編み豆知識 - とじ針とシャープポイント
blanco knit note - 豆知識編 - の初更新です。
初回はよく生徒さんにも質問される、編み物道具の必須アイテムである「とじ針」のお話。
編み物で必要な道具と言われてまず思いつくのは、毛糸・かぎ針か棒針ですよね。実はその他にも必須なアイテムがとじ針です。
編み始めと編み終わりには必ず糸処理に糸端を15cm程度残す。ということがあります。この15cmを処理するために必要なのが「とじ針」です。
他にも余り糸などを使って編み地同士を繋げたり、飾りや取っ手を縫い付けたりにも使います。
そしてそのとじ針には2種類あるというのはご存知でしょうか。
「とじ針」と「シャープポイント」
いざ、とじ針を買おうと思うと店頭には「とじ針」と「とじ針 シャープポイント」という2種類が置いてあります。
その違いが今日のお話。
当たり前ですが、毛糸は縫い糸や刺繍糸より太いです。
なので、まず毛糸用のとじ針・シャープポイントの共通の特徴は針穴が大きいことです。
とじ針は特に針穴の大きさに種類が多いので、どれを使ったらいいんだろう〜と悩む方も多いと思います。
何の作業のために使うかで選ぶポイントが変わります。
とじ針は針先が少し丸みを持っています。指に刺さっても血はでないくらい。
これは針作業をする時に、毛糸1本を割らないために丸みを持っています。
なので用途としては、糸を割って作業する糸処理というより、糸を割らずに作業する編み地同士をつなげる「とじ」「はぎ」などによく使われます。
針の太さは、糸を割りたくないので細すぎないほうがいいかな。かと言って、太すぎても作業がしづらいですが^^;
では、シャープポイントはどうか。
シャープポイントは名前の「シャープ」の通り、針先が縫い糸並みに鋭くなっています。(指に刺さると血が出ることもあります…!)
つまり毛糸1本の中を自由自在に通っていきやすい針なので、糸を割って作業する糸処理によく使われます。
こういった目的の場合は、糸を割りたいので針はなるべく細いほうが良いかと思います。
と言っても、シャープポイントは針穴の大きさに限りがあるため極太や超極太の糸は針穴に通らないため使うことができません。その時はとじ針を使って糸処理します。
見ての通り、糸の太さは様々。
臨機応変に「とじ針」と「シャープポイント」を使い分けできるといいですね〜!
※こちらの豆知識はblancoの経験などを元に書かれています。
「編み物はガチガチにルールにのる必要なない」というのがblancoの考えでもありますので、あくまで一つの意見として見ていただけると幸いです。
・・・blanco・・・
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blancoの元気がたまります。元気がたまると活動が活発になります^^