おねショタのオタクがイトゥクさんとドンへさんに出会うまで

はじめに


まず、「おねショタ」とは何か。
俗に言う「お姉さんとショタ」の略語であり、年の差のある組み合わせに使われる表記である。
無邪気なショタをかわいがりながら面倒を見てあげるおねえさんの構図が微笑ましい、さまざまなジャンルのうちの一つである。

私はかれこれ長いことアイドルのオタクをやっていますが、自分はこの「おねショタ」のオタクなんだ、という自覚が芽生えたのはここ最近です。
というのも、どうにも好きになって狂うコンビ(以下ケミ)に、このおねショタのような形をしているものが多い、というサンプルが出揃うまでに時間がかかりました。さまざまなおねショタ的ケミを追いかけ追いかけしているうちに、自分の好みも固まったということもあるでしょう。
あと、他人から言われないと案外気づかないものです。この指摘もずっと隣でオタクしていた姉や、好きなものをなんでも話していた友人たちからのもので、私個人としては「言われてみれば…」という感じでした。今ではもう立派に、いいえ私はおねショタの女、と歌い出せるほどに自覚はありますが。

おねショタと一口に言っても、実際におねえさんとショタ、というケミは、アイドルには存在しないわけですよ。
私も、そうゆう狭義的なおねショタではなく、広義的なおねショタを愛でている、と言うことになります。
つまり、ここで言うおねショタとは概念です。年上のおねえさん(っぽい人)が、年下のショタ(っぽい人)をかわいがりお世話する図、となります。実際の性別、年齢ともに関係なく、その構図を「おねショタ的概念」としています。
私はその構図を愛好している、おねショタのオタクです。


そんなおねショタのオタクがインターネットの波を泳いでいるうちに出会ったのが、superjuniorさんでした。


もちろん、当方KPOPを追っていましたので、存在は知らないはずがありません。どのグループを追っていてもどこかで誰かに必ずぶち当たるオッパたち、今年でデビュー17年目のモンスターアイドル・スジュ。ケーポのオタクなら名前を知らない者はまずいないでしょう。
私も当然知っていました。アヒョンに出ればヒチョルさんにシンドンさんが、週刊アイドルに出ればウニョクさんが、授賞式に出ればイトゥクさんが推したちの名前を呼んでくれます。韓国人の国歌のうちの一つ・ソリソリを推したちがカバーした、というオタクも多いでしょう。その他のさまざまなバラエティでも推したちがお世話になったり、お世話になった先輩に突然名前が出てきたり、驚くほどに顔が広く、それに加えて本人たちも音楽番組の活動やライブ活動を続けている、本当に芸達者なオッパたちです。

しかし実際、スジュ先輩たちをしっかりと見る機会って、実はそこまでないんですよね。
メンバーを知っていても、詳しくしっかり追ったり、見たりしたことはない、みたいなことはまあ往々にしてありますが、オッパたちはそのギャップが本当に大きいのだと思います。知名度は高いしなにしてる人なのかはもちろん知ってるけど、有名な曲以外知らない、ステージも見たことない、というケーポオタも、そこそこ多いのではないかと思います。

私もそのうちの一人でした。今年の5月末まで。
出会ったのはblack suitです。

そう、あのblack suit。
エルプの皆様にはおなじみ、心を奪うblack suitです。
この話は本当に長くなるので割愛させていただきますが、本当に、軽い気持ちで見ただけなのに、気づけばスジュオッパたちを漁る日々へと様変わりしていました。
罪深きblack suit…

私がKPOPを追い始めたのは2017年下半期からで、もちろんスジュのメンバーも(現存メンバーのみになりますが)顔と名前とふんわりとしたパブリックイメージはあったので、さらっと動画を見漁れました。オッパたちの知名度とキャラの強さに感謝。
一週間も経てば、ああなるほどグループではこんな感じなんだ、とか、割と外から見たイメージ通りだな、とか、各メンバーそれぞれ思うところが出てくるようになりました。早い。オッパたちのわかりやすさと面白さに感謝。


そして、気づいたことがふたつ。

あれ…イトゥクさんってもしかしてお母さん…?
あれ…ドンへさんってもしかして子ども…?

