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シレトコ よかトコめぐり 特大号〜羅臼岳

5年ほど前にテレビで見た『羅臼岳』。真っ青のオホーツク海を望みながら登る岩山の姿に魅了されました。

それ以来羅臼岳を胸に地元の山でトレーニングを重ね、雪山のアイゼン歩行も経験。去る7月5日、念願かなってついに羅臼岳登山が実現!曇り予報でしたが朝から快晴です。

登山口からしばらく続くミズナラの森の心地よさに感動しつつ、ヒグマの目撃情報が多い場所なので気を引き締めて歩きます。

素晴らしい森に顔がニヤける
雲海の向こうにチラリとオホーツク海!
エゾリスとしばし見つめ合う。かわいいけどデカいな!
最初に出迎えてくれたのはエゾカワラナデシコ

ミズナラの森がダケカンバに変わり、やがて樹々がなくなると大沢という谷が迫ってきます。7月上旬なら雪が残って雪渓歩きを楽しめる予定でしたが、今年は雪解けが早かったようです。

すっかり雪解けの大沢

その代わりに可愛らしい高山植物の花たちが迎えてくれました。九州ではなかなかお目にかかれない花々に元気づけられながらきつい斜面を登っていきます。

自生のブルーベリーが一粒だけ実をつけてる
ツヤツヤのチングルマ
健気な感じのエゾコザクラ
チシマノキンバイソウは元気いっぱい
名前がわからないけどフサフサの姿が楽しい
色合いがステキなウコンウツギ
小さな小さなアオノツガザクラ
足元にひっそりと咲くゴゼンタチバナ

大沢を過ぎると羅臼平。キャンプ地になっている場所で、いよいよ山頂が目前に迫ってきました。テンション上がる〜!

青い空に映える堂々たる姿!

山頂直下の岩場までは、まだまだ花を楽しめます。

ハイマツの鮮やかな赤!
白バージョンもある。紅白揃ってめでたい!
あちこちで群生している可憐なイソツツジ
水が滴る岩場にはイワウメ
エゾノツガザクラ、色も形もかわいいな〜

いよいよ岩峰に辿り着きました。楽しい〜!

岩に書かれた目印を頼りに
振り返れば知床連峰の絶景!何度も何度も振り返る

山頂到着!オホーツク海は見渡す限りの雲海に覆われて見えないけど、これはこれで美しい。心が洗われる瞬間、ホントここに来てよかった!

青く横たわる羅臼湖にも行ってみたい

山頂で一緒になった30代くらいの男性は初めての登山だったそう。すごいな〜。最高の眺めに「もうやめられないですね〜!」と笑いあって山頂を後にしました。

帰りは羅臼平から三ツ峰のキャンプ指定地に少し寄り道。こちら側には雪渓が少し残っていました。

青空とのコントラストが目に眩しい

知床連峰の縦走路を歩く際に利用する予定のキャンプ地で広さや湧水の水量を下見し、縦走への想いを新たにしました。あとは休みと天気次第。行けるといいな〜。

さて時刻は11:50、ここでお昼にしよう!

本日のメニューは無印良品の『冷やして食べるエビとトマトのカレー』と『ナン』。真空パックされたナンってどうなんだ?と思いながら持って来たけど、なかなかの優れもの。ちぎってカレーのレトルトパックに入れれば汚れ物はスプーン1本で済むし、火を使わずに開封しただけで食べられるのも良い。カレーも美味しく、ほどよい辛さが疲れた身体をシャキッとさせてくれました。

デザートに、こちらも無印良品の『ソルティーゼリー レモン味』を食べてさっぱりしたら、本格的に下山開始。

途中、岩場に挟まってトレッキングポールが折れる!というハプニングもありましたが、長い道のりを下り切って無事下山しました。山の神様、ありがとうございました。

お守りは同僚が貸してくれたクマよけスプレー


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