【菊花賞&富士Sの予想】

全馬が初距離となる菊花賞。
まずは予想していく中で見つけた菊花賞好走馬の共通点を公開していきます。

①:中京芝2200mを先行して勝ってきた馬。
中京2200mを先行して馬券になれる馬は基本的にはスタミナが豊富でタフ。
今年の神戸新聞杯や京都新聞杯でもわかるように基本、先行勢にはかなり厳しいコース形態で、2000mは急坂からスタートするゆえにあまり影響はないが、2200mはある程度走ったところに急坂が配置されていることで、多くの馬のスタミナを奪う。
それにより後方からの差し・追込馬が普通に届いていまう。

■中京2200mの重賞レース(京都工事中にしかないレース)
2022年・神戸新聞杯
2着:ヤマニンゼスト(13-13-13-11)
3着:ボルドグフーシュ(15-15-13-16)
2022年・京都新聞杯
1着:アクスワイルドモア(9-8-9-6)
3着:ボルドグフーシュ(12-12-12-12)
2022年・日経新春杯
1着:ヨーホーレイク(9-9-9-9)
2着:ステラヴェローチェ(4-6-8-8)
2021年・神戸新聞杯
1着:ステラヴェローチェ(9-8-9-9)
2着:レッドジェネシス(7-8-7-6)
2021年・日経新春杯
2着:ミスマンマミーア(16-16-16-16)
2020年・神戸新聞杯
1着:コントレイル(8-7-8-6)
2着:ヴェルトライゼンデ(14-14-15-16)
3着:ロバートソンキー(12-12-13-10)

と、数少ない重賞レースに絞っても基本的には差し・追込有利のコース。
このコースを先行して押し切るのは相当なスタミナが要求されるという証左にもなります。
(2021年の3着モンテディオは菊花賞の相手が悪かっただけです)

■中京2200mを先行して押し切り、菊花賞で馬券になった馬。
2021年:ディヴァインラヴ(木曽川特別・3-3-3-3・1着→菊花賞3着)
※この週は中京コースは前残りが顕著でした。
2020年:アリストテレス(小牧特別・3-1-1-1・1着→菊花賞2着)

記憶に新しいですが、タイトルホルダーが逃げ切り勝ちをした菊花賞で馬券になった牝馬・ディヴァインラヴ。
そして、コントレイルと接戦を演じたアリストテレス。
どちらもエピファネイア産駒という共通点はありますが、それ以上に過去のレースで中京2200mを押し切り勝ちをしていた、という点が共通点になります。

2022年・菊花賞出走馬では
・ジャスティンパレス(神戸新聞杯:5-4-3・1着→菊花賞?)
・セレシオン(梅花賞:3-3-3-3(小頭数)・1着→菊花賞?)
の2頭が該当します。
さらに馬券になったまで入れると
・フェーングロッテン(大寒桜賞:4-4-2・3着→菊花賞?)

ブラックブロッサムがいたら、と思わざるを得ないですね・・・

ちなみに古馬だとイクスプロージョンやプリマヴィスタ、京都大賞典で
復帰したディアスティマも大寒桜賞を4番手から押し切り。
少し前に遡ると牝馬で万葉SやステイヤーズSを好走したレイホーロマンスや、春天2年連続好走のカレンミロティック、地味なところでヤマカツライデンやリッチーリッチーなどなど、長距離レースで活躍していた馬たちが多く含まれています。

②:もう一つの2200m戦・すみれS(阪神)
そしてもう1つ紹介するのがすみれS。これはこーちゃんからのデータ提供。
すみれSの歴代上り4Fベストを出した世代はハイレベル。
かつ菊花賞好走馬多数。

1位タイ:2007年 46.4秒 アルナスライン(菊花賞2着)
1位タイ:2019年 46.4秒 サトノルークス(菊花賞2着)
2位:2004年 46.5秒(重馬場) キングカメハメハ(NHKマイル1着→日本ダービー1着)
3位:2003年 46.6秒 リンカーン(菊花賞2着)
4位:2013年 46.6秒 ナリタパイレーツ
5位:1996年 46.8秒 フサイチコンコルド(菊花賞3着)

