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10/9冥王星逆行終了Pluto end retrograde.

4月30日から逆行していた冥王星が、10月9日に逆行終了します。
冥王星の動きはゆっくりで、1年に数度しか進まないため、逆行もゆっくりです。惑星の逆行は、地球から見て後方に移動しているように見えることを言いますが、水星の逆行と比較すると冥王星は全くそうは見えず、逆行の影響も水星のようにストレートに感じられません。
でも、私たちの潜在意識は、冥王星逆行の影響を受け取っています。

占星術では、冥王星は破壊と再生の星であり、蠍座の守護星です。
タロットカードで表すと、13「死神」が対応します。

死神のカードは、見るも怖い絵のものが多いですが、ウエイト版の死神はあまり怖くありません。
白い馬は、死神が神の使者であることを表しているそうです。この死神は、ギリシャ神話の冥界の王ハデスと同一人物かなと思います。
絵の解釈をすると長くなるので飛ばしますが、横たわる死体から新しい植物が芽吹いている様子は、「死は(別の形の)再生」という意味があるのでしょう。

冥王星逆行の始まり

冥王星は、4月30日に山羊座28度の位置から逆行を始め、10月9日に山羊座26度の位置で終了します。山羊座26度は、今年の1月6日頃の位置です。
天体の逆行は見直しなので、今年が始まってからのことを冥王星は見直していたということでしょう。
冥王星が逆行を始めた28度に戻るのは、2023年1月28日頃です。

余談ですが、1月6日は、アメリカ人にとっては特別な日付となっているようで、「あの1月6日」という表現をされる占星術師さんが多いようです。(2021 United States Capitol attack.)
アメリカは中間選挙を迎え、再びトラ氏批判が激しくなっていますね。

冥王星が逆行開始した4月30日は、水星が双子座に移動した日でもあり、翌日5月1日は部分日食でした。
その日の朝のブログには、私はこんなことを書いていました。

冥王星が逆行すると、過去の見直しや蒸し返しなどが起きて来ます。
社会的な事柄がメインになるので、私たちに関係ないことのように見えるんですが、あとからジワジワ来る感じです。
もともと冥王星には暴く力があるんですが、同じように暴く力がある日食もありますので、ダブルで作用しそうですね。

このころ、日本のメディアを賑わしていたのは、ロ**侵攻と知床の観光船沈没(4月23日に起きた事故)のニュースだったと記憶しています。
また、ちょうど30日は、三井住友銀行で大規模なシステム障害が発生していました。

4/30逆行時のホロスコープ

ホロスコープを見ると、日本は左半球に天体が偏っており、世界に対してまだ開店準備中という感じです。
第一次岸田内閣は、2021年10月4日に発足し、第ニ次岸田内閣は同年11月10日に発足しています。同年11月2日、岸田首相は、イギリス・グラスゴーで開催されたCOP26に出席していますが、「岸田って誰?」という欧米メディアの反応を見ても、新首相の影の薄さが際立った感じでした。

そういえば、10月4日で岸田内閣は1周年ですね。

キッシーは、4年半の外務大臣の経験もあるのに、なぜ認知度が低かったのだろう?
でも、私もキッシーのことは全く知らんかったに等しいけど。

冥王星は10ハウス(政府の部屋)で逆行を始めました。1ハウス(国民の部屋)にいる月とはスクエアです。
2ハウス(経済)の水星とはトラインで、12ハウス(隠れされた部屋)の金星、木星、海王星とでミニトラインを形成しています。