この二つ。
エルプの皆さんにはもう常識かもしれませんが、外から見てる印象とは全然違うんですよ、本当に。

いや、イトゥクさんがお母さんなのはまだ、リーダーということは知ってたし可能性はあるというか、想像の範疇ではあります。清純派美形だし、お母さんだよ!って言われたら、そうなんだあ、と納得できるくらいの土壌はありました。こちらもお母さんみたいなリーダー、見たことあるので…(元ワナブル)
しかしドンへさんがこんなに幼いとは、マジで想像つきませんでした。
彼、多少幼いとかじゃないんですよ。「マジで」幼いんです。本当に子どもなんです。しかもお世話まちの。

えっ…?と思ったのは7集(black suit)のトークイベントのまとめ動画を見た時でした。
ドンへさんがイトゥクさんに「この子最近バラエティ頑張ってるんですよ!」と言われていたシーン。
えっ…?てなりました。なりません?いくら弟とはいえ、除隊済み30代の男性相手に言うニュアンスではなくないですか?
この子…?最近頑張ってるんですよ…?
親か…?

さらにイベント中、MCをやってみたいと言っていたドンへさんがMCに当選。進行がイトゥクさんからドンへさんに変わります。カンペも持たされます。
しかし全然できません。本当にできません。同じところ読んじゃうし、うまく話せないし…あわあわしながら両脇に座っているイトゥクさんとシンドンさんに、こうだよ次のページだよ、こんな風に話しな、と助けてもらいます。
なに…?子ども…?

終いには結局うまくできず、「ヒョン助けてください🥺💦」とイトゥクさんに助けを求めます。イトゥクさんもイトゥクさんで、「ああ助けるんですか?」と言いながらサラッとMCを交代、サラッとフォローしてあげます。
なに…?お母さん…?

ドンへさんの純朴甘えんボーイっぷりに、そしてイトゥクさんのお母さんっぷりに動揺し始めた頃。ひとつの疑念が私の脳内に浮かびます。

これはもしかして…おねショタなのでは…?

性癖の気配を察知し、一旦は退散することに決めました。
完全に好きで、みたら絶対に狂うとわかっているコンテンツ、ちょっと触るのためらいません?オタク歴もそこそこになり、体力もなくなり、だというのにこれから狂うって…しかも2022年にスジュオッパに…?今更どころの騒ぎじゃない…ちょっと…こわい…

そんな具合でしたが漁ることはやめられず、ある日二つのエピソードが私の元に舞い込みました。

「デビュー当初くらいの頃、イトゥクさんはご飯にも困るほどお金がない日々を過ごしていた。
 ある日収録から帰ると、お腹を空かせたウニョクさんとドンへさんが待っていて、「ヒョンお腹すいた」と言われる。
 二人でどうにかしなかったの?とイトゥクさんが聞くと、「うん、ヒョンのこと待ってた!」と言われ、仕方なく身銭を切って、二人にラーメン一人前を作ってあげた。
 ヒョンはお腹空かないの?と聞かれると、ヒョンはさっき収録で食べたから、と言い、ウニョクさんがさらにサイダーを飲みたい!と言ったのにも、少ないお金から出して買ってあげた」

………………はい?

この貧乏エピソードが美談みたいになっていることについてはひとまず置いておいて、問題はウネのお二人ですよ。
二人でいて、何か作ったりしよう!という気にならなかったのですか?お腹空かせておきながら、二人してヒョンのこと待とう!という決断をしたのですか???
もう親鳥の餌を待っている雛鳥( ᐢ.ˬ.ᐢ )(՞ o̴̶̷̤  ̫ o̴̶̷̤ ՞)ちゃん*1じゃないですか…これは…

ドンへさんのみならずウニョクさんまでもがお世話待ち…?イトゥクさんはマジで、ウネのお二人を育ててきた、ってことですか…?


もうそろそろ怖くなってきたところに、さらにもう一つ。

「ドンへさんが初めて事務所にやってきた時のこと。
 ドンへさんは礼儀正しく、とてもいい子でした。
 どうしてそんなにいい子にしているのか、とイトゥクさんが聞くと、ドンへさんは「お父さんに、こうゆう場に出たら礼儀正しく、ヒョンについてけと言われたので…」と答えます。
 そこでドンへさんを気に入ってしまったイトゥクさんは、「너 내 동생해라!(おまえ、俺の弟になりな!)」と言ったのでした」


………………
………………… . .  .   .   .    .    .      .   

