見出し画像

アメリカのプルートリターン(冥王星回帰)

冥王星について

冥王星の公転周期は、約248年。冥王星が発見されたのが1930年です。
発見されてからはまだ100年も経っていないですが、アメリカは建国(1776年7月4日)以来の冥王星回帰を迎えています。

冥王星は、アメリカの天文学者クライド・トンボーによって、1930年2月18日に発見されました。
当時、トンボ―はローウェル天文台に勤務していました。ローウェル天文台を作った天文学者パーシヴァル・ローウェルは、生前すでに惑星Xとして冥王星の存在を予測していたと言われます。トンボ―はその予想にしたがって観測をしたため、冥王星を発見するに至りました。

冥王星plutoの名づけは、当時、イギリスに住んでいた11歳の少女ヴァニーシア・キャサリン・ダグラス・フェア (旧姓 バーニー)に提案されました。
1930年3月14日、彼女の祖父のファルコナー・マダンは新たな惑星が発見されたというニュースを読み、そのことをヴァニーシアに伝えると、彼女は名前としてPluto(プルートー、ローマ神話において自らの姿を消すことができる、冥界を司る神)を提案したそうです。
祖父ファルコナーはこの提案を天文学者のハーバート・ターナーに送り、ハーバートはローウェル天文台にいる彼の同僚に知らせました。
トンボーは、冥王星の存在を予言したパーシヴァル・ローウェルのイニシャル (P. L) で始まるこの名前をいたく気に入り、1930年5月1日、この新しい天体の名称としてPlutoという名称が正式に採用されました。

アメリカのネイタルチャートの冥王星

アメリカ建国の1776年7月4日、空の冥王星は発見されておらず、その姿を隠していましたが、後世になって西洋占星術のホロスコープにその姿を現します。

アメリカ建国のホロスコープは、事情があり数多くつくられていますが、一般的に引用されているのがNation:USA No.1と呼ばれるチャートです。

画像1

1776年7月4日、冥王星は山羊座27度33分の位置にありました。
そしてまもなく、同じ位置に空の冥王星がやってきます。
(この記事を書いている時点では、山羊座27度27分です)

冥王星回帰(プルートリターン)とは

冥王星回帰は土星回帰と同じ概念です。
土星回帰は、27〜30年ごとに、土星が出生図の土星の位置に重なることを言います。人によっては人生で3回発生するケースもあります。

しかし、冥王星回帰は約248年に1回しか発生しないため、現在の人の寿命では絶対に起こりません。誰も、自分の冥王星回帰を経験することはできないのです。
ただし、国、企業(老舗)などでは発生する可能性があります。その非常に珍しいイベントが、アメリカで起きています。

冥王星回帰は、アメリカのチャートの上で起きますが、それはアメリカのみならず、集合意識を通じて全世界に影響を与えると思います。
冥王星は世代を超えた惑星と考えられているので、影響としては全体に同じ兆候が表されるでしょう。

冥王星回帰でどんなことが起きるか

予測は大変難しいところですが、冥王星が「再生と破壊の星」、「死と再生の星」と言われているように、想像をはるかに超えるような事柄や国体や社会システムが根底から覆されるようなことが起きるでしょう。
いえ、もうすでに起きています。

冥王星は2008年11月に山羊座の場所に入りました。
その頃に起きたことを、日本ではリーマン・ショックと呼んでいます。アメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが、2008年9月15日に経営破綻したことがきっかけになり、世界規模の金融危機になりました。
今から思うと、これは冥王星の先制パンチだったんでしょうね。


アメリカのチャートを見ると、山羊座冥王星は2ハウスにいます。2ハウスは経済を表す場所です。
冥王星のサイクルで考えてみると、冥王星のハーフリターン(つまり180度反対側の蟹座27度)したのは、1930年代です。
この時も大恐慌がアメリカから始まり、世界的に発展しています。
日本では、昭和恐慌が起きました。

そして、この年代で忘れてはいけないのはヒトラー率いるナチスが勢力を強めていたことです。


アメリカよりも歴史が古いイギリスは、現在までに3回、冥王星回帰を経験しています。1回目は1311年から1315年、2回目は1555年から1562年、3回目は1801年から1810年の間だそうです。
1回目は大飢饉。2回目はエリザベス1世の統治の時代、この時代はイギリスにおける黄金時代でもありました。3回目は産業革命が起こった年代です。そしてヨーロッパにおいて覇権争いが激しかった年代です。

占星術師のレイ・グラス氏は、このイギリスの冥王星回帰がアメリカの冥王星回帰の理解になると言っていました。見過ごしてはいけないのが、エリザベス1世統治の黄金時代の明るい面に隠れていた暗い面(奴隷貿易)だと。3回目の冥王星回帰で、奴隷制度が廃止されています。

アメリカへの影響

地球に気候変動による大雨や洪水などの災害が多発しているのも、山羊座に冥王星が入っている影響だと言われています。
また、多くの占星術師が、冥王星回帰は単に破壊だけでなく、破壊したあとに必ず再生があることを約束していると言っているのに救われる思いがします。

アメリカに起きることの予測は、次の記事で書きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?