見出し画像

2023年8月2日“スタージョンムーン”水瓶座満月

7月28日に国連のグテーレス事務総長が苦々しい表情で「地球温暖化の時代は終わった。地球沸騰化の時代が到来した」と語ったせいなのか、ヨーロッパは気温が下がり始めました。

7月26日
7月29日

まるでコントのようです。グテーレスおじさんの面目つぶれそう。
まあ、おじさんも気象の専門家ではないし、言わされたんでしょうけれど。

地球沸騰時代(そんなもんあるかよ、と内心思っていますが)は、100年200年の人間の生産活動が直接的原因ではなく、以前の記事に書いたように海流の熱塩循環が影響しているのじゃないかしら?

血液循環がうまく行かないと体に不調が出るように、海流の循環が一カ所でも滞った場合は全体の流れがおかしくなるわけです。しかも、水が地球の端から端まで輸送されるには数千年かかるそうなのです。
北米大陸と南米大陸が今のようにつながる前は、海流の流れも違っていたはずですね。

熱塩循環の経路。青は深海流を表し、赤は表面流を表す

地球全体で見た場合、海流循環の変化は赤道付近から高緯度地方へ熱を運ぶ力を弱め、気温の低下をもたらし氷河期が到来します。

私も専門家ではないので、グテーレスおじさんと同じく誰かの受け売りですが(苦笑)


8月2日水瓶座満月について

さて、8月2日(日本時間)は満月になります。太陽は獅子座9度、月は水瓶座9度で向かい合います。
2週間前の蟹座新月、あるいは半年前の水瓶座新月の頃に始めたこと、計画したことが叶うタイミングです。

8月の満月をスタージョンムーンと呼びます。スタージョンとはチョウザメ(Sturgeon)のこと。この時期は、チョウザメ漁が最盛期だったことに由来しているそうです。
そういえば、スコットランドのスタージョン前首相の綴りもSturgeonでした。

情熱の太陽と冷静な月

太陽は自分が支配する獅子座に帰還し、持てる力を十分に発揮し、采配を振るっています。通常通りであれば、8月は暑くなります。さらに今夏、日本はエルニーニョの影響があります。

グテーレスおじさんの「地球が沸騰している」の主張のように暑い地域もあれば、中央ヨーロッパのように冷夏の兆しが出ている地域もあります。
太陽は太陽でのやり方で、情熱的に地球に影響を与えます。

獅子座は、生命を育む太陽の力の影響で創造のエネルギーを持っています。
獅子座生まれでなくても、この季節はクリエィティブなエネルギーが強まるので、自己表現や創作活動にも勢いがあります。
創作活動をしていない人も活力がある時期です。
夏は恋が盛り上がりますよね。でも、今夏は金星が逆行しているせいもあり、欲望だけが先走る感じで、性犯罪が多くなりそうす。

満月は、獅子座から一番遠い水瓶座の国に月が入った状態で、太陽と対峙します。でも、対決ではなく補完の関係です。

水瓶座は、天王星が支配し、土星が副支配しています。天王星が発見される前は、土星が水瓶座を支配していました。
水瓶座は、土星が冷え固めて作った境界線を、天王星が勢いよくぶっ壊していくエネルギーがあります。相反するふたつのエネルギーが混ざり合い、既成概念にとらわれないという性質が出来ました。

水瓶座の月は、未来に目を向けさせます。
何年先を「未来」と呼ぶのか、尺度は人によって違うように思いますが、今よりもどんな自分になっていたいのか、誰と一緒にいたいのか、そういう部分からイメージしてみるといいのではと思います。

楽観の木星

太陽と月は、牡牛座に入っている木星と繋がり、Tスクエアを形成します。
木星は、ローマ神話のジュピターの名前を持ち、成功と幸運をもたらす天体と言われます。木星は、ギリシャ神話ではゼウスです。

木星の度数は、牡牛座13度。ここらへんの度数は、牡牛座の一番パワーがある場所です。
牡牛座15度は、ブルズゲートと呼ばれます。ゼウスと牛は関りが深いので、木星にはちょうどいい場所かもしれません。
(木星は射手座の支配星、魚座の副支配星ですが)

そして木星は、乙女座に入っている火星(マルス)と調和して、楽観的で自信に満ちた振る舞いで満月と関わります。
木星は、なんでも増やしてしまうゼウスのようなエネルギーを持っているので、おそらく、いや間違いなく物事を過剰にしてしまうでしょう。

