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交渉人シリーズ 読書感想文noteまとめ 【BL R18】 初めてのBL本に


榎田尤利氏によるBL小説。
2007年から2013年まで刊行されたシリーズものです。
紙の本は手に入れることは中古でないと難しい状態ですが、kindle化されたため、そちらで読むことができます。
多分R18です。

CD化もされており(おそらく最初の「黙らない」と「疑わない」)、私はその動画で知りました(現在は削除されてしまいました、、無念、、、)
主役二人は、平川大輔さんと子安武人さんで、他も豪華なメンバーとなっています。
ぜひ再販希望!!!

こちらのシリーズは、私にとって初めての市販のBL本でした。

ものすごくよかったです。
ハマってしまって、kindleに加えて中古の紙の本まで揃えてしまったぐらいです。
面白かったー楽しかったー
幸せでした。

主役の芽吹は、基本は女性しか付き合ったことがなかった男性で、後輩だった兵頭と再会し、徐々に関係を深めていくという内容なので、初めてでもとっつきやすかったです。
そんなにハードすぎない内容です。多分。

もちろんラブシーンがメインの本ではあるのですが、それ以外のストーリーもしっかりねられており、登場人物もよく描かれており、メイン以外も楽しめる内容で面白かったです。
内面のツッコミや漫才のようなやりとりも楽しく、でも兵頭はヤクザの若頭ということもあり、ハードな面もあり。
バランスの良い内容でした。

私のような初めてBL本を本格的に読むぜーという方におすすめでしょうか。(もちろん成人済みで)

続編出ないかなー




交渉人は黙らない


記念すべきシリーズ1作目。
交渉人・芽吹が、高校時代の後輩兵頭と再開します。暴力団の若頭になっていた兵頭は、芽吹に接近して、、、というお話です。

「あんたは……俺のオンナにふさわしい」
元検事で元弁護士、そのうえ美貌と才能まで持ち合わせた男、芽吹章は、暴力・脅迫・強制、このみっつが反吐が出るほど大嫌いだ。弱き立場の人を救うため、国際紛争と嫁姑問題以外はなんでもござれの交渉人として、「芽吹ネゴオフィス」を経営している。そんなある日、芽吹の前にひとりの男が現れた。しかもヤクザになって!! 兵頭寿悦……できることなら、二度と会いたくない男だった……!

交渉人は疑わない

シリーズ2作目。
前作で兵頭と体を重ねるものの最後まではいっていない、という微妙な関係になった芽吹。
そこへ兵頭の過去に関わった依頼人が現れて、、という話。
ホストクラブで幕開けです。

「俺はいつだって本気です。先輩、可愛い声を聞かせてください」
元検事で元弁護士、そのうえ美貌と才能まで持ち合わせた男、芽吹章は、弱き立場の人を救うため、国際紛争と嫁姑問題以外はなんでもござれの交渉人として、『芽吹ネゴオフィス』を経営している。ところが、ひょんなことから高校時代の後輩で、現在は立派な(!?)ヤクザとなった兵頭寿悦となぜか深い関係になっている。嫌いではない、どちらかといえば、好き……かもしれない、だがしかし!! 焦れったいふたりの前に、ある日、兵頭の過去を知る男が現れて!?

交渉人は振り返る

シリーズ3作目。
前作で晴れて(?)最後まで到達した二人。
芽吹は元検事に元弁護士という経歴でしたが、弁護士時代の元依頼人に遭遇し、彼が犯罪に関わっている疑いが出てきます。しかもヤクザ絡みの可能性もあり。奔走する芽吹だが、、という話。
ラストのしっとりしたラブシーンは、私のお気に入りです。

あんたの過去なんかどうでもいい 現在だって、どうでもいいくらいだ
元検事で元弁護士、そして優秀な頭脳と口八丁を駆使する美貌の男、芽吹章は、弱き立場の人を救うため、国際紛争と嫁姑問題以外はなんでもござれの交渉人として、『芽吹ネゴオフィス』を経営している。そんな芽吹が泣く子も黙ると評判のヤクザ、兵藤寿悦と深い関係になり、この頃では互いの存在に慣れつつあった。だが、生き方も違えば考え方もまるきり違う、おまけにヤクザなんて大嫌いだ、それなのに寝ている……ということに戸惑いがあるのも事実だった。そんなとき、芽吹はかつて関わっていたある青年と再会して……!?

