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影と手をつないで
未消化で吐いて土になっていく
それは私の墓にもならないし、命にもならない
それはそれのままで時が止まって、
私を待ちながら私に忘れられていく
きっと再会は錯覚で、
影とお喋りしてるだけ
拾い直す機会も幻惑で、
記憶が私の夢をくすねているだけ
精一杯抗って時間を拒んで
剥がれ落ちる鱗をみんな拾ったつもりで
でも「別れ」に耐えうる心に辿り着くと
鱗は両手の中で消滅していく
お別れだけが両手に爪を立てて
両目に絹をかけて
淡い諦めが、心をますます眩しくする
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