ここで注意しなければいけないのは、Tスクエアになっていることです。
Tスクエアは強い負荷になるので、この負荷を利用して大成功を納める場合もあれば、反対に失望して落ち込むこともあります。

制限する土星

乙女座5度の水星と魚座5度の土星が、タイトなオポジションになっています。水星にとって乙女座はもうひとつの支配国です。あと一つは双子座です。同じ水星なのに、双子座にいる時と乙女座にいる時とでは、水星の性質が少し変わります。

乙女座の水星は、状況を細かく分析しシステム作りをします。逆行以外は問題なく過ごしています。また水星は、年若い神メルクリウス(マーキュリー、ヘルメス)が代表します。

魚座にいる土星のほうは、フラストレーションを抱えています。
土星は山羊座の支配星で、境界線を作るのが得意なので、なんでも受け入れてしまう魚座国は居心地があまりよくありません。
土星は、サターン(農耕の神サトゥルヌス、クロノス)で表されます。

そんな水星と土星が向き合えば、土星は、水星がやろうとしていることに、とりあえず「待った」をかけるでしょう。
なんでも過剰にしてしまう木星とは真逆のエネルギーです。

現実社会に置き替えてみると、土星は、年長者、親や教師、または権威者(政府も含め)などを表します。土星オポジションでは、親や上司に自分の考えを理解してもらえなかったり、社会から批判されたり反対に遭う可能性があります。

自分の考えや計画に自信があれば尚の事、悲観的な気持ちになるかもしれませんが、裏を返せば土星はしっかりとした見通しを持つことを望んでいるだけなのです。ちゃんとやっていれば、土星は必ずご褒美をくれます。

私も今回、「土星のオポジションに当たっちまった」と思ったことがありました。満月の星読みを書いているとき、何か変だなぁと思ったら別の月の天体図を見て書いていたんです。
そのせいで記事のUPが遅れたんですが、土星が「ちょっと待て。ちゃんと確認しなさい」と止めてくれたんじゃないかと思います。

行動の火星と思考の水星

火星と水星はともに乙女座に入っていて、オーブは8度でコンジャンクションの範囲です。なので、火星も土星とはオポジションになります。
火星と土星の場合は、火星の行動力に土星がブレーキをかける感じです。

しかし、満月のときの火星は木星とトラインなので、土星の制限も火星にはほとんど効かない状態でしょう。
この火星(マルス)のリスクを恐れない行動力が、水星をサポートします。
衝突を回避するための忍耐と、良い潮時を待つ余裕と諦めない強い気持ちが必要です。

乙女座は、勤勉で奉仕精神に富んでいます。火星は牡羊座の支配星で、牡羊座と乙女座とはクインカンクスの角度になるので、相性がいいわけではないですが、乙女座にいるときの火星は真面目な働き者のエネルギーです。

頭(水星)で考えたことを具現化するには、行動(火星の力)が必要です。行動が伴わない計画は、絵に描いた餅と同じ。
土星の反対によって出遅れるかもしれませんが、しっかりした骨組みの計画を立てておきましょう。2週間後の新月、遅くても水星逆行が始まる23日までにスタート出来るといいですね。

サビアンシンボル*夢から覚める

ベースとなる水瓶座9度のサビアンシンボルは、「鷹に変化する旗 」。
獅子座9度は「ガラス吹き」。

旗が鷹に変化する意味は、例えば国旗はその国の印。誇り。
ときどき他国の国旗を、踏みつけたり燃やしているのを目にしますが、恐ろしいことをしているなぁと思います。

国旗に描かれた鷹は、その国のイメージシンボルです。
それが意志を持った本物の鷹のように羽ばたいているとしたら、イメージが現実世界で具現化するということだと思います。

私はこのサビアンシンボルを読むと、いつもハリーポッターの映画を思い出します。魔法世界のよう。今風に言うなら拡張現実でしょうか。

対するガラス職人は、火星座らしく火を使って熱したガラスを造形する。こちらはアナログですが、同じくイメージを具現化しています。

最初は形らしきものが無いドロドロの状態で、つまりイメージだけが先行している状態で、職人は命を吹き込む。
しかし、熟練していない時は何度も失敗します。失敗の繰り返しを経て、塩梅が身についてイメージ通りのものを成形できるようになるわけですよね。
私はガラス職人の仕事をテレビでしか見たことがないので、間違っているかもしれませんが、成形したものを冷やして固めることも重要な気がします。

メインシンボル水瓶座10度は 「一時的だと証明される人気 」。対極の獅子座は「早朝の露 」。
これは、どちらも「夢から覚める」(現実を見る)という意味があります。