え、いや、そんなことがありますか?!
いくらかわいくて良い子で気に入ったからってそんな、そんな、ほぼ初対面で、弟に…?弟になりな…???
そんなことを言ったんですか…???本当に……????若イトゥクさんが…???ショタドンへさんに……????
なにそれぇ……

セリフもセリフですよ…なんですかそれは…
俺の弟に、なりな…
너 내 동생 해라………너 내 동생…해라………내…동생………

その日からずっと、ドンへさんはイトゥクさんの弟…ってこと?!
なにぃ、それ…………


スーパートリップを見よう


これはもしかしたら「本物」かもしれない。

そう思い始めた私は、二人のコンテンツを見る決心をします。
そう、『スーパートリップ』です。

こちら、ドンへさんとイトゥクさんが、二人で韓国各地を旅行する番組です。
そう、二人。
何を隠そう、ドンへさんとイトゥクさん、二人きりなのです。

実はこの番組、存在はblack suitを見て転がり落ちる前から知っていました。
今年の春先にWINNERさんを履修した私は、その頃たまたま始まった、スーパートリップのシーズン3( WINNERのフニさん、ジヌさんが出演)を見ておりました。

そう、なので、頭の隅っこにはありました。確かシーズン幾つとかだったし、もしあれ、最初の方は二人きりでやっていたとしたら…と。

あるじゃん…………

………まあ、見ますよね。
怖くなって足踏みしていましたが、YouTubeの検索窓に「supertrip」と入れる頃にはもう割と覚悟決まってました。
ここまで好みのもの提供されてるんだから、ありがたく味わうのがマナーってもんですよ。

日本語字幕ついてないっぽいけど、大丈夫!
韓国語はそこそこ勉強したし、わかんなかったらいつも通り調べる!

行くぞ!
(サムネイルをクリック)



………………
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(本塁憤死)(スリーアウトチェンジ)


もう…全編通しておねショタなのですが…

いちいち説明するとキリがなく、このブログが一万字を超えてしまいかねないので、特にすごかったものをワンシーン取り出します。

こちらの2 :00〜あたりから、よく焼けたエビの殻を、イトゥクさんがドンへさんに剥いてあげます。
綺麗に剥けたエビをふうと息を吹きかけて冷ましてから、ドンへさんにあーん(サムネ左のシーンです)
もぐもぐ食べるドンへさんから、「おいしい!」と素直な感想が。
自分も食べてみようとしたのか、もうひとついそいそとエビを剥き始めるイトゥクさんに、ドンへさんは「もうひとつ剥いて!」とねだります。
イトゥクさんは「わかったわかった」という具合にもうひとつエビを剥いてあげて、またドンへさんのお口にあーん。
美味しいエビをもぐもぐしながら、ドンへさんは「もういっこ!」とさらに悪ノリ。イトゥクさんははいはいと言いながら、躊躇うことなくさらにもう一個剥いてあげようとします。


…………はい???????

普通、弟にエビを剥いて、フーフーしてあーんまでしてあげるもんですか???この、エビを剥いてあげるかあげないかが論争になる、令和の世に?????
エビ論争*2ではだいたい無理派の人が多く、「労力と感情がこもってるだろ」みたいな論調をよく見かけますが、それは本当にそうだと思います。これを見てより思いました。
かわいいと思ってるか、もしくはそれと同等の好意的な感情がなければ、こんなこと…しない…エビの殻なんて剥いてあげないよ………

は???どうなってんだよマジで…………

もぐもぐよく食べる小鳥ドンへ、という字幕

やはり餌待ちの雛鳥…
ここのBGMやSE、編集のすべてがこのふたりを一番よくわかっている…ありがとうスーパートリップ編集してくれた人…


スーパートリップをシーズン3まですべて見終わった頃にはもう、私はすっかりこの二人のことを「おねショタ」として認識していました。
だっておねえさんとショタなんですもん。全編を通して、かわいいショタをお世話しながら旅するおねえさんでした。ドンへさんはあんまり寒いとイトゥクさんの腕を引いて一緒に屋内に逃げちゃうし(シーズン1 EP02)、ドンへさんのあまり上手じゃないコメントをイトゥクさんはうんうんやさしい顔で聞いてあげる(シーズン2 EP02)し……

私はこれを見るために、韓国語を勉強していたんだな…

これは「本物」のおねショタだ…ついに辿りついてしまった…

これがおねショタじゃなかったら、この世の何がおねショタなのか???


