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地方銀行に短大を卒業して就職した女性が転職を決めた理由はコレ!

私は短大卒業から地方銀行で勤務し、結婚しても行員のまま続け、出産を機に嘱託として再雇用してもらいました。合計13年勤務しました。

ずっと営業課で入行してすぐ為替担当、次に出納担当、その後窓口業務と営業課はほとんど携わりました。

保険や投資信託の資格も取得し相談窓口業務も担当しました。後方で仕事をするよりも、窓口での接客業務がとても楽しかったです。

地方銀行から転職したいと思った理由

入行した平成11年は、まだまだ帰りも遅く22時まで残業することも当たり前の時代でした。もちろん残業手当はありません。

しかし、当時はこれが当たり前の世界でした。出産し、嘱託に切り替わってからは時間通りに帰ることが出来ましたが、その限られた時間の中で現金勘定をピタリと合わせなければならない、時間との戦いでした。

その頃には行員も残業無しの時代となり、元々行員で知識のある嘱託の業務がどんどん増えていきました。

4年大卒の子にゼロから指導し、やっと独り立ち出来たところで転勤。また業務の辛さから辞めて行く子も少なくありませんでした。

その度、嘱託の業務量が増え、安い時給で都合よく働かされている感じがしました。

窓口にクレーマーが来て上司に対応をお願いしても「なんとかなだめてくれ」と代ってくれる様子は全くなし。

比べ物にならないくらいの給与をもらっているはずなのに、無難な仕事しかせず呆れたものでした。

退職を決めた極めつけはお客様を「獲物」と呼んだこと。投資信託や保険を売るに当たって「獲得」や「数打ちゃ当たる」という言い方をしたことがとても許せなかったので、この企業にいるのが恥ずかしくなりました。

窓口業務ではトイレに行くのも我慢し、四六時中監視カメラで見張られていることがバカバカしくなりました。

転職した業界の仕事内容を紹介

転職した業界の仕事内容は、建設関係の協会です。建設会社と市や県の行政との架け橋となり、より良い建設業界を作り上げることが1番の目的です。

仕事の違いとして、1番大きな点はマニュアルがないこと。銀行では何冊もの分厚いファイルに「この処理はこうしなさい。」と事細かに決められていて、順番が逆になるものなら血の気が引くレベル。私って機械みたいとずっと思っていました。

しかし、今の仕事はマニュアルなどありません。会社の社長や事務の方とのやり取りが多く、自分が見て、感じたこと、考えて実行し、やってみる。

失敗も成功も自分次第です。もちろんその分やりがいを感じます。銀行では同期の出世にあせり、ミスをすれば上司からの公開処刑。でも今は出世など特になく、ミスをすればみんなで補う、とても暖かい職場です。

銀行では個人の机な引き出しに個人情報なるものはひとつも入れてはいけないが、施錠を忘れたものなら始末書レベル。

空っぽなのに、それがルール。銀行の常識は、世間の非常識と感じることが多くありました。

建築業界へ転職したい方へのアドバイス

確かに銀行の給料、ボーナスの方が高いです。しかし、銀行だけが勤務先じゃない。辞めてみて初めて見る景色、団結した同僚、銀行の外にはもっと広い世界が広がっています。

自分を信じてくれる職場はやりがいがあります。監視カメラで見張られ、ちょっとのミスも許されず寿命が縮む思いをするのは辛いです。

確かに事故を起こさないためには必要なことかもしれませんが。お昼時間も取ることが難しかったのに、今ではちょっと外に出て散歩することもできます。心も身体も伸び伸びしています。

外で工事を行う人達は命がけで仕事をしています。お金以上です。社長さん方も従業員の命を1番に考えています。

安全を守るためのルールは沢山ありますが、銀行のルールとは全く違います。この業界の人達は人間味溢れる人達です。

その人達が、快適に仕事をし、やりがいを感じで貰うために、手助けをするのが私たちの使命です。

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