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『妖怪の孫』試写会にて (毎日投稿28日目)

こんばんは。映画監督の武内剛です。

昨日は友人が助監督を務めた映画「妖怪の孫」の関係者試写会にお招き頂いたので、渋谷は桜ヶ丘にある文化総合センター大和田に行ってきた。

この映画の助監督の友人、こうすけ君とアタクシは、2009年頃、お互いにニューヨーク留学をしている時に向こうで出会った。当時アタクシは演劇学校の学生で、こうすけ君は大学で映像を勉強していた。
彼の卒業制作のフィクション映画「High & Low (※映像探したけどなかった…)に出演したのは良い思い出である。

そして時は過ぎ2023年。映像繋がりで再び、今度は日本で再会するなんて、あの時我々は想像できただろうか?

人生はAmazingだ。

こうすけ君はテレビマンユニオンという会社で主にドキュメンタリー制作を担当している

さて映画は『妖怪の孫』という題の政治ドキュメンタリーで、
"安倍晋三氏の真実に迫る"というキャッチフレーズのもと、
来月3月17日より公開される。

昨日の試写会のタイトルは 「サクラが見る会」。

当ブログの読者で政治に関心がある方ならば、ここまで読んだだけで、
「何やら、燃えそうな映画だなぁ〜。。。」と思っただろうか?

その予想はあながちハズレでもなく、配給の段階で映画館に上映NGをくらって、公開できる場所が限られてしまったりと、波乱の幕開けが物語るように、公開されたら話題になるのは間違いない作品だろうと思った。

映画の方は政治のことがよく分からない人にも、とても分かりやすい作りになっており、2時間のドキュメンタリーだったが没頭して観ることができた。
そして上映後のトークセッションでは内山雄人監督の苦悩や覚悟、どういう思いを持ってこの映画を企画し、世に出そうと思ったか、という事を知ることができ、同じドキュメンタリー監督として(アタクシが現時点で同じ土俵に立っていいのか疑問ですが)、大きな学びがあった。

特に昨夏の阿部さん暗殺という歴史を揺るがす大事件の後は、
「もうこんな映画辞めるべきだ」と一度は諦めたらしい。

人間色々と意見は違えど、自分と合わない他者を暴力で排除するなど決してあってはならないし、あんな事があってショックを受けない人などいないだろう。

そういう苦悩を乗り越えて、完成、そして上映までこぎつけたのだから本当にすごいとしか言いようがない。

映画を観る前は、「政治好きの人にしかオススメできない作品かな??」と思っていたが全然そんな事はなく、むしろ政治の事を知らない人が観ても全然楽しめる内容だと思った。

そして政治好きで、よくTwitter上でやり合ってる人達も支持政党や意見などは一旦忘れて、この映画から色々と議論が生まれ、政治が良い意味で盛り上がれば良いな、と思った。

特に若い人はなぜ、今の日本がこうなってるのか?少しでも疑問に思ったら、この映画や、前回ブログで書いた映画「劇場版センキョナンデス」など、政治や政治家を描いたドキュメンタリー映画を観るのは良いかもしれない。映画って事で"ザ・勉強"って感じではなく色々と学べるので、ハードルが低い。

アタクシも政治は小難しくて苦手意識があるが、ドキュメンタリーなら気安く観れるので、観ながら学ぶことは抵抗がない。

当ブログでは映画の内容の方は控えるが、興味がある人は是非Twitterで情報をチェックして観に行って観てくださいませ。まずは関心を持つことから始めてみましょう!

P.S. あと、トークセッションでは新聞記者でジャーナリストの望月衣塑子さんも登壇されていて、ロビーで挨拶できたから良かった。
望月さんは「Padre(仮題)」の事を以前ツイートしてくれたのだ!

では、また明日!よしもうちょいで毎日投稿1ヶ月だ〜!

令和五年二月二十四日 武内剛

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