しかしスーパートリップを見て大爆発し、一人で踊り狂っている私を見た友人から一言。

「これおねショタだなあって感想は、成人男性二人には抱かない」

………え?


こんな、本物のおねショタを目の前にして、そんなことが言えるか?


お前はまだ、本物のおねショタを知らない…




本物のおねショタとは

本物」とは
[一] ほんとうの物。
①実物。にせものでない、まさしくその物。
_ネット辞典・コトバンクより引用

SMのオタクは馴染み深いであろう概念、「本物」。
やけに本物を見ろ、と連呼してくる(EXOコミベビ・NCT U第七感・NCT127superhumanほか)だけあって、歌ダンスビジュアルラップ…すべてにおいて「本物」を取り揃えているSMエンタ。

見るなら本物を見ろ、という主張、マジでわかります。時間を潰すために適当に見るにしても、良いものを見る方がいいに決まってる。本物を見ていれば良し悪しのものさしも自分の中でできるようになるし、人生の視野が広がるし…

SMだけでなくさまざまなエンタメのおかげで「本物」を判断する目はついてきたと思っています。
そんなおねショタオタク私が、このふたりを「本物」と呼んでいるんだから、本物なんですよ。


ちょっと昔話になるのですが、同じくらいというか、ドンへさんとイトゥクさんのふたりが上回ってくるまで、私の中で本物のおねショタランキング1位だったケミの話をしましょう。

その二人とは、Wanna Oneのユンジソンさんとキムジェファンくん。

左からユンジソン、キムジェファン

2017年をお通りのけーぽオタクならお分かりかと思いますが、ワナワンといえば、オンニェルとミンファン…伝説のソリソリ2班…*3
ジソンさんのケミも、同事務所のカンダニエルくんとのケミがエピソード、絡みともに多く、とても強かったです。*4


よってケミとしてはめちゃくちゃ知名度の低いケミなのですが(実際活動中この村のオタクが「世界に6人くらいしかここの民はいない」とか言ってたレベルでした)、知名度とおねショタ度は比例するものではありません。
年長者でありリーダーであり、面倒見の良かったジソンさんと、そのジソンさんによく懐いていたジェファンくん。

ジソンさんのあまりの面倒見のよさ、懐の広さ、包み込んでくれるお母さん感によって、ファンから「ジソンオンマ」なんて呼ばれていたりもしていたのですが、なんとジェファンくんも、ジソンさんのことを「ジソンマム」なんて呼んで、ベッタベタに甘えていました。

こちら、ジソンオンマに後ろから抱きつくジェファンくん。


 コーヒーうまく作れなくて手伝ってもらってたり、同い年のカンダニエルくんと遊んでたら一緒にこっち来なさい!とジソンさんに手招きされてたり…

双子ちゃんかな?


これが本物のおねショタだと、それに近いと思っていました。
人生で見てきた中で最もおねショタ度の高いケミだったんですね。


……あれ、もしかして、くゆ(ダニエルくんとジェファンくんは96年生)とジソンさんの親子感、ウネとトゥギヒョンの図とそっくりでは…?

トゥギヒョンにあーんしてもらうひょくちぇくん(9さい)
ジソンオンマに髪を整えてもらうダニエルくん(6さい)


…おや?


ジソンオンマに後ろから抱きしめられるジェファンくん(6さい)
トゥギヒョンに後ろから抱きつくどんへちゃん(5さい)


……おやおや?


……私が過去に見た「本物」と、似ている…

ジェファンくんがジソンさんに甘え倒し、ひたすらに面倒を見てもらいながら、楽しく同い年のおともだちと遊んでいたように、ドンへさんもトゥギヒョンに甘え倒し、面倒を見てもらいながら、楽しく同い年のおともだちと遊んでいる…
それどころか、おねえさんはさらにおねえさん、ショタはさらにショタだ……
イトゥクさんの甘さはジソンさん並みかそれ以上だし…ドンへさんはまごうことなき5さいだし……


…これが…「本物」…!
SMが歌い続けている本物とは…こうゆうことだったのか…!!!


