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Mars,Uranus, North Node Conjunction in Taurus(2022年8月2日)

8月1日に、牡牛座18度で天王星、北(N)ノードがコンジャンクションになりました。翌2日には、火星と天王星がぴったり重なり、トリプルコンジャンクションが起きました。
今日は、そのことについて書いてみます。

宇宙にはたくさんの星があり、その星たちが発しているエネルギーが干渉し合って宇宙のバランスが保たれています。
占星術では、太陽を含む10個の天体をメインに扱いますが、その10個の天体同士の会合周期も大変興味深く思います。

火星と天王星の会合周期は、約18か月のサイクルです。
戦士のエネルギーの火星と、革命のエネルギーの天王星の組み合わせは、過激なエネルギーを生み出しますが、ノード(月の交点)が加わることにより、さらにエネルギーが増幅されます。
またノードが加わるということは、多くの人に影響を与えるということですので、人類の目覚めを促進する作用もあると思います。

前回、天王星とNノードがコンジャンクションしたのは、2007年3月、魚座15度の場所でした。
2007年を象徴する漢字が「偽」だったことから察せられるように、日本では食品表示偽装や年金記録問題、保険会社による約54億円の保険金未払い、テレビ番組の捏造などが発覚した年でした。
地震、大雪、雪崩、大雨など自然災害のほか、薬品のトラブルや大麻の取り締まりなど、海王星の司るテーマが多く目に付きました。2007年の日本

天王星とS(南)ノードがコンジャンクションしたのは、2014年年末~2015年1月頃。牡羊座の場所でした。
牡羊座は戦士のエネルギーですのでネガティブに作用した場合、下記に引用したテロが際立ったという話は頷けます。
ちなみに2015年の漢字は「安」・・・社会や生活に対する不安の増大により、人々が安心を求めたことから選ばれたそうです。

テロ攻撃、災害、国際的な政治不信「負の2015年」
2015年は、政治面では過激派イスラム組織ISILによる日本人殺害を含む各地でのテロリズム事件に代表される地政学リスクが際立ち、これに伴い中東方面からヨーロッパへ流入した難民問題が顕在化した。環境面では、世界各地で極端なエルニーニョ現象などによる異常気象が見られ、2015年は世界の平均気温が過去最高を記録する年となった。COP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)で2020年以降の地球温暖化対策の国際枠組み『パリ協定』が採択された。アジアではMERSコロナウイルスが大韓民国で感染拡大・流行、インドネシアによる大規模なヘイズ問題、東南アジア地域でのデング熱流行などの人災も含めた災害が見られた。

2015年の日本

2022年8月火星天王星Nノードのトリプルコンジャンクション

2022年は、牡牛座18度で火星天王星Nノードのコンジャンクションが起きました。
前回、牡牛座で火星天王星Nノードがコンジャンクションしたのは、1855年3月だったそうです。つまり、現在生きている人は、誰も経験したことがないエネルギーなわけです。
さすがに年代が古いため、wikiの「1855年」のページには情報がほとんどなかったですが、第一次産業革命の終わり、第二次産業革命に移行していくはざまの頃です。

火星と天王星の組み合わせには、ショック療法のような激しさがあるように思います。
どのようなことが起きるか予測することは大変難しいですが、すぐに思い浮かぶのは異常気象です。
7月に入ってからヨーロッパやアメリカでは、熱波の影響による森林火災のニュースが出ていましたが、8月に入ると韓国はじめアジアやメキシコなどで大洪水が起きている反面、ヨーロッパは熱波の影響で大変な干ばつが起きています。

そして、つい2日ほど前にはイギリスで洪水のニュースが聞かれました。
日本もある日は酷暑、ある日は大雨。局地的な豪雨による土砂崩れ、インフラの損傷、家屋の倒壊、農作物被害が懸念されます。
牡牛座は地球を表す星座とも言われ、地上の自然だけでなく、地球内部の変化にも天王星が影響を与えています。
また異常気象だけでなく、地震、停電などのエネルギーダウン、爆発やテロ(サイバーテロ)、紛争(戦争)の可能性も強まっていると思います。