※キングカメハメハの時計がいかに異常なものかが良くわかります。

そして今年2022年のすみれSラスト4F 46.3秒は歴代1位になります。
1着:ポッドボレット
3着:ヴェローナシチー
4着:セレシオン
5着:シェルビーズアイ(抽選対象)

上記3頭+1頭が今回菊花賞への出走対象となっています。
ポッドボレットに関しては近3走、着を落としていますが、これはすべて左回り。

関ケ原S:大逃げによる幻惑で、3~4コーナーから捉えに行こうとしてしまったがゆえに6Fのロンスパ戦に付き合い、最後は垂れた恰好。
ジューンS:出遅れ+位置取り最悪+馬体重-10キロ。
京都新聞杯:超ハイペースを先行して惨敗。
ゆりかもめ賞のようなスローなレースであれば左回りでも残れたかもしれないが、現状では右回りがベストパフォーマンスを発揮できる舞台で、かつ今回は2勝を上げている阪神コース。
状態さえ上がっていればここが一番の狙いどころ。
そしてみんな大好きヴェローナシチーもこのレースを好走してきた馬。
4着セレシオンは前項の通り、中京2200mも好走してきた馬ですみれSは完全に鞍上のやらかし感が強かったレース。
新馬戦は前後半1.9秒差しかないなか4番手から上り最速。
阿賀野川特別でも59.9-59.8と前後半の差がない中で上り最速の脚を使って押し切り勝ち。

上記を踏まえて。
◎セレシオン
〇ジャスティンパレス
▲アスクビクターモア
☆ポッドボレット
△ヴェローナシチー
×シホノスペランツァ

とします。
大外枠に配置されたときはマジかよ、と思いましたが、今年はタイトルホルダーのような強烈な逃げ馬もいない以上、前目のポジションを取れる馬を上位としたい。
最内に入ったガイアフォースは強いですが、最内が逆に仇となりそう。買うなら3連系の紐に。
▲アスクビクターモアは皐月賞5着、ダービー3着をシンプルに評価したい。
◎でもいいのですが、人気的にセレシオンの方が期待値はありそう。
ポッドボレットもようやく右回りを使ってこれるのでそれもプラス。内で揉まれるよりは外でポジション取れる枠を評価。
シホノスペランツァは前走がシンプルに強い。コース形態が似る阪神なら下り坂を活かせるはず。


■富士S

◎タイムトゥヘヴン
〇ソウルラッシュ
▲アオイクレアトール
☆ダイワキャグニー
△スマートリアン
▽ピースワンパラディ
×ピースオブエイト

本命はタイムトゥヘヴン。
この馬にようやくまともに位置を取って追い出ししてくれそうな騎手が乗ってくれた、という印象しかない。前走は伸びない内に突っ込んでいるし、今回は馬場読みの鬼が乗るのできちんと乗ってくれるはず。
対抗はソウル詰まりまくりラッシュ。
さすがに前走の騎乗にはお怒りだったのか、浜中騎手→松山騎手へ乗り替わり。
これなら勝負になるはず。

大穴になりそうなアオイクレアトール。
東京新聞杯はこのメンバー相手にキレ勝負を挑んだ時点で意味不明な騎乗。前走の谷川岳Sはスローからの瞬発力になってしまい、32秒台の上りを出せるわけもなく敗戦。ただ、1着ウインカーネリアンは関屋記念勝ち、2着ベレヌスは中京記念勝ち、3着ジナンボーは同コースを得意としていた。その中で4着であれば評価できる。スマートリアンはようやく秋山真から解放されてルメール騎手に乗り替わりなら。
ピースオブエイトは東京キャラじゃない感があるのですが前走小倉記念は思ったよりもやれていたので短縮で。鞍上には目を瞑ってください笑

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