そもそもおねショタという言葉の定義上、「おねえさん」と「ショタ」が絶対条件として必要なわけです。
「おねショタっぽい構図」、つまり「年上が幼い年下を可愛がっている構図」というのは、儒教文化やヒョン文化の関係上、かなりけーぽ界では頻出です。私が見てきたグループにもたくさんありましたし、スジュでもここ以外のケミでたくさん見られます。
ですが、すべてがおねショタに当てはまるか、と言われればノーです。
その「年上が幼い年下を可愛がる構図」の中から、年上が「おねえさん」、年下が「ショタ」であるという条件をどちらも満たすものは、かなり絞られてきます。
当てはまらない中では、年下はショタであるが年上はおねえさんではない、がパターンとして最も多いです。年上はおねえさんではあるが年下がショタではない、も少ないですがままあります。


そんな中、イトゥクさんとドンへさんは、純度100%の、「本物」のおねえさんとショタなのです。
ほぼ初対面であんなことを言い、それ以来ずっとドンへさんの兄として面倒を見て、やさしく対応してくれるおねえさんのイトゥクさん。
子犬のような素直さと純朴さを持ち、ふにゃんとした笑顔で心身ともにゼロ距離で甘えてくる、5歳のショタのドンへさん。

こんなケミが存在しているのか…こんな…おねショタの教科書みたいな…
これが本物でなかったら、本当になんなんでしょうか。この世が嘘としか思えない。
私はもう、これから先の一生、これ以上のおねショタに出会えるかわからないというのに…?


しかもこの二人のすごいところ、どちらも30代、除隊済みなところです。

最近の若いグループ内、つまり物理的に幼く精神年齢も低い、ショタが多く発生しそうな自然条件のグループですら、おねショタの構図は貴重です。最近の若い子は早熟というか、世間に触れるのが早いのか精神の成長も早く、ショタだと思ってたらいつの間にか大人になってた…みたいなことも少なくありません。ショタというか、少年性をずっと持ち合わせているというのはすごいことです。歳を取れば取るほど、大人になっていくものです。
それが普通なのですが、ドンへさん、そんな気配が一切ない。
兵役を終えても、大人になるどころかカメラ慣れもしていない状態で帰ってきて、ヒョンたちに終わったら何したいか考えてきたでしょ?と促されても上手く言えず、あわあわするだけ…
……わんちゃん?

イトゥクさんもイトゥクさんです。
普通、兵役を終えた男性の世話なんて焼かないじゃないですか。イトゥクさんは特別世話焼きという節もそこまでなく、ウネのおふたりやそこから下のメンバーに関しては「ヒョンだから」世話をしている、というものに過ぎないと感じます。
ドンへさんがそうゆう子、だから仕方ないような節もあるかもしれませんが、それにしたって30代の男性に対して世話を焼くと言っても限度があるじゃないですか?
同い年に騙されて拗ねたら頭なでなでしてあげる、エビの殻を剥いてあげる、ネクタイを結んであげる、フェイスガードをつけるのを失敗していたら横から違うよと言いながら手を伸ばす…
……お母さん?

こんなに完璧な「ショタ」と「おねえさん」の並び、本当にそうそう見れるもんじゃありませんよ。
それに加えて並んでいるだけでなく、甘え甘やかしの関係性がしっかりできている。もう20年来になる付き合いで、最初からドンへさんはイトゥクさんの弟だった。


…ここまで揃っているのだから、もうわかりますよね?
そう、この二人は、「本物」のおねショタなのです。


半分くらい、この証明文(?)を書くためにこれを書いているようなもんです。このふたりが30代だからどうこう、じゃないんですよ。このふたりだからおねショタだし、本物なんですよ。これは本当にすごいことなんです。


「これおねショタだなあって感想は、成人男性二人には抱かない」

…………
……これを見ても、同じことを言うか?