交渉人は嵌められる

シリーズ4作目。
ここまで順調に関係を深めてきた芽吹と兵頭。彼らに最大の試練が訪れます。
オフィスは荒らされ、二人は対立し、芽吹の一番の心の傷であり心の闇が暴かれる。この先どうなる、、、という話。

俺はなにをしているのだろう。俺はなにを……失おうとしているのだろう──
下町は両国に芽吹ネゴオフィスとして事務所を構える芽吹章は、嫁姑問題以外ならなんでもござれの交渉人だ。そんな芽吹の恋人は泣く子も黙ると評判のヤクザ兵頭寿悦だ。仕事も恋も順調! のはずの毎日だったが、ひとりの男が現れたことにより、芽吹の過去が露になっていく。それはかつて自分を救ってくれた親友への罪悪感であり、芽吹の忘れることのできない傷でもある。俺を選ぶのか、それとも―― 芽吹と兵頭が選んだものは……!?

交渉人は諦めない

シリーズ5作目。
なかなかしんどい回でした。

「俺は先輩だけの男です……たとえなにがあろうと、絶対に」
下町は両国に芽吹ネゴオフィスとして事務所を構える芽吹章は、嫁姑問題以外ならなんでもござれの交渉人だ。そんな芽吹の恋人は泣く子も黙ると評判のヤクザ兵頭寿悦だった、ほんの少し前までは…… いまや兵頭は芽吹の敵でもある天才詐欺師・環の恋人となり、痛めつけられる芽吹を見ても顔色ひとつ変えない。仕事も恋もうまくいかず、傷心の日々を送る芽吹だが、人を信じることをやめようとしない。そんな芽吹に、環は苛立ちを隠さず……!? 俺は俺を信じる。人を信じていこうとしてる、自分を信じる! すべてを懸けて、芽吹の反撃が始まる!?

交渉人は愛される

シリーズ6作目。
一旦シリーズ完結となります。
両思いになった二人に再度押し寄せる難題課題。
愛し愛される二人を目に焼き付けたいところです。

もっと俺を欲しがれよ。俺がおまえを欲しいのと同じくらい、欲しがってくれ──!
下町・両国に芽吹ネゴオフィスの事務所を構える民間の交渉人・芽吹章の恋人は、泣く子も黙ると評判の周防組若頭・兵頭寿悦だ。いくつもの試練を乗り越え、強い絆を持つようになったふたりだが、芽吹には芽吹の、兵頭には兵頭の仕事があり、交渉人とヤクザであるふたりの考えが相容れるはずがなかった。そんなある日、芽吹はある男の依頼を受けるのだが、それは兵頭を相手に交渉することでもあった!? 恋人でありながら、時には敵対するふたりだが手に入れた結末とは──……

交渉人は休めない

シリーズ7作目。
作者の100冊記念で描かれた後日談になります。
南の島でのバカンス、、と思いきややっぱり事件に巻き込まれる芽吹と兵頭のお話です。

圧倒的人気交渉人シリーズ、芽吹と兵頭が帰ってきた!! 南の島で嫉妬して、喧嘩して、遭難して!? さらにラブラブ★ ※本作は、榎田尤利先生の100冊記念特別版に収録した「交渉人シリーズ」の新作です。


スウィーパーはときどき笑う

こちらはスピンオフ。
芽吹の片腕のキヨと、兵頭の組の組長の甥で芽吹ネゴオフィスに出入りするようになったトモの物語です。
芽吹と兵頭も結構出てます。
話的には、5作目と6作目の間の話になります。

「トモがいやがることは なにひとつしないし」
芽吹ネゴオフィスのアルバイト、美村紀宵には好きな相手がいる。『可愛い』と『小さい』は禁句だけど、ちっちゃくて、可愛くて、でも『狂犬チワワ』と呼ばれたこともある橋田智紀だ。紀宵にとって智紀は『可愛い』のカタマリだけど、男とは恐れられなければならないと信じている智紀は、紀宵の好意を知りつつも、素直になれずにいる。そんなある日、紀宵の本業の特殊清掃業のアルバイトに参加した智紀は、誰も住んでいないはずの物置小屋で眠っている子供を見つけて!?


このシリーズにあえてケチをつけるとしたら、イラストですね。
「黙らない」、「疑わない」のころは、とても綺麗で色気もあるイラストだったのに、どんどん雑でごちゃごちゃになってしまって、とても残念です。
最初の頃の絵で脳内補完して読んでました。
でもそれを差し引いてもおすすめのシリーズです。


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