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短大を卒業して地方銀行に入行した女性社員が受けたパワハラの実情

私は短大を卒業してすぐに長岡市にある地方銀行に勤め、為替を6年半担当しました。当時は、為替の業務の主担当でした。

業務内容は、小切手・為替手形の取り立て、相続、一般振込、給与振込、インターネットバンキングを担当していました。

預金や窓口が忙しくなったきたら、そちらに回って窓口受付、夜間金庫の入金・振り込み案内・口座開設もしていました。

地銀の女上司に入行すぐにパワハラ

私が入行した翌日に直属の上司(女性)が転勤してきて、若くて女性ということや仕事のミスが多かったことから目をつけられました。

パワハラのきっかけとなったのは、私が入行して1ヶ月くらいの頃に仕事でミスをしてしまったことが原因でした。

その日をきっかけに、服装のこと(勤めていた銀行は私服)や髪型のことを言われました。

女上司は、とにかく若い女性が嫌いなことやミスの多かった私が気に入らなかったこともあり、3年間にも及んでパワハラをし続けてきました。

あるときは、服装のことで誰にも聞こえないような声で耳元に「スカート短すぎなんじゃない?」と嫌味っぽく言ってきたり、仕事の電話で女上司に引き継いだら「この子の電話、取りたくないんだけど」と言われたりしていました。

女上司の悪い評判は、周り全員が知っていて、支店長や本部の人たちだけが知らない、というような状態でした。

他の同期に聞いても役席がやるような仕事を1年目の私に押し付けてきたこともありました。その仕事が理由で、毎日11時近くまで残業していることもありました。

女上司は、私が残業している中、5時に帰宅し、手伝ってくれる様子はなく、とても冷ややかでした。

私は、女上司に任された仕事が、終わりそうになく、誰もいないところで相談したら、「納期を守こと。以上」となんのアドバイスもなく、突っぱねられました。

その時は、相談しようかどうかをすごく迷っていて、意を決して相談したので、ショックが大きかったです。

毎日のように支店中に響く罵声や、検印をもらうために提出した書類を地面に投げるなどのパワハラは続いていました。

女上司にパワハラされていた時に自分で取った対応策

私は、パワハラを受けて3年経ったときに、別の上司に相談しました。3年までは、とりあえず我慢してみようと思ったからです。

3年の間、毎日女上司のパワハラはひどく続いており、会社に行くと極度の緊張に襲われていました。今思うと、3年も我慢せずに早く上に報告すれば良かったと思います。

私は2人の上司に相談しましたが、そのうちの1人には「お前だけじゃないから、自分だけ辛いように言うな」と言われたり、「そんなこと気にしているのはお前だけだ」と突き返されました。

とても信頼している上司だったので、その言葉が帰ってきたときに裏切られたような気持ちでした。

もう一人の上司に相談したところ、気持ちを受け止めてくれ、「せっかくここまで続けたのだから頑張れ」と言ってくれました。

気持ちを理解してくれる上司がいたことがとても嬉しかったのを覚えています。ですが、この上司も女上司にいじめ抜かれて、会社に来れなくなってしまいました。

私が上の人に訴えたときに何か対策を取ってくれていれば、私以外の人が苦しむこともなかったのに、と思うと悔しい気持ちでいっぱいでした。

今思うと、直属の上司ではなく、直接支店長に相談したり、人事部に相談すれば良かったと思いました。

結局営業店の中で解決しようとすると、我慢しろと言われてなんの解決にもならないからです。

私は、相談した上司の1人が分かってくれなかったので、しばらく耐えられなかった自分が悪かったのだと、自分を責めました。

でも、そんな必要はないのです。一人の上司に分かって貰えなかったら、勇気を出して、他の部署や支店長に相談するべきです。

パワハラで悩んでいる方へのアドバイス

銀行の人間関係は、転勤があり3〜4年で変わると言われていますが、その3〜4年間が苦しいのですよね。

人間関係に悩むあなたは、もしかしたらパワハラやいじめを受けていても周りに悟られないように明るく振る舞っているかもしれません。

今は自分が未熟だから、もう少したてば状況は良くなると思っているかもしれません。

でも、残念ながらパワハラやいじめをしてくる人の中身は中々変わらないのです。

もしかしたら、いじめても、いじめても頑張って出社してくるあなたのことを憎たらしいと思っているかもしれません。

あなたが自分の気持ちを押し殺して、仕事以外のことで無駄なパワーを使うことはないんです。

仕事以外に使ってきた無駄なパワーがなくなると、こんなにも仕事は楽なものなのかと思いますよ。

上の人に相談することが怖いと思って、中々相談できない人もいると思います。私もそうでした。

でも、銀行の組織の中で働いている人は、上に訴えられると案外ころっと態度を改めてきます。評価が大切だからです。

それをうまく利用して、あなたに日頃かかっていたストレスを取り除きましょう!必ず、あなたの気持ちを理解してくれる人は1人はいます!

少し勇気を出すだけで、その後の仕事がとてもやりやすくなります。私は挨拶さえ無視されていた状況でしたが、上に訴えたら、翌日に女上司の方から挨拶してくるようになりました。最初の一歩を踏み出して、この先の未来を少しでも明るくしてください!

人間関係で悩み続けることは、本当に精神力を使います。少しの勇気が状況を変えてくれます。最初の一歩を踏み出して、この先の未来を少しでも明るくしてください!

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