水星は、このときは順行していますが、5月10日に逆行開始していますので、4月30日時点ではプレシャドウ期間。すでに動きが悪い状態でした。

岸田首相は、2022年5月5日にイギリスロンドンシティを訪れた際、自身が元銀行員で戦後初の金融業界出身であったことから「最近の総理大臣の中では、最も経済や金融の実態に精通している」と自負し、日本への投資を訴えた。
この時「安心して日本に投資をしてほしい。インベスト・イン・キシダ(岸田に投資を)です」と述べ、安倍晋三の「バイ・マイ・アベノミクス(アベノミクスは買いだ)」のオマージュとの声もあったが、過去に金融所得課税に触れていたことから市場関係者からは「インベスト・イン・キシダです」ではなく「インベスト・イン・キシダ・DEATH(岸田に投資したら死ぬ)だ」などと揶揄された。

wikiより

水星と冥王星のアスペクトは、ポジティブに使えば、物事を深く掘り下げるエネルギーなんですが、私は面白がって「陰謀アスペクト」と呼んでいます。たぶん、日本で私ぐらいかもしれません(大汗)。陰謀のアスペクトなんて言ってるのは。
今年の春夏は、特にグローバリストの陰謀が活躍していたように思います。

冥王星は、権力と支配を意味します。土星の権威よりも大きな、ダークサイドのイメージ。ラスボス的。
個人的には、トランシットのホロスコープで冥王星が天頂にくると、社会が荒れる印象を持っています。

5/1日食の影響

すでに日食の影響が強く出ていたと思います。日食の影響は、早ければ数か月前から兆候が出始めます。

日食はパンドラの箱が開けられるような、秘密を暴く作用があります。
古代では、日食は王の死や国の滅亡を暗示しましたが、現代ではスキャンダルが噴出し地位や名誉が損なわれるとか、失職するなどの影響があります。また、隠れていたものが出てくるので、遺跡の発見や才能が顕現するという作用もあります。

5月1日は、日本は12ハウス牡牛座10度で日食が起きました。
日食のホロスコープでも、冥王星は天頂(9ハウスでMCとコンジャンクション)の位置にあり、嫌な予感がありました。
その日のブログから一部引用しますと、

それが12ハウスという秘密の場所で起きているため、あまり気が付きにくいでしょう。気がついたら、あらっ?いつのまにそんなことになったん?という感じです。
アイドルが、しばらくテレビから姿を消しているあいだに、結婚していて子供も生まれていたようなのに似ているかな。
つまり、そんな風に水面下ではいろいろなことが計画実行されているわけですね。
(中略)
今回の新月は、日本にとって運命のスタートでもあると思います。
そして日食はリセットでもあります。リセット&スタートという感じです。

https://ameblo.jp/kinadream/entry-12740232410.html

5月1日の日食は、牡牛座5度~15度付近に、太陽や月を持っている人(ざっくり言うと牡牛座の前半に生まれた人)や、同じ不動宮の獅子座、蠍座、水瓶座に個人天体がある人が影響を受けやすかったですが、7月に亡くなった安倍元首相は蠍座12度に金星を持っていました。
また昭恵夫人は、ネイタルでグランドクロスを持っているので、いちばん影響を受けています。岸田首相も、太陽が獅子座5度、天王星が獅子座7度にあるので、この日食の影響を少なからず受けていたでしょう。

あらためて、冥王星逆行図を見ると、10ハウス(政府の部屋)の冥王星は、政権の破壊を意味し、国民の月とのスクエアは、国民が政府に対して不信感を募らせることを予言しているように見えますね。

キッシ―はずっと首相になりたかった人でしたが、タイミングが悪かったというかなんというか。首相の器ではかった・・・ということかも。
いやいや、これから名誉挽回する可能性もあるかもしれません。
キッシ―は太陽と天王星がコンジャンクションしている改革者のはずなので、むしろ、現在の腐敗した政治をぶっ壊すのがお役目なのかも。

日食図が安倍元首相の暗殺を示していたかは、微妙なところですが、太陽が12ハウスに入っているので、太陽(国のリーダー)が隠れる・・・つまり亡くなると読めなくもないです。

10/9日逆行終了のホロスコープ

冥王星は、3ハウスで逆行終了します。
逆行開始時にトラインだった水星と再びトライン。ミニトラインだった木星、海王星とも調和の角度で、水星と海王星のオポジションを調停しています。天王星ともゆるく調和しています。
そしてこの日、月と木星がコンジャンクション。翌10日は満月という、ダイナミックなエネルギーです。

