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「ビバヤング」な太古の記憶。【カメ&アンコーANN】

いやあ驚いた。

朝の6時台に目が覚めて、停止してしまっていたradikoの画面を見ると、「カメ&アンコーのANN」が放送されていた。

昨日タイムテーブルを確認した時、この方達は一体?と唯一存じ上げなかったお二人。

疑問に思ったものの調べることなくそのまま「松任谷由実のANN」の途中で夢路についてしまった。

そして早朝。
イヤホンから鼓膜にするすると、ご年配であるのに妙に軽快で愉快な、それでいてとても柔らかな掛け合いに「今何が起こってるの!?」と寝ぼけた頭てぐるぐると考えながら検索し、この御二人がニッポン放送そしてラジオ界のレジェンドだと漸く知ることとなった。

心奪われるとは正にこのこと。
耳が釘付けになる。
いつまでも聴いていたくなるような心地好さ。

私は今、令和において伝説の瞬間に立ち会っているのだと厳かさすら感じる。

そしてだ。

そして流れたジングルは。

「ビバ~ヤング♪ ビバ~ヤング♪ フ~ゥ!フ~ゥッ!」


うおおおおおおおお!!
ヤベェェェェェェェ!!
これ知ってるぅぅぅ!!
懐かしいぃぃぃぃぃ!!

あれは確かまだ小学校低学年の頃。
週末、親戚の叔母の家にお泊まりにいった時は必ずと言ってよい程夜更かしをさせてくれた。

思い返せば叔母もラジオ民だったのだと今更ながら気付きつつ、横並びに入った布団の中で確かにこのジングルを私は聴いたのだと、あたかも太古の記憶が甦ったような温もりと衝撃を同時に抱いた。

ああ、やっぱりラジオが好き。

なんて。
土曜日の朝っぱらからしみじみと噛み締めることになるとは。

なんと幸せなことだろう。




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