牡牛座は物質のサインですので、金融や資産にも関わりがあり、銀行、通貨に変化があるかもしれません。資産ということでは、不動産(土地、建物、家屋)も関わってきます。会社の倒産やリストラなども起きそうです。

私たちの肉体、精神も牡牛座の管轄です。
火星天王星のコンビは、ショックや怒り、悲しみを与えるかも知れません。
健康自慢だった人が急に病気で倒れたり、体の不調を回復するのに時間がかかったり、それによって、計画がとん挫するとか夢を諦めるということもあるかもしれません。
それらは、ペースを落としなさい、生活習慣を見直しなさいという体からのサインです。火星天王星は、今までだましだましやっていたことを終わらせる、改めさせる作用もあると思います。

別の意味では、これまで抑えていた感情が爆発したり、歯止めが利かなくなるということもありそう。
ケンカや別離、暴力事件も起きやすいと思います。日本でも、連日のように殺人事件や無差別殺傷事件が起きているのも、まったく関係ないとは言えないでしょう。
牡牛座は通常はサバイバルモードですので、自身のセキュリティが脅かされると感じるでしょう。

ホロスコープを読む

ホロスコープは、2022年8月2日のものです。火星と天王星の新サイクルが、約2年間影響すると考えてホロスコープを読んでみます。

2022年8月2日火星天王星コンジャンクション

火星天王星Nノードのコンジャンクションは、日本は8ハウスで起きています。8ハウスの価値観を覆すような衝撃が起きると考えられます。

8ハウスは、2ハウス(経済)と対になるので、国家の資産、つまり税金や債券、社会保障などを意味します。
7ハウスからの続きとして読むと、外国企業、国際金融なども含みます。
リーマンショックの再来のようなことが起きてもおかしくない感じです。
詳しくは別記事「火星逆行」で触れたいと思います。

不吉なことを書きますが、8ハウスには死の部屋という意味もあります。
8ハウスのカスプは牡羊座で、ルーラーは火星です。死につながる要因は火星+天王星。それは地震かも知れないし、戦争の爆弾か化学兵器かもしれないし(💉かもしれないし)。
万が一、何かが起きた場合はノードがコンジャンクションしているので、多くの人に影響が出そうです。不幸なことが決しておきませんように。

NWOと新しい通貨?

アセンダントは、乙女座。ルーラーの水星は、11ハウス(議会、同盟国)獅子座の終わりのほう。度数は26度。火星天王星Nノードとはスクエア。
11ハウスには通貨という意味もあります。

水星は、5ハウス水瓶座の土星とオポジション。4ハウス冥王星、6ハウス海王星とはそれぞれにクインカンクス(150度)です。
ちょっとオーブが広いためヨドにはなっていないようですが、この水星はかなり刺激を受けていますね。
「~しないといけない」という気持ちになりそう、というか、そういう気持ちにさせられると読めます。

水星のサビアンシンボル「夜明け」

たとえば・・・妄想モードですが、この水星を人物に例えると「新しい世界を作らないといけない」と使命感に燃えている人です。
あと少しで12ハウス乙女座に入ろうとしている水星なので、裏方、もしくはリタイア(引退)している人。あるいは魂の世界の住人。

先日、暗〇された方が、1度違いの獅子座25度の冥王星をお持ちでした。私は、この水星はその方、その方の意志?と一瞬、思ったりしましたが。
別のNWOを推進している人物か、もしくはNWOの計画自体。
あるいは、新しい通貨を表している可能性も。
世界共通の通貨を導入するために、古い通貨システムを廃止する必要があると思います。ひょっとすると今後2年間で、日本も新通貨移行に向けて現在の通貨システムが崩壊に向かう可能性もありそうです。

5ハウス(投票、投機、人口増減)の土星は、8ハウスの火星天王星Nノードとはスクエアで、さっきの水星とゆるくTスクエアを形成しています。
5ハウスと11ハウスは対ですので、対立ではなく補完としてみますと、何か新しい法案が決定するのかもしれません。
新しい税金の可能性が高いです。

