時代」がプチブームになっていた感じがあります。
あの時から、世界は大きく変化しました。
土星が魚座に滞在するのは、2025年5月25日頃までです。

7日 土星が魚座へ

【中旬】

15日 下弦の月
17日 金星が牡牛座入り
19日 水星が牡羊座入り

【下旬】

21日 春分

21日 春分

西洋占星術では、1年の始まりとなる春分です。春分図は1年間の指針でもあります。アセンダントが牡羊座なので、ルーラーの火星が鍵になります。

太陽と月が12ハウスで並び、数時間後に新月になることが表されています。
魂の暗い夜という感じがします。

22日 牡羊座の新月

22日 牡羊座の新月

春分の翌日に起きる新月もまた重要な意味合いがありますが、牡羊座0度で起きる新月は私たちの運命をも左右しそうです。
サビアンシンボル「海から上がったばかりの女性を、アザラシが抱いている」は、新しい人生の始まりを示唆します。

23日 冥王星が水瓶座入り
春分、新月、冥王星のサイン替えと濃厚なエネルギーの3日間です。
新月図と比べても赤い線が目立ちます。かなり激しいエネルギーです。

冥王星は2008年1月に山羊座に入っており、約15年ぶりの移動になります。
10年ひと昔というように時代が変わり、誰も知らない新しい時代が築かれていくはずですが、そのために起きてくる大きな混乱は避けられません。
であればこそ、自分はどんな未来を作っていきたいのかを、しっかり意図することが大切です。

冥王星は、2043年3月9日まで水瓶座に滞在します。約20年間。冥王星のパワーは、滞在するサインの価値観観念を破壊、一掃する動きになるでしょう。
間違いなくAIが私たちの生活に密接になり、働き方はもちろん社会の在り方も変わって行くでしょう。詳しくはまた書きます。

23日冥王星水瓶座入り

23日は早朝に木星食が起きます。
24日 金星食(21時前後)

23日木星食
24日金星食

25日 火星が蟹座入り
2022年8月20日に双子座に入った火星が、ようやく蟹座へ抜けます。
しかし、喜んでばかりもいられない。
火星と蟹座の場所は相性がよくなく、また5月まではOOBのため暴走傾向になります。人間関係、とくに家庭や仲間とのトラブルが生じやすいです。

28日ごろ 水星と木星が大接近、月と火星が大接近
29日 上弦の月
31日ごろ 金星と天王星が大接近

以上、簡単ですが3月の星の動きでした。7日満月、21日春分、22日新月については別途、星読み記事をUPしますね。

運命の輪が動く3月

土星と冥王星のサイン替えは、自然災害への影響も考えられますのでご注意ください。
1995年1月7日の阪神淡路大震災は、冥王星が射手座に入った日でした。2011年3月11日の東日本大震災は、翌日に天王星が牡羊座に入りました。どちらの地震も人〇地震だったのではないかと言われていますが、占星術の観点では星の影響があったと言うことができます。

最後にタロット10の運命のカードに思いをはせてみると、中央に描かれた「エゼキエルの輪」は、時間の流れを表しています。
10は、ひとつの点であった1が見えない階段を上がった上の階層の1であることを意味します。
春は毎年訪れて四季はめぐり、移り変わる季節の中で、私たちは誰かと出会い、誰かを愛し、誰かを傷つけ、誰かと別れて行く。
その繰り返しの歳月は、私たちが知らないまま私たちを上の階層へと押し上げて来たのですが、今年の3月はそれを実感するのかもしれません。

恐れていては流されてしまうだけ。
叶えたい夢、望む未来へ運ばれるように意図をして、起きてくる事柄に誠実に向き合っていきましょう。



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