プリクエル世代から見てのスターウォーズ

リアルタイムで劇場で見たのはエピソードⅠからなので、自分はプリクエル世代、かな、と思う。

ただ、幼少期にレンタルでエピソードⅣを見たのが一番最初だったから、スターウォーズ初体験はエピソードⅣだった。

タトゥーインの砂漠の風景は、好きな雰囲気。

映画の中で人が死ぬのも嫌だった時期だったので、両親が殺されたのを見るシーンも衝撃だったし、オビ=ワンがダースベイダーに切られる瞬間は、なんとも言えない感覚だった。本当に死んだの?死んだんじゃないんじゃないかと思うようにしていたと思う。
フォースを理力と訳していて、日本語でも理力ってなんなんだろう?とはてなマークが飛び交い、正直わかりづらいと思い、一度見た後、もう一度見返そうとは思わなかった。

その後、テレビ放映でエピソードⅥを見た。最初のソロ救出のシークエンスが長く感じて、なんとなーくテンポが悪いという印象だった。クライマックスのルークとアナキンのシーンや、お祭りのシーンは、初見の時もいいシーンだなぁと思った。

その後、エピソードⅠから劇場で見て、テンポは良くて、面白かった。ダースモールカッコいいと単純に思ったし。ドロイドの安っぽい感じも初期型・という感じで嫌いじゃ無かった。
エピソードⅡは、クローン戦争の始まりじゃ、で映画が終わったのは確かにちょっと呆気に取られた記憶があるけれど、アナキンの物語、と考えるとそれ程コレじゃない感は感じなかった。ダークサイドへ向かっていく必要なエピソードも散りばめられていた。
ちなみに、エピソードⅠもⅡも学校の上映会で見て、映画館で見たのはエピソードⅢが唯一のスターウォーズ。

そして、エピソードⅢは、最高、の一言。
最初から最後まで飽きずに目が離せず、見終わった後の興奮は今でも忘れられない。ライトセイバー戦に関しては全てのシリーズ通してエピソードⅢが最高だと思う。グリーヴァス将軍の4本腕をオビ=ワンが1本のライトセイバーで追い詰めていく様、溶岩吹き荒れる中でのオビ=ワンとアナキンの決闘も長いシークエンスにも関わらず、間延びした事なくドキドキしながら見た。
ドラマもパルパティーンのダークサイドへの誘惑も、人間を落としていく様など見応えがあったし、ジェダイの崩壊の悲しさ、ラストのオビ=ワンの愛していた!、という叫び、タトゥーインのシーンでここからエピソードⅣに繋がるのだなぁと風景の美しさとエピソードⅣの新たなる希望というタイトルが府に落ちて、本当に綺麗な6部作で良かったと思った。オリジナルのシリーズでの、ルークに対するオビ=ワンの感情など、再度Ⅳを見た時も感慨深く感じられる作り方だったと思う。

スターウォーズは自分の中では、大筋としてはアナキンの話だった、で完結した。

エピソードⅦが公開された後、今回の新作はオレ達スターウォーズが帰ってきた!という意見があり、プリクエルがコレじゃないって言われていた事をそこで初めて知ったくらいだった。
スターウォーズは自分の中では完結していた作品だったし、ルーカスの手が離れてしまったという情報もあったので、蛇足なんじゃ…と思い、劇場まで足を運ぶまでは至らず、その後レンタルで視聴した。普通には面白かったけれど、続きが見たいか、というと、もういいや、と思ってしまった。
カイロ・レンの造形はカッコ良かったし、十字のライトセイバーも予告ではしびれたけれど、本編で見ると物足りなさを感じてしまった。

自分はスターウォーズの超熱烈なファン、というわけでもないので、シークエルが許せない、とまでは思わない。
完結した作品を再度引っ張り出して、作る必然性までは感じることができなかった、と思った次第。



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