さらに貧しくなるか?日本・・・

政府を表す太陽も11ハウスにあり、7ハウス(外交)の牡羊座木星とトライン。8ハウスの火星天王星Nノードとはスクエアです。
この木星は、外交官かな。

木星は、10ハウス(政府の部屋)の金星とはスクエア。
これは、もしかして、もしかしなくても、外国のATMにされる日本国を暗示していそう。
金星は、4ハウス(国土)山羊座冥王星とオポジション。
金星と冥王星の組み合わせは欲深さでもあるんですが、裏を返せば日本は貧しくなるとも読めます。

月(国民)はアセンダントにコンジャンクション。6ハウス(医療衛生、食糧、軍事)の海王星とオポジション。
月と海王星の緊張感をコンプロマイズしているのが、4ハウス冥王星です。

国民は6ハウスのテーマに危機を感じるようになるのでしょう。
感染症の拡大、食糧不足、エネルギー不足、資源不足、あるいは大災害、戦争。その全部かもしれませんが、感染症はもう策が見えてきた(バレてきた)ので・・・次は食糧不足じゃないかと思います。6月頃にエコノミストもこんな表紙にしてましたし。

また太陽は、6ハウス海王星とはセスキコードレート(135度)。
国は、医療の問題または食糧不足の問題、あるいは軍事において、どれも困難であると考えられます。

月、冥王星、火星天王星Nノードがグランドトラインを作っていますが、グランドトラインは惰性で動くエネルギーでもあるので、運気が悪くなるととことん悪くなる場合があります。
また、月と海王星のオポジション、水星と土星のオポジションがバッテンの形になっています。イリテーションレクタングルと言って、イライラするエネルギーです。
日本人はそこまで出来るかわかりませんが、海外では暴動が頻発することになるんじゃないかと思います。

牡牛座は本来「豊かさ」を象徴するサインなのに、豊かさを享受するのがなかなか難しい感じの2年間になりそうです。

「陰謀論」ではないNWO

世界を牛耳っている支配層のさらに上にいて表には決して出てこない人たちは、占星術を使っていると思います。
古代のように占星術師に未来を尋ねるのではなく、積極的に宇宙のエネルギーを解読し(解読作業はAI、量子コンピューターがやっていそう)、星が人間に与える影響を熟知した人たちは、自分たちの計画に星のエネルギーを使っているはず。

それを踏まえて星の動きを見ると、約2年後、2024年7月15日頃に再び牡牛座で火星と天王星がコンジャンクションするとき(度数は26度付近)が、一区切りだろうと思います。
それまで、西欧各国のTopたちは必死のパッチで、NWOに向かって突き進もうとするでしょう。
NWOは陰謀論者が勝手に言っている妄想ではなく、事実、存在する計画です。大義名分は素晴らしいです。

The United Nations New World Order Project is a global, high-level initiative founded in 2008, and led by Jayme Illien, and Ndaba Mandela, to advance a new economic paradigm, and a new world order for humankind, which achieves the UN’s Global Goals for Sustainable Development by 2030, and the happiness, well-being, and freedom of all life on Earth by 2050.

国連新世界秩序プロジェクトは、2030年までに国連の持続可能な開発のためのグローバル目標を、そして、2050年までに地球上の全ての生命の、幸福、健康、自由を、達成する、人類のための新経済パラダイムと新世界秩序を進めるために、2008年に設立され、ジェイム・イリエンとンダバ・マンデラによって率いられた、グローバルで高レベルのイニシアチブである。
— https://unnwo.org/

しかし、この計画に必ずしも協力しなくてもいいのです。今のところは。
NWOに魅力を感じたり、希望を感じる人もいるはず。そういう方は賛同すればよいと思います。
日本の政府が進めている「ムーンショット計画」も、いろいろなことがやりたくて、体が一つじゃ足りないと思っている人には魅力的に映るでしょう。
(実際のところ、内閣府のHPに書いてあることだけで済まないと思いますが)
寝たきりの方が、自分の身代わりロボットをお出かけさせてコンサートを楽しむというのも、寝たきりの方にはとても嬉しいことだと思います。
また、事故で体が不自由になった方にとっては、手足がロボット化しても自由に動けるほうがいいと思われるでしょう。
価値観は人それぞれです。
そうしたくない人は、しなくてもいい。そんなささやかな選択の自由が残る社会であってほしいです。

