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100年の時を超えて
幻の伝統工芸品
100年の時を超えて蘇った幻の伝統工芸品。
薩摩切子。
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ちょっとの間住んでいた南国。
この地に住むことになった時したいことがあった。
開聞岳を見ること
本州最南端、佐多岬に行くこと
桜島に上陸すること
そして、薩摩切子を見に行くことだった。
仙巌園
引っ越し前は怒涛の忙しさで、とにかくどうやって彼の地に上陸するかで精一杯。
北の大地に行く時もあまり感じなかったが、問題はその後なのだ。
北の大地と私が住んだ鹿児島から本州に渡るのは大変だった。
私は飛行機で飛べても荷物が来ない。
コロナで人手不足もあり、さらに引っ越しのハイシーズン。
そんなこんなで、自分が住む場所も見に行くこともできず適当に決めるしかなかった。(結果的にとてもいいところだったから良かったけれど)
ということで下調べゼロ!
前置きが長くなったけれど、鹿児島入りして、荷解きを終えた後の初めての週末。
全く知り合いもいないので、とりあえず家の近く、信号を渡りすぐのバス停から行ける仙巌園に行くことにした。
島津家別邸「仙巌園」は鹿児島にある、日本を代表する大名庭園であり、鹿児島を代表する観光名所です。桜島を望む雄大な庭園に加え、殿様が暮らした御殿があり、お食事やお土産物の施設も充実しています。また隣接地には、島津家に関する史料を展示する博物館「尚古集成館」や、薩摩切子の製造を見学できる工場もあります。
島津家の別邸で、磯御殿と呼ばれる建物や広い庭園があり、眼前には海と桜島がのぞめる景勝地。
ここで、見事な『島津薩摩切子』を心ゆくまで見ることができる。
とても気に入り、年間パスポートを購入し、5月くらいまでほぼ毎週通っていた。
初の薩摩切子『蓋付壺』
3年くらい吟味して買おうとしていたのに、思わぬ出会いからすぐ最初の薩摩切子を買うことになった。
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今オンラインショップでは入荷待ち。
そしてオンラインショップの藍色と私が購入した藍色は色が違う。
ちょうど色の切り替えがあり、私は切り替え前のものがよくて、それで早々に買うことになったのだ。
薬用の壺だけれど、日本酒を入れて、蓋をお猪口に、なんて思ったけれど、美しいので今は枕元に置いて鑑賞している。
藍色が好み
いろんな色があるが、私は藍色が落ち着く。
蓋付壺の後、
脚付杯
中皿2枚
中皿とお揃いの小皿2枚
ラペルピン
を購入した。
Instagramのリンクがうまく貼れないので、私の購入品の写真を少しご紹介。
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ラペルピンの色は瑠璃。
この色はなかなかなくて今ホームページでも出ていない。
写真より実物は深い色だが、光に当たるとキラキラ輝いて美しい。
私は昔の薩摩切子を復元した『復元シリーズ』が好きなので、購入したのはいずれも復元。
中根櫻龜展〜日本橋三越本店
明日まで日本橋三越本店で開催されている。
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これを本当に楽しみにしていた。
春に鹿児島を去る時、この個展でお会いしましょうと約束してきたのだった。
これだけの数の薩摩切子を関東で見ることはなかなかできない。
先生の作品だから、復元シリーズよりも創作になる。
復元しか買わないつもりだったけれど、今回2つだけ連れ帰ってきた。
中根櫻龜先生は薩摩切子の第一人者
(女性です)。
今回の作品を作られているところを、実際に鹿児島で拝見していたので(工場見学をした時にたまたま先生がいらして、黄色の大きな作品をカットされているところだった。)、その時の情景が思い起こされて、感慨深かった。
小さな酒器を2つ
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下に敷く布はこれから探すことにして、今は箱に入っていたものを暫定で。
左の蓋付壺が復元。
やはり私は復元が好きだ。
この小さな酒器は普段に使うつもり。
見飽きなくて、時間があれば手に取り眺めている。
落ち着いた藍色とひんやりしたガラスの手触りが心落ち着く。
14時からは先生の解説もある。
おすすめは比較的人の少ない午前中に作品をじっくり拝見して、午後14時の解説を。
せっかくの機会なので時間がある方は足を運んでいただけたらと思う。
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