【にじ甲本戦ルール検証】スイーパー・カミソリシュート・ヨネボール・ヨシボールの性能調査
2024から追加されたスイーパーの性能を調べたかったので、合わせて軌道が逆のカミソリシュートと3年縛りオススメ地区で登場する米田哲也・佐藤義則が持つ下変化球のヨネボール・ヨシボールも検証します。
調査方法
・1P(先行)vs2P(後攻)を入れ替えて5試合ずつ、計10試合行い投手成績を算出する
・球場はクラウンスタジアムを使用
・キャッチャーA・ムード○有
対戦後投手成績
①球種別投球数-②被安打数(②÷①の数値)
ストレート 417-37(.089)
スイーパー6 196-6(.031)
スローカーブ2 51-2(.039)
フォーク3 178-13(.073)
Hシンカー3 165-15(.091)
ナイスピッチ率14.8%
ナイスピッチ 149-8(.054)
通常投球 818-61(.075)
失投 40-4(.100)
①球種別投球数-②被安打数(②÷①の数値)
ストレート 458-43(.094)
スライダー1 161-11(.068)
カーブ1 114-9(.079)
カミソリシュート7 295-4(.014)
ナイスピッチ率30.7%
ナイスピッチ 316-14(.044)
通常投球 635-51(.080)
失投 10-2(.200)
①球種別投球数-②被安打数(②÷①の数値)
ストレート 379-44(.116)
スライダー2 105-7(.067)
ヨネボール5 477-30(.063)
シュート2 49-3(.061)
ナイスピッチ率30.8%
ナイスピッチ 311-18(.058)
通常投球 680-65(.096)
失投 19-1(.053)
①球種別投球数-②被安打数(②÷①の数値)
ストレート 181-17(.094)
スライダー2 131-16(.122)
カーブ2 92-6(.065)
ヨシボール5 579-40(.069)
ナイスピッチ率16.7%
ナイスピッチ 164-13(.079)
通常投球 788-58(.074)
失投 31-8(.258)
オリジナル球種の投球内容
大谷翔平 スイーパー6
196-6(.031) 投球割合19.5%
平松政次 カミソリシュート7
295-4(.014) 投球割合28.7%
米田哲也 ヨネボール5
477-30(.063) 投球割合47.2%
佐藤義則 ヨシボール5
579-40(.069) 投球割合58.9%
調査結果からの考察
まず前提として投手能力が違うので、投手自身の防御率や被打率は無視してオリジナル球種にのみ注目します。
スイーパーとカミソリシュートの2つは、打たれにくさは優秀と言えます。
数値上はカミソリシュートの方が上ですが、スイーパーは変化量6なので伸び代がありますし、キレ○と脅威の切れ味の差もあるのでベースの性能差はほぼ無さそうです。
反面投球割合は変化量の割にはかなり低く、その分ストレートや他の変化球を投げてしまい成績が悪化しています。
スライダー系はカーブ系と同じで、右対左や左対右の場合は投球割合が少なくなるので、今回の全員左打ちの打線を相手にすると投球割合が下がるのも原因になっています。
シュート系に関しては打者に向かっていく軌道のパターンの方が投球割合が上がる傾向があるので、全員右打ちだと更に投球割合が上がります。
それがスライダー系よりシュート系が優れている理由です。
それでも平松の変化量7+変化球中心があった上で投球割合28.7%では、メイン球種にするには不安定と感じます。
ヨネボール・ヨシボールは今回の調査では結構打たれていますが変化量5なので、7まで上げればかなり改善する筈です。
投球割合は優秀なので、コントロールを伸ばしてナイスピッチ率を上げればかなり強いと思います。
特に注目したいポイントが変化球中心も無く、球速・ノビが低い訳でも無いにも関わらず、佐藤義則のストレート投球割合が18.4%とかなり低く抑えられている所です。
ヨシボールはヨネボールと比べても投球割合が11.7%も高くなっていますが、原因として考えられるのはヨネボールの軌道が若干左方向にスライドするので、左打ちに対して投球割合が減っているという事が考えられます。
以前ヨネボールの検証をした際もフォーク・Vスライダー・SFFよりも投球割合が低めになるという結果になりましたし、ヨシボールの方が球種としては優秀と言えると思います。
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