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Venus in Libra

9月29日に金星が天秤座に入りました。
金星は天秤座の守護星なので、金星にとって天秤座はホームです。金星の天秤座入りは、女王の帰宅と言ってもいいかもしれませんね。
しかも、金星は牡牛座の守護星でもあるので、牡牛座にもお家がある裕福な領主です。

水星もホームが二つある惑星です。双子座と乙女座。
双子座にいるときの水星と、乙女座にいるときの水星は雰囲気が違うように、金星も牡牛座にいるときと天秤座にいるときは雰囲気が違います。
牡牛金星はセレブリティ、天秤金星はフレンドリーなイメージがあります。『アナと雪の女王』なら、牡牛金星はお姉さんのエルサ、天秤金星はアナという感じかな。

金星は、ローマの愛と美の女神にちなんでVENUSと呼ばれます。占星術では、金星は愛情と金運を司ります。
天秤座金星の季節は、おしゃれをすることや社交が楽しく感じたり、芸術に傾倒したり、活動的で少し派手な感じになります。
そうすることが心地よく感じられると思います。

【金星の動き】

【金星と木星がオポジション】
現在、金星は牡羊座にいる木星(逆行中)とオポジションになっています。このオポジションは、10月7日ぐらいまで影響します。
木星が拡大するので、欲望が過剰になりやすいアスペクトです。「もっと欲しい」となる感じです。
金星はお金も表しますので、比例してお金も出ていくでしょう。

たとえば、おしゃれをしたくなる季節なので、洋服やアクセサリーをたくさん買ってしまうとか。映画三昧、コンサート三昧など。
食にこだわりがある人は、お取り寄せにハマるとかもありそうです。
何時間もゲームをしてしまうとかもありそう。好きなことに没頭する感じですね。

ところが、エネルギーには反作用もあるので、愛が過剰になって「与えすぎる」ケースもあります。たとえば、尽し過ぎてしまう。あるいは、相手もきっと同じ気持ちだよねと思い込んで、やりすぎてしまって逆に疎まれる。

さだまさしさんの『桜散る』という曲に「愛しすぎることは、たぶん愛さないと同じ」という歌詞があるんですが、愛情も加減が大切ですね。

【金星と土星がトライン】
この組み合わせは、倹約モードです。10月8日~19日ごろ。
木星とのオポジションで出費がかさんだ人には、よいタイミングですね。
土星はまだ逆行しているので、やや損失傾向が出やすいようです。株や金融関係は注意かも。

また、金星には肉体という意味もあると思います。金星のもうひとつの家・牡牛座にいる天王星と北ノードとクインカンクス。
体調を崩す人が多いかもしれません。災害にも注意。

土星のそばにいる小惑星ベスタ(水瓶座23度)が、ちょうど6日に逆行から順行に戻っており、家のことをするのに役立つエネルギーと思います。
そういえば、安倍元首相が亡くなった頃、ベスタが逆行を始めました。
あの事件にも進展があるのかな。

【10日牡羊座の満月】

10日の牡羊座の満月では、金星は天秤座13度。太陽(天秤座16度)とコンジャンクション。蟹座のリリスとでTスクエアを形成します。
日本の満月図では、太陽と金星が12ハウス、月は6ハウスでカイロンとコンジャンクション。リリスはMCにぴったりと重なります。

リリスには隠れた欲望という意味がありますが、欲望が暴かれる感じですね。

上のリンク記事にも書いたのですが、前回、金星とリリスがスクエアになったのは、5月5日頃。
この頃、何が起きていたかというと、ロ**が岸田首相はじめ63人の日本の政治家や著名人を入国禁止にしました。
それから7月27日に、金星とリリスは蟹座11度で重なりました。その2日後(29日)は岸田首相の誕生日でした。

上のリンク記事で、その後のリリスについてこのように書いていました。

8月27日新月頃~9月初めにかけて牡羊座にいるカイロンとスクエア。
10月の最初の満月頃に再び金星とスクエアになり、月とでTスクエアを形成。10月25日の日食(蠍座の新月)頃は、天秤座にいる水星とスクエアになります。
太字にした前後の時期は、大きなことがあるかもしれません。とくに10月は、「蝕」もあります。数秘でも10月は、翌年を垣間見るようなエネルギーの月と言われていますので、目が離せないかもしれませんね。

月とカイロンと金星とリリスが拮抗する10日前後、国会のじゅうたんの下に押し込まれていた欲望がまた暴かれるかも?

【火星と金星のトライン】
火星とのトラインは、10月13日~25日ぐらいまで。
金星と火星とのアスペクトは、とくに恋愛に影響します。venusとmarsは、神話の世界では恋人同士。トラインはよい感じです。
恋愛以外の人間関係も良好でしょう。

しかし、金星と火星のラブラブを邪魔しようと冥王星が現れます。

【金星と冥王星がスクエア】
再び欲望モードです。10月14日~10月26日ごろまで。
金星と冥王星のスクエアは、性的欲求に現れやすいようです。
不倫や交際相手が複数になるとか、冥王星はパワーと支配なので、セクハラや暴行なども起きやすいのでご注意ください。

【太陽と金星のコンジャンクション】

金星は、じょじょに天秤座の太陽に近づき、10月22日に天秤座28度でぴったりと重なります。太陽と天体がぴったり重なることをカジミと言います。
新しい金星のサイクルがスタートします。

22日は、太陽と金星は山羊座26度の冥王星とスクエアになっています。
昨年末から今年1月29日まで金星が逆行している間、1月9日に太陽と金星のカジミが起きたとき、やはり冥王星は山羊座26度にいました。
1月9日で始まったサイクルで意図したことが、この10月22日頃に実現します。
ただ、喜ばしい意味ばかりではなく、前後数日間は注意かもしれません。

そして、翌日10月23日に一緒に次の蠍座へ移動します。
そのあと金星は11月16日に、太陽は11月22日に射手座へ、それぞれ移動しますので、11月後半ぐらいまで太陽とのコンジャンクションを保っています。

【天秤座金星から蠍座金星へ】

天秤座で太陽と金星が一緒にいるとき(水星も10月11日から天秤座に戻っている)、天秤座のテーマ「愛と調和」が強められます。

人は、自分ひとりでいるときには、愛や調和を学ぶことができません。自分以外の対象として他者の存在があって、誰かを愛することを覚え、周囲の人と調和する喜びを知ることができます。
ですので、無意識であっても他者との関係を築こうとしています。

太陽と金星が蠍座に入ると、広く浅く誰とでも仲良くという思いが、秋の深まりとともに、限られた人と親密さを深めたいという思いに変化します。
天秤座の季節は、話が合う仲間作り。蠍座の季節は、親友づくりという感じです。

【天秤座金星を楽しもう】

天秤座金星の季節はそつなくコニケーションを取り、他者と調和しやすいでしょう。理想的な調和を欲するあまり、「本心を言わない」で妥協するというところもあるでしょうけれど。
人間関係のバランスを取ることが天秤座の重要な目的なので、日数は短いですが大いに交流を楽しんでください。

天秤座金星は、自分が人にどう見られているか?を意識するので、おのずと美容やファッションに気を配ることになります。
逆に、それを利用して、ファッション計画を立てたり、イメージチェンジをしたりするのもいいと思います。
マナーを学んでみるのもいいと思います。
また芸術的な活動(美術鑑賞など)にも適しています。
あなたの金星が喜ぶことをやってみてね。

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