「一時的だと証明される人気」は、たとえば芸能人やインフルエンサーが「面白い」「美味しい」と言うと、人はそれに注目し、我も我もと長蛇の列ができます。
でも人の心は移ろいやすいので、爆発的人気は一時的です。あんなに流行ったタピオカも高級食パンももう忘れられているでしょ。

芸能人やお笑い芸人も大ブレイクした人ほど、後の人気を継続するのが難しいですね。スキャンダルも出てきます。人気に踊らされることなく、冷静に俯瞰して次に必要になることを予測する力が必要です。
そして案の定人気が落ちたとしても、その人の本質が失われたわけではないので卑屈になったりしないでいい。自分の状況を受け入れて(夢から覚めて)、改めて自分の「旗」を掲げて歩めばいいのです。

私はこのサビアンでは、いつもお笑い芸人のヒロシさんを思い出します。
テレビのお笑い番組でヒロシさんを見ることは少なくなりましたが、ソロキャンプでご自分の世界を表現されていますね。

「早朝の露」は、夢の名残りの詩的な表現だと思いますが、わずかな時間ではかなく消えてしまう朝露を見られる機会はまれです。タイミングが合わなければ、二度と見ることができない人もいるかもしれません。
そのはかなさ美しさを人は永遠にとどめておきたくて、また誰かに伝えたくて写真を撮ったり、文章にしたためます。
それは、朝露のはかなさとは裏腹にポジティブで豊かなエネルギーです。

そして人知れずまた、朝露は生まれてきます。生まれては消える繰り返しは、人が見る夢のようであり、熱で溶かされて命を吹き込まれるガラス細工のようでもあると思います。露とガラス玉は見た目も似ていますね。

これらのサビアンシンボルのメッセージは、夢を具現化する行動力と、一過性で終わってしまう可能性の困難さ、情熱と冷静のバランス(押したり引いたり)、そして夢が壊れても再生させる努力を示唆していると思います。

否定的に思えますが、自分の夢(理想の自分)を叶えたいと真剣に願うなら、夢(現実逃避)から覚めて、実際に行動に移さないといけませんよね。
自分の現在の状態を自覚して、そのうえで夢を実現させるためにスキルを身に付けたり、チャレンジしたり。

私たちが心に思い描いていることを誰かに伝えたいと思う時、口に出したり、何かに書いたりします。頭の中にあることを外に出す。これが具現化の第一歩です。
でも、伝わらない、理解してもらえない、思っているのと違う受け取り方をされてしまうということもあります。
そんな時、諦めるのじゃなく、伝わるように表現の仕方を変えてみたり、時間をおいて改めてチャレンジする。そんな工夫をするといいですね。

文字で伝わらなくても映像で伝わることもあるし、実は千の言葉より行動のほうが伝わることもあります。

余談ですが、占い師をしていた時、「アイドル(芸能人)になれますか?」と訊いてきた若い女性がいました。話を聞いてみると、原宿に行けば芸能事務所からスカウトされるだろうと思って、度々(東北地方から)来ているのに、ナンパ以外に声をかけてもらえないという悩みでした。
さらに聞くと、歌やダンス、芝居のレッスンもしたことがないし、別にしなくてもいいと思っているらしく・・・確かに整った顔立ちの子でしたが、顔だけでスカウトされても芸能界では続かないよ、という話を、占いついでに話したことがあります。

何のために「自分は芸能人になりたいのか」、という自己分析が出来ていない時点で、まだ夢の中・・・

夢を叶えるためには夢から覚めること。多くの人にあてはまるメッセージと思います。

数秘は8

2023年8月2日の数秘は8、一桁にする前は17。
8は循環するパワフルなエネルギーです。冒頭で海流のことを書きましたが、身体の中の血液も循環しています。循環が止まったら大変な障害が生じますよね。

タロットカードで表すと8は「力」(あるいは正義)。17は「星」です。
星については最近書いた気がするので、ここでは「力」について書きます。

よく見るタロットの「力」には、イシスと思われる女性がライオンを手なずけている絵が描かれていますが、『神託のタロット』ではライオンと戦うヘラクレスが描かれています。

