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ヨーロッパの歴史あれこれ

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2024年5月の記事一覧

フランク王国の衰退とカトリック教会

フランク王国の衰退とカトリック教会

西暦800年12月25日、フランク王国の国王カール大帝は、第96代ローマ教皇レオ3世によって「ローマ帝国皇帝」を戴冠しました。
この戴冠は、西ローマ帝国の復活を象徴する出来事でした。

戴冠式の儀式は、カール大帝の権威と地位を象徴するものであり、ローマ教皇自らがカール大帝に帝冠を授けることにより、教会が世俗の権力者を公認するという重要な意味を持っていました。
カール大帝の戴冠は、教皇と皇帝の関係を

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 12世紀*プランタジネット朝が創立されるまで

12世紀*プランタジネット朝が創立されるまで

14世紀~15世紀に起きた百年戦争(1339~1453年)は、プランタジネット家とヴァロワ家のフランス王位をめぐる争いでした。
ぶっちゃけ「お家騒動」だったんですね。

この記事では、その遠因と言われているプランタジネット朝が創立されるまで経緯のあれやこれやを備忘録として書きます。
相変わらず長くマニアックな内容ですが、よかったらお時間あるときにゆっくりお読みください。

プランタジネット家
プラ

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