ウドンを見よう

本物の証明が済んだところで、話を戻しましょう。

スーパートリップを見てひとしきり踊り狂ったあと、さらにこのふたりについて調べ、もっとすごいコンテンツがあることに気が付きます。

それは「ウドン」です。
エルプの皆様にはおなじみ、あのウドンです。

ウドンとは「私たち同居しました」という、スジュのコンテンツ「super TV」で大人気のコーナーです。
メンバーの二人ずつでルールを決め、同じ部屋で一泊二日の同居生活をする、という、オタクにとっては本当にたまらない企画です。
第一回ではヒチョルさんとイトゥクさんの83line、シンドンさんとドンへさんのシンドンへ、イェソンさんとウニョクさんのトムジェリで行われ、それぞれまったく違った味のする、ものすごい企画でした。

ファンからの強い要望もあり、当時兵役などで参加できなかったメンバーも含め第二回が開催。
組み合わせは、イェソンさんとキュヒョンさん、シンドンさんとシウォンさん、そしてイトゥクさんとドンへさんです。

そう。

イトゥクさんとドンへさんです。


Twitter上に転がっていたスクショ、そしてとんでもねえおねショタシーン(後述)の切り抜きを見て、本気でひっくり返るところでした。

これは…!なんとしてでも見なければいけない…!こんなもん差し出してくれてんだから、最後までたっぷり味わうのがマナー!

どこで見れるかを確認し、見つけ出すまでに約5分。おねショタにガチな俺は、もう誰も止められない。

vliveで動画を見つけ、再生する頃にはもう目がギンギンでした。
今回はありがたいことに日本語字幕もついてるし、安心しつつたっぷり味わえるぞ!

よし!再生!(リンククリック)


………………
………………… . .  .   .   .    .    .      .   

我が生涯に一片の悔いなし…


こちらもスーパートリップと同じく、ひたすらにおねショタです。いちいち抜き出したら日が暮れるというくらいおねショタです。切り抜き過ぎてスマホの容量が死にました。マジであと2ギガも残ってません。ありがとうございました。

その中から、先ほど話にも上がった、私が先に切り抜きを見て、これは本編見るしかねえ!と思い、本編を見て無事死んだシーンを抜粋してご紹介します。

こちらの1:44〜あたりからのシーンです。
お店でお昼ご飯を頼み、出てくるのを待ちながら話しているふたり。
イトゥクさんが「中2の頃のイドンヘは、やさしくて純粋で…明るくて…」と語り出します。
するとドンへさんが「中2の頃"も"!」と反論。「中2の頃"は "」「中2の頃 "も"!」と言い合いが続きます。

………そんなあ…

おねショタ的構図で、おねえさんの方が「昔はかわいかったのにねえ〜」という発言をする、みたいなシーンは定石ですが、それをこんなに…いとも簡単に……
しかもショタの方が「あの頃 "も"でしょ!」なんて反論している……?
こんなことがあっていいのか……

さらにここから、中2の頃の純粋だったドンへさんの昔話に発展。
「俺、全部覚えてるよ。事細かく」と豪語するイトゥクさん。その言葉通り、スラスラと昔話が出てきます。「あれは覚えてないでしょ?」と言いながらたくさん話します。

よく覚えてるんだなあ…幼かったドンへさんのことを…かわいい弟だったんだなあ、本当に…

はぁ…………

これ、エルプのみなさんならわかってくださると思うのですが、このウドンのときのイトゥクさん、「トゥギヒョン」というより「ジョンスヒョン」に近いんですよ。
放送用のチャキチャキとしたイトゥクさんよりも、口調も雰囲気も数段やわらかく、ほわほわとしていて、よりおねえさん感が強いです。

どうしてこんなに…と思ったのですが、どうしてもなにもありませんでした。
だってドンへさんは、トゥギヒョンがジョンスヒョンだった頃からずっと、ジョンスヒョンの弟なんですから……

너 내 동생 해라………너 내 동생…해라………

ドンへさんも、手がかかるだけじゃなくて、かわいい弟なんですよね。
できることはヒョンにやってあげたいから、ブレスレットはつけてあげるし、キュヒョンさんがイェソンさんにあーんしてあげていたのを見て目を輝かせ、ジョンスヒョンにあーんしてあげるし、ヒョンがよく眠れるように、子守唄を歌ってあげるし……