ネメアーの獅子
ヘラクレスの最初の難行は、ネメアーの獅子を殺して毛皮を持ち帰る事だった。ヘラクレスはまず、獅子を矢で撃ったが厚い毛皮に矢は跳ね返され、剣を振るったが剣のほうが曲がってしまった。次いで棍棒で殴ったが、棍棒も粉々になり、獅子の毛皮には傷一つつかなかった。
それで、ヘラクレスは素手で獅子に戦いを挑み、指を嚙みちぎられながらも3日間獅子の首を締め上げて殺した。
その後ヘラクレスは、強固な獅子の皮を(獅子の爪を使って)裂いて、それを自分の鎧にし、獅子の頭部は兜にした。

のちにネメアーの獅子はゼウスによって空に上げられ、「獅子座」になったと言われている。

タロットカードに出てくる動物は、人間の本能を意味します。ライオンは「百獣の王」とも言われるように手ごわい、人間のエゴの核心を表しているのでしょう。
ヘラクレスのライオン退治は、自分の内面(エゴ)との戦いを表しています。それは、避けられない戦いであることも意味しています。

ヘラクレスとライオンは、私たちの別の側面を表してもいます。
自尊心と尊厳を保つことはとても大切です。だがそれが過剰になると、おかしなプライドや傲慢さになります。
ヘラクレスは身を護る鎧としてライオンの毛皮を身にまといましたが、「トラの衣を着るなんとか」のように自分を強く見せたい人間のエゴの表れを暗喩しているようにも思います。

「力」のカードが示しているのは、肥大したエゴを強い精神力で(殺すのではなく)鎮めること。ヘラクレスのように勇気と力を持っても、時間がかかります。なぜならエゴは私たち自身だから。
でも達成したとき、私は本当の強さを誇りを手に入れることが出来ます。

また「負けるが勝ち」という言葉もあるように、負けているように見えて、長い目で見れば勝利していることもあります。つまり焦らず腰を落ち着けてじっくり取り組むべきことなんですね。

ニュースな人

獅子座生まれの岸田首相は、この夏を忙しく有意義に過ごそうとしているようですね。
岸田首相が米国訪問へ、8月18日に日米韓首脳会談=官房長官 | ロイター (reuters.com)

岸田首相のトランシット(8月2日)

ネイタルの獅子座火星(23度)にトランシットの冥王星がクインカンクスで野心的になっている感じです。
トランシット土星は、ネイタルの太陽、天王星にこれまたクインカンクスで、世間の評価は厳しいですが・・・
ネイタル海王星にサウスノードが重なっているので、懐柔されている感じ(誰に?)

下の図は、今話題の木原誠二官房副長官のホロスコープです。

木原官房副長官のトランシット(8月2日)

出生時間がわからないので月の位置が不正確ですが、雰囲気的には獅子座の月っぽいですね。トランシットの獅子座太陽とで個人新月かもしれません。

詳しくは割愛しますがトランシットを表示(外円)すると、「あ~こりゃ、過去のほころびが取り沙汰されるわけね~」という配置です。

木原誠二官房副長官 妻の前夫「怪死」事件…再捜査を求める遺族の涙と“陰の総理”への不信感(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース

しかし、双子座の政治家って信用されにくい。
双子座が言うことは、真剣に聴いてもらえないことが多いです。私も双子座なのでわかる(苦笑)

満月図(日本)

太陽は獅子座、月は水瓶座の場所で満月になります。

日本は1ハウス7ハウスの満月なので、個人は人間関係の見直し、再構築がありそうです。結婚、離婚や組織の結成や解散。国としては外交面での結果が出るでしょう。

10ハウスの木星が頂点のTスクエアが形成され、木星が増幅装置になり物事を拡大しそうです。これまでの仕事の成果や報酬ということも表している感じがします。ただ経済は活発なわりには、実入りは少なそうです。

金星逆行ピーク(8月9日~8月22日)

満月の時は、金星は2ハウスで、9ハウスの海王星とクインカンクスになっています。2ハウスは国内経済、9ハウスは外国や宗教、海外御旅行や貿易も入ると思います。

クインカンクスなので、やりにくさはあるもののやってしまえ~という感じですかね。
たとえばインバウンド。たくさんの外国人旅行客が来ているそうですね。
そんな日本人気の中で、外国人旅行客によるトラブルも発生しています。

ついでに富士登山やめて | ロイター (reuters.com)

スラムダンクの「聖地」に中国人が殺到する理由 訪日観光客、「究極のコト消費」が主流に | 最新の週刊東洋経済 | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)

最近、よく聞くようになったオーバーツーリズムも関係していそうですね。
「せっかく日本に来たんだから、日本でしかできないことをやり尽くしたい」という気持ちになるのは、ある意味仕方ないことですが。

