薬学部に入学するまで
親の勧めでも、薬剤師になりたかったからでもない。ただ単に興味があって、薬学を学びたかった。
ただ、将来のことを考えると資格をとれる6年制の薬学科の方がいいのかなと思って薬学部薬学科に進学を決めた。
(薬学部は6年制の薬学科と4年制の薬科学科があります)
薬学部に行きたい!
私は幼少期から身体が弱く、薬が身近にありました。高校生になり、卒業後の進路を考えるときに、漠然と薬学を学んでみたいと思ってました。
👶「薬について学ぶことができるところは...薬学部か!パパ、ママ!薬学部に行きたい!!!」
👨👩「金ないし、頭悪いから無理だ。やめておけ」
そうです。薬学部は私立なら年間約200万✖️6年の1200万程の学費がかかるのです。国公立なら6年間総額350万程の学費で済むのですが、低偏差値高校に在学していて賢くない私は諦めました。
(諦めるのはや)
やっぱり薬学部に行きたい!
諦めてからは進路のことはあまり考えずに部活に熱中していました。
そんなこんなで高校3年生になり部活を引退し、もう一度進路を考えることになりました。
高3 夏👶「大学は無理なら、薬のこと学べる専門学校でいいかな。だけど本当にいいのかな...」
高3 冬👶「やっぱり薬学部に行きたい!!!」
専門学校と大学を比較すると、やはり大学の方が学べる範囲は広いことと、何よりも薬剤師という資格は大きいのかなと思ったのもあり、薬学部に進学したいと再度、本格的に思うようになりました。
ただ、ずーっと学費で悩んでおり、勉強にも身が入らない生活が続いていました。
そんなこんなで両親に誠意を認めてもらい、とりあえず受験だけしてみようと、自宅から通える薬学部を1校だけ受験させてもらったのでした。
不合格😃
普通に落ちました。
そりゃあそうです。受験勉強も大してしていない。学校のテストも前日の勉強だけで適当に乗り切ってた私は勉強貯金もなかったのです。
しかしながら大学受験した帰り道は、全然できなかったので落ちたとわかり、めちゃくちゃ泣きました。わんわん泣きました。ねこねこ泣きました ?
落ちたことで薬学部に行きたいという、自分の本当の気持ちを改めて確認することができました。
浪人生活
大学受験に失敗した後でも専門学校に進学は間に合ったのですが、薬学部に行きたいという強い気持ちをなんとか認めてもらい、無理言って浪人させてもらうことにしました。
高校生までは殆ど勉強をしてこなかったので、宅浪では難しいのかなと思い、予備校に入れてもらいました。(ありがとうございます)
長時間勉強することに慣れていなかったので、吐き気がするほどしんどかったのですが、徐々に慣れていき予備校のテキストをこなしていきました。
しかし、勉強をしていても頭の片隅にはアイツがいるのです。そう、アイツ(学費の悩み)が...
アイツを出来るだけ小さくするために、一年間勉強に捧げる時間があるのだから、学費免除になる特待生を目指そうと決意しました。
勉強はしていたのですが、夏を過ぎても一向に成績が伸びないことに焦り、ネットで調べた参考書を買い、それをひたすら解くことにシフトしました。それからというもの、成績が伸び始め、ついに行きたかった薬学部の特待生に合格することができました。
やっと学びたいことを学べる!
しかも学費の悩みも少なくなる!
めちゃくちゃ嬉しかったです。世界はこんなにも明るいのかと思いました。
そのときが私の人生の最高到達点でした。
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