読書記録①


「はじめてのUXリサーチ ユーザーとともに価値のあるサービスを作り続けるために」

今回読んだ本です。しばらくお付き合いください。


はじめに

自分が実践したUXリサーチは「ユーザーインタビュー」のみです。
その中でも半構造化インタビューと言われるものです。

半構造化インタビュー
ユーザーインタビューを行う前に、目的に合わせた大まかな質問を用意しておき、ユーザーの回答に応じて質問内容を変えつつ、深掘りするインタビューのことです。
回答によってユーザーから聞きたい内容を掘り下げられるのがメリットとなっています。

実践して分かったことは、インタビュアーの技術に左右されやすくより良いものや悪いものになりやすい事です。
インタビューの中でユーザーの行動原理や真意を突き止めることができますが、関係ない話題にそれたり、どの質問をすればより深堀れるか悩んで話が行き詰まることがあります。

実践を重ねながら深堀りに慣れていくしかないのかなと思いました。

ちなみに、
ユーザーインタビューは「ユーザーインタビューをはじめよう」という本がオススメです。
質問を作る時の観点や、沈黙の活用等々....
私がユーザーインタビューの骨子を作ったり、実践していくなかでかなりお世話になりました。
今後、詳しい内容についてnoteでまとめる予定です。


この本を読んでの気が付き

「はじめてのUXリサーチ」はUX関連の本で一番最初に読んだものです。
本書の表紙には
・ひとりで小さく始めたい
・仲間を増やして一緒に実践したい
・続けられる仕組みを作りたい


こちらの文言がとても目を惹き、
自分がこれからUXを実践していく中で最適な本だと思って購入しました。

本書のターゲット
UXを全く知らない人からUXをある程度知っている人までです。
UXリサーチに関する様々な手法について詳しく知りたい方は物足りないと思います。

UXリサーチの重要性
近年は市場の変化が激しく、多様性が高い状況では、どういう人がどういう事情で使っているかを推測する難易度が上がっている背景があります。

特に、「自分はサービスやユーザーを理解している」と考えていても、UXリサーチをしていく中で思いもよらぬ気が付きを得られることがあります。

実はよくやっていたUXリサーチ
「なんでこのアプリを使うの?」という質問、よく人に聞くような内容ですよね。
この会話をする中でその人が「デザインがよくて使い勝手がいいんだよね」という回答を得られたらそれは立派なUXリサーチではないかと思います。
「UXリサーチ」は「ユーザーを理解する手段の一つ」と考えれば、おのずと親近感がわくのではないでしょうか?


「ひとつでも学びが得られたら前進している」
ユーザーインタビューを初めて行った時、自分のインタビュー技術のなさにとても驚きました。
頭の中のシュミレーションでは大成功する予定だったんですよね~
やはり人は想像の中では良い方向にしか考えないものだなと再認識させられました。

インタビュー中、特に困ったことが「次の質問が頭に浮かび上がらない」です。
あたりまえだと考えていたことに対して、大して疑問を持たないでいたことが原因なのかなと。このような事象に対して、自分で深堀りするのもとても面白いです。

ユーザーインタビューを振り返ってみた時、
もっと深堀できたはずだ、誘導的な質問をしてしまったと後悔することはありましたが、完全に失敗したわけではなく、
「1つでもUXリサーチについて理解出来たら前進している」と本書に書かれている通りに考えるようにしました。



おわりに

この本はユーザーインタビューを行う前と行った後に読んでいて、共に新しい発見がありました。
弓道の教本みたいな感じです。多分伝わりづらいです。

それはそうとして、
自分がUXを学び始めた時、UIとの違いがあまりわかっていませんでした。自分の周りの人も「UX」という言葉を聞くと、「画面のデザインをやっているんだね」「UI考えるの難しいよね」と言われたりします。
まだまだUX=UIのイメージが強いと感じます。

最初は混合しやすいですよね。自分も全く分からなかったので。
今後UI、UX、CX、DX等々の区別などnoteでまとめる予定です。

また、絵やデザインも実践して学んでいるため、UXと絡めていつかお話出来たらいいなと思っています。

これから時間があれば更新したいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。


~近況~
#今は価値マップをやっています
#基本情報技術者試験合格しました
#今月は絵を3作品しかTwitterにあげられてないです


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