「ゴルディアス」の結び目を断ち切るということ

さて、悲惨さがにじむ牡牛座での火星天王星Nノードのコンジャンクションですが、負のスパイラルに陥らない方法はないものかと考えていたら、「ゴルディアスの結び目」というワードが目に入ってきました。

世継ぎの王がいなくなったフリギアの臣民が、次の王がいつ現れるか託宣を仰いだところ、「牛車に乗ってやってくる男がフリギアの王になる」という神託がくだった。
そのとき牛車に乗ってやってきたのは、貧しい農民のゴルディアスだった。牛車には神の使いの鷲がとまっていたため、ゴルディアスは王として迎えられた。 ゴルディアスは神の予言に感謝し、乗ってきた牛車を神サバジオス(ギリシアではゼウスと同一視していた) に捧げ、牛車をサンシュユの樹皮を使って複雑な結び目で支柱に結び付けた。
そして「この結び目を解くことができたものこそ、このアジアの王になるであろう」と予言した。
その後、この荷車を結びつけた結び目は、ゴルディアスの結び目として知られ、結び目を解こうと何人もの人たちが挑んだが、結び目は決して解けることがなかった。
数百年後の紀元前 4 世紀、アレキサンダー大王が結び目に挑んだが、やはりなかなか解くことができなかった。 すると大王は、剣で結び目を一刀両断に断ち切ってしまった。
このとき雷鳴が轟き、王の従者は「たったいま我が大王がかの結び目を解いた。雷鳴はゼウス神の祝福の証である」と宣言した。
アレキサンダー大王は遠征先で次々と勝利し、予言通りにアジアの王になった。

※アジアは、現在のアジア大陸の意味ではなく、インダス川流域あたりまでのことを指しているようです。
※この結び目は、王の神官たちによって守られた暗号だった可能性があると言われています。

「ゴルディアス」の結び目を断ち切るアレキサンダー大王

アレキサンダー大王は、紀元前323年6月10日(満32歳没)に熱病で亡くなったそうですが、大王がアジアの王に君臨したヘレニズム時代の絶頂期(紀元前324年)は、火星天王星Nノードが牡牛座 19 度付近でコンジャンクションしていたそうです。
今回と1度違いですね。

「ゴルディアスの結び目」の神話が教えてくれているのは、「手に負えない難問は、誰も思いつかなかった大胆な方法で解決する」ということです。
アレキサンダー大王は、「めんどくさいな!ええい、切ってしまえ!」と言ったかどうかはわかりませんが、ほどけないなら元から断ってしまえと決断したわけですね。

これを現在の私たちに置き換えてみるといいかもですね。
個人個人は違った難問を抱えているでしょうが、ぐじゃぐじゃ考えるよりもいっそ元を断つという方法。暴挙かもしれませんが。

パラダイムシフトへ近づく

最後に火星天王星Nノードのポジティブな面を挙げると、未来を変えるほどの強力な目覚めが多くの人に起きるということでしょう。

火星の攻撃的なエネルギーと天王星の革新的なエネルギーは、社会基盤を覆し、私たちを不安や恐怖に陥れると想像できます。
しかし、不安定な揺らぎを経験しなければ気づけないことがあるように、物心両面の激しい変化の中でこそ大きな気づきを得るのでしょう。
そしてNノードによって大勢の人が目覚めるでしょう。

本当はパラダイムシフトが起きると書きたかったですが、日本は少し遅れを取っているようです。それは、日本人の美点でもある「和を貴ぶ心」が意外にも邪魔をしているのかも知れませんね。

でも、パラダイムシフトは近いうちに必ず起こるでしょう。
それによりタイムラインが変わります。
どのタイムラインに移行するのかわかりませんが、私たちを監視社会から解き放ち、小説『1984』や『人間牧場』のようなコントロールされた社会ではなく、個人が尊重される社会となりますように。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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