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有休は存在しませんでした。

仕事を辞めると決まる。

辞めると決めて社長と話しをしました。

社長は引き留めてきましたが、わたしは頑なに断りました。

このまま続けたら駄目だ。と決意していたからです。

そうして、私がどうしても、続けると言わなかったので、二ヶ月後に辞めることできまりました。

長いなと思いましたが、了承しました。

それから、先輩との折り合いが悪くなり、私は無視されることが多くなりました。

私の態度が悪いのと、私から無視をしたという理由だそうです。

あれかなと思い当たることはありましたが、完全に無視されますし、話をする時間も与えてくれる様子はありませんでした。もう疲れきっていたので、誤解を解くことも諦め、そのまま職場で空気みたいに仕事を二ヶ月ほど続けました。

先輩としては今まで散々可愛がっていた私が突然反旗を翻したように、感じていたのだと思います。

わたしはそれでもだんだん心えらくなって、職場の常識では本来ならば有休を使うこともなく辞めるまで働くのが当たり前だとわかっていたのですが、辞める十日ほど前にどうしてももう少し早めに辞めることは出来ないかと社長に尋ねました。

有休は既に消化されていました。

社長はもう少しじゃないかと言われましたが、とても職場内の雰囲気が入れる雰囲気じゃないから少しでも早く辞めたいと申し出たのです。

普通に考えて一年働けば有休は10日あり、それを使うことはできるからです。以前の職場でもそれが当たり前でした。だからせめて少しでもいいから使わせてほしいという気持ちだったのです

「あなたは感謝の気持ちが全くないよね。仲間に対しても私に対しても、どれだけあなたのことに心を砕いたと思うの?」

と社長に言われた瞬間、そうだなと思いました。


ハローワークの雇用条件で見た社会保険も年金の加入もなく、辞めたいと言っても先伸ばされ、あげく社会保険加入のために障害者手帳を取得するために病院に通わされました。セクハラもパワハラも我慢してみんなのためにきちんと辞めようと我慢して、人手が足りないと言う言葉で迷惑をかけないようにと今まで頑張ってきているんだから、ここまで働いたことをむしろ感謝してほしいとすら思ってました。


そのまま社長が怒ったまま話しは終わったので、今までの私ならばこのまま辞めるまで、我慢して働いたかもしれないのですが、このときの私はもう少し粘ってもいいかもしれないと思いました。

有休を使いたいとはっきり言わなかったのが悪いかもしれない。そもそも私が有休が使いたいのであって周りは関係ないのだからと思って、社長にそう伝えました。

社長は有休はもう全て消化していると言いました。

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