家電と人力の過渡期かな

ロールキャベツについてのツイートをして、
巻き方の動画が目新しかったのか、
『初めて自作してみました、意外と簡単だった！』と感想を頂けました。
皆さん、美味しかった！って言ってて嬉しかったです。
いや、ただリンク貼っただけですけどね。えへへ。

私は、とにかく、手間を省いて美味しいもの食べたい！なので、
ハンバーグヘルパー、グラタンクイックアップ、すしのこetc市販品を組み込むことにも何の抵抗もないです。
（時間をお金で買ってると思ってます）

だもんで、
クックドゥやコンビニの総菜が、悪い意味で槍玉にあがる度に、
なぜ『楽』を否定したがる層がいるのだろう、と不思議に思います。

思うにあれは、大した手間（これはその人の主観というところがポイント）ではないことを簡単に済ませる、

（例：調味料を自分で配合すればいいのに、クックドゥなどで済ませる）
（例：簡単な調理をすればいいのに、コンビニの総菜で済ませる）
（例：ポテトサラダくらい母親なら自作しろ）

ことに対しての嫌悪感でしかないのでは。
なぜ赤の他人の行動や嗜好に干渉したくなってしまうのか不思議なのですが。

『あなたは自作したいんですか？私は自作したくないです』
で終わる話なので何とも思わないのですが、
同調圧力ヘルジャパン、
いや、一億総マザコン国家ヘルジャパン、傷つく人がいるのもまた事実

それを消し飛ばす何か、と考えたけど
「でも美味しいし、家族も喜ぶので」とか「いやいや、みんな使ってるし」が一番強いのかなと思うんですよね。
洗濯機がこれだけ普及してるのに料理だけは手作りが至高なんてダブスタもいいところです。もっとはっきり言うとダブスタくそ野郎です。

手作りじゃないなら愛情ではないという口で、洗濯機や掃除機を使い、家庭を整えることはどういう理屈なんでしょうか。手間をかけることが愛ならば、家族全員の靴下からシーツまですべてきちんと愛情をかけて洗濯板で手洗いするべきなのではないでしょうか。

近い未来、ホットクックのような自動調理家電はきっとスタンダートになります。そういう時代になれば、もう、手間暇かけた料理を作る人は『ていねいな暮らしが好きな人なんだな』というカテゴリに入るでしょう。

『えっ、お前の母ちゃん、料理全部手作りなの？！すげーな！』
って時代来ますよ。たぶん。いや、来ます。

そう、みんながガンガン使えばいいんですよね。
それを普通にしてしまえばいいと思うんですよね。楽して当たり前。
誰が何と言おうと堂々と使う！私が使うぞ！

洗濯機を使うこと、普通だと思うでしょう。それと同じだと思うのです。なので堂々と使います。そういう未来が来て欲しいので。

ちなみに、ていねいに暮らすとか手間暇かけることを否定してるわけじゃないです。むしろ、超絶うらやましい。そうできるのが羨ましいです。

ああ羨ましい！

丁寧に面取りした大根を、下茹でし、ストウブでコトコト時間をかけて煮込んで作るおでんをしっぽりとつつく妄想をしながら、ホットクックに大根を切りっぱなしでぶちこみました。どーん！