自分にリミットをかけるな1 (毎日投稿10日目)
こんにちは。映画監督の武内剛です。
連続ブログ投稿も今日で2桁に突入しました。
冒頭の「映画監督の武内剛です。」の挨拶もすっかり慣れてきて、もはや感情を無にしてタイピングができています。実際にオフラインでこの挨拶を言う時もこの調子でいきたいですね。
アタクシの初監督作品、「パドレプロジェクト」ついてはこちらを⬇︎
さて今日と明日、二日間にわたって、最近改めて感じた「夢や目標を叶えたい時、捨てるべき日本的マインド」の事を書きたいと思います。
アタクシは20代の頃、アメリカはN.Yに留学してたんですが(留学と言っても7年間住んでいた)、その時に知り合った堀江貴さんという映画監督が先日アタクシが書いた「目指せ国際映画祭1」のブログを読んで頂いて、アタクシ宛にメッセージを送ってくれました。
堀江さんの許可を得て、その頂いたメッセージを⬇︎そのまま添付させて頂きます。
⬆︎堀江さんからのこのメッセージを読んで、「ハッ」としました。
アタクシの先日のブログでは自虐的物言いで「カンヌ映画祭なんて、とんでもない…身の程を弁えねば!」みたいな事も書きました。
半分ジョークなのですが、確かに自分の中でリミットをかけてる所が100%なかったか?と聞かれると、即答はできないかもしれません。
堀江貴監督の「最後の乗客」はいくつかの映画祭で賞を取り、来月3月には東京と宮城で公開されるそうです。
10年前のアタクシに先日のブログを読まれたら、頬を引っ叩かれると思います。
昔のアタクシはもっと無鉄砲で世間知らず、よく言えば夢に満ち溢れてました。夢は必ず叶うと、心から信じていました。
実は2012年にNYから帰国した直後に書いたブログのタイトルが「紅白歌合戦に俺は出る」だったんです。当時はちょっと歌を歌っていたくらいで、音楽のキャリアもクソもなく、誰からの評価もされていませんでした。
映画学校に通ってる監督志望の学生が、「カンヌ映画祭のレッドカーペットに俺は立つ」っていうブログを書くようなもんです。
そのブログを見た母親から「あんなブログ消しなさい!」と言われ、渋々消した記憶があります。母は「あんな事書いたら"私は馬鹿です"って世間に発信してるのと一緒じゃない! アンタはペーペーなんだから、もっと謙虚にいかないと絶対にダメ!」みたいな感じのコトを言っていました。
母はアタクシの1番のサポーターだったので、世間知らずな息子の事を思って言ってくれていたという気持ちは分かりますし、多くの日本人がこういう考え方で生きているんだと思いますが、なんか釈然としないまま時が過ぎていきました。
その後、すぐお笑い芸人として芸能事務所に入り、10年が過ぎました。
2年前に事務所を辞めフリーになりましたが、10年間の間に、アメリカ生活でトッキントッキンに尖っていたアタクシの牙はまん丸くなり、ギラついていた瞳は、鶴瓶師匠のように垂れてしまったようです。
明日のブログに続きます
令和五年二月六日 武内剛
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