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『おひとりさま』どんなことを準備しておく?

『FPジャーナル』
11月号


今月のFPジャーナル。

『おひとりさま』の
FP相談に強くなる

2040年、日本は単独世帯が約4割になると推定されているそうだ。

今月のFPジャーナルは、そんな増えてゆく『おひとりさま』の置かれている実態と課題を整理して、具体的なアドバイスを取り上げている。

構成は2つのパートに分かれており、

パート1
『おひとりさま』のこれから

パート2
『おひとりさま』の不安を解決!
分野別Q&A

となっている。

『おひとりさま』のこれから

未婚率上昇、少子高齢化などで実施的な『おひとりさま』が増える。

『おひとりさま』が感じている不安で一番多いのは、老後の生活費。

ついで、自身の病気。
親の介護、老後の住居、自身の遺品整理、と続く。

でも。
老後の生活費や親の介護、自身の病気、遺品整理は『おひとりさま』固有の問題でもない気がする。

子供がいるからって遺品整理丸投げもいかがなものか。

ともあれ、
ライフプランを考える

キャッシュフロー表を作成
して老後の見通しを立てると良いらしい。

高齢期から死後において起こる出来事が例示されている。
その出来事に応じ、どうしたいのか決めておく、ということだろう。

高齢の『おひとりさま』が最期を迎えるまで

①自宅で自立していた生活から、

②病気などで入院や通院が必要となったり、

③その後、自宅にいても介護が必要になったり、

④いよいよ一人で自宅にいられなくなったら施設に入所し、

⑤亡くなったら、相続や死後事務が発生する。

備えとしては、
①『誰に』『何を』『どこまで』頼むか考える。
頼む相手の負担が重たくならないよう出来るだけ準備をしてから依頼する。

②頼める人がいない場合
親族にも頼みくないなどのケースは、制度やサービスの契約を検討する。

『おひとりさま』の不安を解決!分野別Q&A

FPジャーナルに書いてあることをポイントのみ記載。
()内は私が書いたもの。

現役時の仕事と家計

【1】おひとりさまの働き方の注意点
基本はできるだけ長く働く。
キャリア選択の自由度が高い利点を活かし、積極的なキャリア形成を心がける。

【2】家計管理
働けなくなる事態に備えておく。
副業・収入源の多様化でリスクヘッジ。資産形成もコツコツと。

【3】親の介護はどうするか?
介護離職は避ける。
親の資産状況を確認して、持続可能な介護プランを立てる。

(親の資産状況の確認て難しい)

【4】親と同居の注意点
『扶養家族』『世帯分離』は総合的に判断する。

(それはそうだ。我が家は別。
同居にあたり私は住民票を実家に移す際、自分が世帯主になって分けている。家計も基本は別。父の収入から私が扶養しても所得控除などのメリットはないのではないかと思うし、現役の私が両親を扶養したら、母の介護の自己負担額は増えてしまう。)

住まい

【5】住まい
購入か賃貸か?
また車がないとどこにも行けないような場所は高齢のおひとりさまは暮らしにくい。
役所や病院にもバスなどで行けるような県庁所在地の駅近が理想。

(これはおひとりさまに限ったことではないよね。)

【6】高齢者施設を選ぶポイント、何歳から準備?
リタイアを機に探し始める。
自分の目と足で確かめる。

(同じくおひとりさまだけの話でもない。どんな施設にするかは本当に悩ましい。)

【7】資産額による高齢者施設の選択肢
持っている資産でいつまでいられるのか、どういう生活を送れるのか考える。

【8】施設入居時の注意点、自宅はどうするか?
納得した施設ならば満足度は高いが、自宅がある場合、売却はしばらく様子見する。
入居一時金が預貯金から払えるのであれば、施設に納得して終の住処と思てから売却しても遅くはない。

(確かに、施設入居したものの合わなかった場合戻る場所がないのは困る。)

老後資金

【9】年金の注意点
個人年金や繰下げ受給で増額を図る。
健康状態が許せば70歳まで働くことも考える。

(70歳まで働くのヤダ。今でもリタイアしたいのに。苦笑。)

【10】退職金の受け取り方、使い方
一括受け取り、年金受け取り、それらの併用と選べる。
ちなみに平均の退職金額は大卒で1,983万円らしい。
令和6年の税制改正で勤続年数による格差を是正する方針が盛り込まれたらしく内容により退職時期、受け取り方の再検討と必要になる。
使い方は『生活費』『健康管理』『資産管理』に振り分けると良い。

(これはいつも迷う。退職所得控除で雑所得となる年金受取よりは税負担は軽くなるが所得は増えるから税率は高くなる。退職金はどちらの方法で受け取っても影響しないでほしい。)

【11】おひとりさまの老後資金の必要額
2022年の総務省統計局の家計調査では、高齢単身無職世帯は毎月およそ2万円の赤字となっている。
人生100年、65歳でリタイアとすると35年あり840万円が不足する計算。(100歳までは生きない気がするが)
医療費や介護費、生活費の合計額はざっくりと1,650万円ほど必要らしい。

先の840万円と合わせたら、やはり2,500万円くらいは必要みたいだ。

【12】おひとりさまに必要な保険
医療保険
→がん保険など、高額医療に備えるもの
介護保険
→おひとりさまは手厚くしたい。保険があると資産の減り方を緩やかにできる。が、女性は保険料も高いので慎重に検討。

(おひとりさま固有の話でもない)

【13】お金以外の備えは?
身元保証サービスの活用。
身の回りの世話は知人と助け合う。
病気や怪我で入院する場合、身元保証人がいるが、おひとりさまの場合どうするか考えておく必要がある。
緊急連絡先となるし、物品準備、各種の支払い、退院支援、死亡時の遺体引き取りや遺品の引き取りなども発生する。

(書いていると滅入る話だ。
やはり入院しないでピンピンコロリがいい。遺品整理が大変だからやはりモノは減らして、残せるモノはどこかにまとめるとか一定年齢になったら譲りたい。)

【14】延命治療の意思表示については?
尊厳死宣言公正証書やリビングウィルで、終末期の希望を明らかにしておく。
エンディングノートに書く方法もあるが、その所在が不明だと意味がないので信頼できる人に場所を含め伝えておく。

(これは確かに。今でも母の契約をするときに聞かれたりする。)

【15】要介護になったら?
地域包括支援センターがカギ。
介護サービスを受けるには、市町村に申請がいる。

介護申請(市町村の窓口へ)
→認定調査員による調査
→一次判定
→二次判定
→認定(要支援1・2、要介護1〜5)

【16】葬儀、納骨、死後事務
誰に何を頼むか決めておく。
決めたことを『伝達』しておくことが大事。
身元保証事業者の活用。
・本人の意思に従って遺族に連絡
・遺体の引き取り手配、葬儀・納骨の支援
・行政手続き、年金やライフラインの停止
などをしてくれる。


【17】相続の準備
遺言書の作成は必須。
法定相続人がいない場合もあり、お世話になった人に残す場合にも遺言書は必要。
公正証書や、自筆遺言書+法務局の保管制度。

財産管理委任契約
任意後見契約
死後事務委任

遺言
の形も一つの選択肢。

(自筆遺言書も要件があるから注意。

・遺言者の氏名と押印がある
・作成した日付(年月日)が記入してあること
・自筆による本文であること
・紙やペンの種類は問われない)

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朝早く目が覚めたので、備忘録を兼ねて。

おひとりさま固有の話でもないことは多かったと思う。

いつ、人生の終わりが来るか分からないから、エンディングノートを作るのも必要かもしれない。

私が書いたら、父も書いてくれるだろうか。

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