かわいい……いどんへちゃん(5さい)……



ここまで言及するのも忘れていましたが、このウドンでは自分たちでお互いの愛称を決めてそれで呼び合わなければならず、二人は即決で「ヨボ」「チャギ」に決定。ほとんどずっと全編通してヨボチャギ呼びです。
いや、スゲーな……


このかたちでずっと居続けてくれて、ありがとう…
ありがとう……それしか言う言葉が見つからない……



「これおねショタだなあって感想は、成人男性二人には抱かない」


………………

うるせーー!!!!
私がおねショタだと思えば、それはおねショタなんだよ!!!!!
この二人は!!!!「本物」なんだよ!!!!!


おわりに

「おねショタ」の構図はけーぽ界にいるとよく見られるもので、私はもうこれを見るためにKPOPを追っていると言っても過言ではないくらいです。
紹介したジェファンくんとジソンさんのケミ以外にも、いくつか好きなおねショタケミが存在しますし、まだ見ぬおねショタを探しにKPOPの激流を泳いでいきたい所存であります。

しかしまあ、ドンへさんとイトゥクさんを超える、完璧に近いかたちのおねショタ、本当にない気がします。
子どものまま30代まで成長した田舎出身純朴甘えんボーイのいどんへちゃん(5さい)、そしてどんへちゃんに甘いおかあさんのイトゥクさん…
ドンへさんの子どもっぷりもさることながら、イトゥクさんがいつまでもあまあま対応なのもすごいです。
自分の子どもなの?ドンへさんがあかちゃんの時に指ギュッて握られた?繋いだ手があたたかくてもう何もいらなかった 花のように咲いた君という微笑み…?*5


これ以上、本当に存在する?
あったらマジで素晴らしすぎる。知ってる人いたら教えてください。性別は問わないので…


ちなみに、イトゥクさんが「本物」のおねえさんであるがゆえに、スジュ内でもおねショタ芸術点の高いケミはまだまだあります。
イトゥクさんとウネより下はほとんどがそうなりがちですが、中でも私がかなり心臓やられたのが、キュヒョンさんとイトゥクさん。

話すと長くなるので割愛しますが(もう1万字超えてるので…)、この二人も兄と弟としての関係性がおねショタ的構図に近い。主に本人らのキャラクターの影響などで、その時々のシチュエーションにより、時折すさまじい高得点を叩き出してきます。
最近のものでは、二人で料理対決をしたものなどが最高です。かわいいので是非…是非…


ドンへさんとイトゥクさんが、最高の食材とレシピで、最高の味が確約されている料理とするなら、
キュヒョンさんとイトゥクさんは、作り手やその時々によって、より旨味が増すことのあるカレーみたいなものです。


どちらも本当に美味しくいただいております。ありがとう…本当に…
オッパたちに出会えて、私は幸せです…


最新MVにて、マジのこいぬのドンへさんと、マジのおねえさんになっているイトゥクさんでも見て終わりましょう。
11集楽しみですね!
長々とありがとうございました!



注釈
(noteを触るのが初めてすぎてリンクできませんでした。ごめんなさい)
*1( ᐢ.ˬ.ᐢ )(՞ o̴̶̷̤  ̫ o̴̶̷̤ ՞)
これは私がウニョクさんとドンへさんだと思っている顔文字です。うさぎさんとわんころ。かわいい…
*2けーぽオタクにはお馴染みのエビ論争。
恋人と恋人ではない友人と3人で食事に行って、その友人に彼女または彼氏がエビを剥いてあげるのを許すか、という旨の恋愛観のわかる論争です。
この二人の前には無に帰す。
*3見てない人がいたら見ましょう。見たことある人ももう一度見ましょう。社会現象を巻き起こしたプデュS2、伝説のソリソリカバーステージ。

この中の4人がデビューメンバーに残り、それぞれケミとして絶大な人気を誇っていました。
*4ダニエルくんとジソンさんのケミも、おねショタに近い構図をしていてとてもかわいいです。はっぴーえめもず。
*5 「繋いだ手があたたかくてもう何もいらなかった 花のように咲いた君という微笑み」
超特急「yell」より、最初の1フレーズを引用。


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