水星と海王星のオポジションについては、10月の星の動きの記事にも書きましたが、気をつけないと幻想の世界に引き込まれてしまいます。
それを冥王星が調停・・・陰謀冴えわたるんじゃないか?と思います(苦笑)

まだ乙女座にいる水星と牡羊座の木星(逆行中)は、7日ぐらいからオポジションを取り始めます。~16日ぐらいまで。
水星と木星のアスペクトは、なんでも増やす性質の木星が、水星が管轄する思考を拡大し、言語を誇張します。大言壮語、いわゆるビッグマウスですね。器ばかり大きく「実」は少ない感じです。
デマを吹聴する人と関わってしまわないように、お気をつけて。

翌日の満月では、太陽と月と冥王星がTスクエアになります。
日本はちょっと怖い配置です。太陽がアセンダントに重なり、月がディセントに重なり、冥王星が4ハウス。形としては下向きの三角。
前後数日、地震や災害にご注意ください。

エネルギーに溢れた満月です。時間は午前5時54分。
月は牡羊座16度で、小惑星カイロンとコンジャンクション。太陽は、天秤座16度で金星とコンジャンクション。
許しと癒し。この許しと癒しは、忘れていたかもしれない心の傷を疼かせるかもしれません。
不安感はあるものの可能性が開くイメージです。

冥王星逆行中に影響について社会メインで書きましたが、個人が影響を感じるのはこれからという感じでしょうね。
冥王星の動きがゆっくりだったため、気がついたらすっかり変わっていたという感じかも。

まとめ

冥王星は0か100か。死神のカードを見ても、容赦なく徹底的に行われることがわかりますし、それはボアズ(神の峻厳)の表れでもあります。
破壊のあとには新しい土台が建てられます。そのためには、まったくの更地にする必要があります。冥王ハデスは、逆行の間、その計画の見直しをしていたのかもしれません。
逆行終了は、Goサイン。これから世界は、ますます混沌としていくでしょう。

冥王星は、来年も逆行します。
2023年3月に水瓶座に移動し、2023年5月1日~10月10日まで逆行します。
そのとき、再び山羊座に戻りますが(水瓶座00度21分~山羊座27度53分)、山羊座での正式な活動はこれで最後です。
最後の数か月、山羊座(土星の権威)の破壊の総仕上げに入るでしょう。

土星の権威は、国家です。いま、世界で起きていることは、古い権威の崩壊。エリザベス女王の崩御はそれを象徴していると思います。
ロ**潰しにやっきになっている米国も、冥王星回帰という大局面の中で、黙示録の海の獣のような断末魔の声を上げているように見えます。

ある人達のアジェンダと黙示録の類似点、それを後押しするような宇宙の力は、偶然ではないでしょう。長い月日をかけて、彼らは聖書と占星術を研究し、タイミングを見計らっていたのでしょうね。

もういちど死神のカードを見ると、彼方には太陽が昇り、新しい始まりを示唆しています。僧侶は両手のひらを見せ神へのサレンダーを表明し、少女は自分から首を差し出しています。彼らは、ヤキン(神の慈悲)の表れである再生を信じているのです。

大国ですら変化変容しなければならないエネルギーに、立ち向かう力は私たち個人にはありません。グローバリストの計画を全力ではねのけることが出来たとしても、宇宙の力の前には降伏するしかない。
死神のカードの少女のように、運命に身をゆだねるしかありません。

しかし、私たちは個々の生活の中で、権力に支配されていた過去を手放し、トラウマを癒し、自立の道を歩んでいけばいいと思います。自分の底力、ひとりひとりに備わっている霊性を信じましょう。
そのためにも幻想から目覚めて、地に足をつけてください。まずは、あなたが長い間、持っていた価値観と信念の見直しを。

2023年に冥王星が水瓶座に入り、2025年に天王星が双子座へ、2026年は海王星が牡羊座へ。
誰の想像も及ばない(グローバリストも想像していなかったかもしれない)世界になっているのかもしれません。
フォースと共にあらんことを。


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