また金星は、同じ2ハウスに入っている乙女座の水星とともに8ハウス(税金、証券)土星とオポジションの範囲になっているので、各家庭のお財布事情にも影響を感じます。

米国債を格下げ、最上位「トリプルA」から1段階下に…財務長官は「恣意的」と反論声明 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)
住宅ローンの固定金利、メガバンク3行が引き上げ 今後さらに上昇か (msn.com)

金星逆行中は、欲望が過剰に働きます。
海王星がクインカンクスになっているので、飲み過ぎ食べ過ぎ買い過ぎはまだいいほうで、アルコールやオクスリ依存(オーバードーズ)になる人もいるかもしれません。
11ハウス牡牛座の天王星、恒星アルゴルとスクエアになっており、強盗事件や猟奇事件が増える可能性もありそうです。

人間関係の見直しが起きる中で、愛憎問題、離婚によるトラブルも起きるでしょう。わかりやすいのが芸能人のスキャンダルですね。
満月の日に何もなくても、8月中には何かあるかもしれません。

火星、水星と土星のオポジション

水星は2ハウス、火星は3ハウス(流通、通信など)、土星は8ハウスに入っています。

水星は3ハウスのルーラーでもあるので、流通や通信で障害が起きやすい感じです。時期的に台風の影響で、交通網が遮断され流通に遅れが生じるとか落雷による停電が考えられます。
また3ハウスは移動も表すので、台風などの影響で旅行に行けなくなる、延期になるということかも。

先日、広島空港で、台北発のチャイナエアライン機がシステム異常を訴えて、着陸前に消防に出動要請をしたというニュースがありましたが、あのときも水星と土星のオポジションが影響していたように思いました。

2023年7月31日20時30分

冥王星、ノード、火星のトールハンマー

ちょっと怖いなと思っているのが、山羊座を逆行中の冥王星の存在です。
満月図では冥王星は7ハウスに入っており、牡羊座28度の北ノード、天秤座28度の南ノードとTスクエアを形成しています。
ノードが関わると多くの人に影響があります。

また、冥王星と北ノードは、乙女座の火星を頂点にしたトールハンマーを形成しています。トールハンマーは神の拳という意味で、災害などに反映されるケースが多い気がします。

北ノードと冥王星と火星のトールハンマー

今回、4ハウスには小惑星セレス以外に主要天体が入っていないので、災害は起きないんじゃないかと思っていたんですが、台風の影響か、あるいは火山噴火などがあるかもしれません。
上に書いたように火星は、流通や通信、移動の3ハウスなので、それらに大きな影響が出そうです。

中国のホロスコープは作っていませんが、今回の北京の大洪水もトールハンマーの影響が過分にある気がします。

北京の豪雨災害で12万7000人が避難―中国 (msn.com)
北京で豪雨、132年ぶりに記録を更新 (msn.com)

冥王星が7ハウスに入っているので、外国発の何か(ミサイル?爆弾?生物〇器?サイバーアタック?)が影響するのかもしれないと頭をよぎったりもしました。

フラットでいよう

余談ですが、先日、海外の占星術師さんが興味深いことをツイートされていました。
2006年に冥王星が太陽系の惑星から準惑星に降格になったのは、不和の女神エリス(準惑星)発見されたからだと私も聞いたことがありました。
その占星術師さんが言うには、現在はそのエリスが2005年に発見されて以後のノードリターンということでした。

tweetされていたホロスコープをお借りしました。

いま、冥王星がノードとTスクエアになっているのが因縁ぽい感じで、私的には興味深いです。

さて、今回の満月をまとめますと、創造のエネルギーである太陽が、私たちにクリエイティブな力を与えていますが、木星の煽りや土星の干渉があり、忙しくなったり停滞したり。気分も上がったり下がったりします。
トランスサタニアン天体も抜け目なく働き、天候にも影響を与えています。

金星は逆行中のため、ワガママ放題。
頼りになるのは、土星に睨まれながらも自分のペースを保とうとさせる乙女座の水星と火星です。乙女座は、地に足をつけていて、思ったことを具現化できる力になります。

満月の影響は約2週間強く働きますので、この水星と火星を使って、衝動的にならないようにフラットな精神状態を保つようにしましょう。
予想もつかない制限が出てくるかもしれませんが、焦らず腐らず、自分のやるべきことを黙々とやるのがいいと思います。
小さなことでも夢の実現に必ず繋がります。
満月からのメッセージの「夢を実現するために夢から覚める」ということも忘れないでくださいね。

いつものように長くなってしまいましたので、今日はこのへんで。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?