見出し画像

鹿児島カテドラル・ザビエル記念聖堂


こちらにきてから、日曜日の朝多分9時頃に鐘の音が聴こえるのに気づいた。

自宅から少しのところに、ザビエル公園という公園があり、その通りを挟んだ反対側に教会があることを知った。

今回初めて訪れてみて、そこは教会ではなく『鹿児島カテドラル・ザビエル記念聖堂』という場所だと知った。


教会は主にキリスト教の人々が集う組織や建造物を言うが、聖堂とは主に孔子をまつったお堂のことを言い、孔子廟とも呼ばれる。
- 詳しい解説 -
教会とは、特定の宗教において、その宗教を信仰している人々によって形成される団体を言う。またそういった団体が礼拝などを行う建物も教会という。日本では主にキリスト教徒の集まりを教会、そしてその人々が礼拝をしたり宗教行事を行う建物を教会と呼ぶ。

聖堂は日本においては孔子やその他の聖賢(賢者)をまつったお堂のことで別名は聖廟、孔子廟とも呼ばれる。特に、東京都湯島にある湯島聖堂は有名である。これは江戸時代に上野の林羅山の家塾に建てられていたものを五代将軍徳川綱吉が移したものである。江戸幕府はこの聖堂を教学の中心として活用し、のちに昌平坂学問所となった。孔子を祀ったものであるため、儒学のなかでも朱子学の中心地でああった。

聖堂は、さらにキリスト教においては、カトリックで司教の座席があるような中心的な教会は大聖堂(カテドラル)や司教座聖堂と呼ばれる。

上記リンクで調べて、改めて教会と聖堂の違いを認識した。

これまでは通り過ぎても入ったことがなかった。

信者でもないのに、入って良いのかと躊躇われたからだ。

でも、最近こちらでクリスチャンだという方から『信仰がなくても大丈夫よ』と言われたので、訪れてみる気持ちになった。

3回ほど主聖堂に行ってみたが、コロナのせいか誰もいなかった。
静かにじっとしていたかったが、通りに面しており、前にあるザビエル公園からは子供のはしゃぐ声なども聴こえて、案外うるさくて、集中できなかった。

主聖堂の中は、私の想像と全く違ったけれど
外の喧騒がなかったら落ち着く場所ではあった。

今の聖堂は、三代目。

パンフレットにあるように、初代は石作り。
二台目は木造。
この木造は模型があって、私は初代や二代目が残っていないのを残念に思う。

だって最初はここが聖堂だなんて気づかなかったから。
今の三代目は1999年9月に完成したらしいから、もっと前に鹿児島に旅行などで来ていたら、二代目の木造聖堂を見学できたかもしれないと思うと残念だ。

入り口には、イタリアから二代目協会に寄贈されたザビエル像がある。

そして大聖堂の入り口は高いところにあり、そこから通りの向こうを眺めるとザビエル公園がある。

上記写真には写っていないが右手にザビエルと思われる像が立っている。

とある夜に撮ったザビエルさん。

ちなみに、『鹿児島カテドラル・ザビエル記念聖堂』のパンフレットの概要を紹介すると、

●ミサ
平日 6時30分 18時30分
主日 7時 9時 15時(英語)19時

●建築の概要
敷地面積 2,205.86㎡
建築面積  726.42㎡
延床面積 1,329.42㎡

●主聖堂 675㎡ 
座席 固定250席
バルコニー150席

●小聖堂
面積 47㎡
座席 30席

●アクセス
JR鹿児島中央駅より
市電、バス乗車7分
高見馬場下車 徒歩5分

鹿児島空港より
リムジンバス乗車50分
天文館下車 徒歩8分

とこんな感じ。

ちなみにザビエル公園の左にある
山下小学校は向田邦子さんが3年ほど通った小学校

ふとしたことから、立ち寄ってみた聖堂だけれど、また機会があれば訪れたい。

お読みいただき、ありがとうございます。 いいなと思ってくださったら、サポートいただけたら嬉しいです。 いただいたサポートは美術館巡りの活動費に使わせていただきます。