楽しみにしていた『デイヴィッド・ホックニー展』に行ってきた。
企画展概要
場所:東京都現代美術館
(東京都江東区三好4-1-1)
JR錦糸町駅南口一番乗り場から晴海埠頭行きに乗り、石島バス停下車徒歩4分。
開催期間:2023年7月15日(土)〜11月5日(日)
デイヴィッド・ホックニー
現代アートをあまり見ない私は、知らないアーティストだったが、今年何を見ようか調べていた時に気づいて、行くことにした。
自然の描写が美しい
展示は3階と1階の2フロアに分かれているのだが、1階の自然の風景の作品がとても良かった。
後半の作品は日本初公開。
連続した長い作品でノルマンディの1年の移り変わりが描かれている。
見ていて飽きない。
デイヴィッド・ホックニーは、2010年にiPadを手にして、以下の作品達はiPadで描かれたものも含む。
1937年生まれの80代がiPadを駆使してこんな大作を描くということが本当に素晴らしい。
『春の到来、イースト・ヨークシャー』では、32枚組のカンヴァスによる大型の油彩画1点と大判サイズのiPad作品12点を展示。
たくさん写真を撮った。
絵葉書やクリアファイルに、カタログも買った。
展覧会の期間は11月5日(日)まで。
私は後期も行く予定。
肖像画
こちらは展覧会サイトで見て、実物を見たかった作品。
実際の作品は大きく、花の額縁や手前の床やテーブルに置かれたエビアンの水や、その下の紙がとても
リアル。
写真では分からないので、やはり現地に足を運んで見る価値があると思う。
この他にもたくさんの肖像画がある。
視野の広がり
ピカソにも影響を受けている彼はいろんな作品を生み出している。
1980年代に、大きな転換期を迎えたらしい。
西洋美術の伝統的な一点透視画法は、現実世界を表現するのに十分でないと確信したらしく、『見る』という経験から得た空間の広がりを平面上に再現するため、様々な実験を試みる。
そのあたりの作品は、正直分からなかった。
『ブルー・ギター』というシリーズは、ただ見るしかなかった。
タイトルと絵が私の中でリンクしないのだ。
ここは写真が撮れないから説明の仕様がないのだけれど、一通り鑑賞して、とりあえず彼の試行錯誤を受け止めた感じ。
デイヴィッド・ホックニー展カタログ
カタログはA5変形版と小さめなので、ベッドサイドに置いて夜寝る前に眺めたい。
行けない人もオンラインで買える。
意外と空いていたので、おすすめしたい。
後半部分の自然の絵は、見る人を癒してくれると思う。