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文房具アーカイブ#15『CROSS イージーライター』

このペンについてのレビュー記事がなく、情報がなかったので本当の意味でアーカイブらしい一本。

CROSS イージーライター

サテンクローム

商品スペック(ネット検索+実商品観察より)

型番:AT0692(軸色:サテンブラック、メタリックブルー、サテンクローム)
初期ボール径:M(中字)/約1.0mm
インク色:黒
替芯:8514(F:細字)/8513(M:中字)
定価:5,000円+税

2015年のTHE PEN CATALOGUEまで掲載されていた。現在廃盤品。‎

高級筆記具メーカーの「CROSS」から出ていたボールペン。ラバーグリップが高級感というよりはラフでカジュアルな感じを演出している。

『イージーライター』とは?

若干もったりする書き味もこれはこれでよし

 「easy writer」のとおり、書きやすさに重点を置いた一本であるとされている。太い軸と柔らかいラバーグリップが印象的。高級筆記具のジャンルでラバーグリップがついているものはほとんどないように思えるのでギフト用というよりは自分用に買うことが多そう。
 クロスはフラッグシップモデルの「クラシックセンチュリー」のような細い軸の印象が強いが、中には太い軸も存在していてそれらは見た目よりも軽い。太い軸で軽めのペンを探している人がいればこのペンはきっと好きかもしれない。

使ってみた感触

中の芯は驚くほど細い

 前述のとおり軸が太いのでさぞ重たいのであろうと思いきや、内蔵されている芯自体が細いためか軽い。書き味に関しては至って普通の油性ボールペンの書き味になっている。たとえ書き味が気に入らなかったとしても低粘度油性ボールペンの芯との互換はないので大人しく純正芯を使ったほうがいい。
 ラバーグリップは柔らかいといっても『アルファゲル』や『Dr.Grip』のような柔らかさではなく、「とりあえずあります」程度のもの。握りこんでも沈みすぎないととらえるか、柔らかさが足りないととらえるかは好みの問題にはなるが、こだわりの「長時間書いてても疲れづらい」というところは他の高級筆記具よりはクリアされているかな。といった感じ。

気になったら使ってみてほしい

廃盤品ではあるがプレミア価格はなく、中古価格や値下がりしたものが多い印象。ちょっと買ってみてもいいかも~と思うのであれば買ってみてもいいかも。
文房具との出会いは一期一会。気になったら買うんだ。

今回はここまで。
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