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【ガチ勢向け】2019WIN5騎手成績まとめ【買える騎手、買えない騎手】

2019年も全開催が終了したため、騎手の成績の傾向と対策をまとめてみたい。

WIN5の場合は通常のリーディングとは傾向が必ずしも合致しないため、各騎手の得意不得意を把握しておくことも的中への大事なアプローチとなる。

まずは近3年のリーディングから。

■近3年WIN5リーディングの推移

■2019画像1

※こちらが最新のデータ。

ルメール一強を川田が阻止しているように見えるが、数字以上に二人の差が大きいのは2着の差。

騎乗数は7鞍だが、2着が倍となっているのが大幅な割引ポイント。

これはいかに取りこぼしが多いのかの指標となり、川田が飛ばすときは配当が美味しいということにもなる。

理想となるのはすぐ下の北村友一の数字であり、これはルメールと同じパターンの数字。

川田と北村の馬質を考えると既に北村は川田を超えているといっても過言ではない。

また、ミルコの転落が目立つのは正しいが、それでもまだ4位にいるというのは注目。

夏競馬の覚醒で田辺が神懸かり的な活躍をしたが、その後は失速。

年間通してもミルコより下回った。

レジェンド武豊はノーザンの良血に乗れない近況でも個人馬主その他でこの位置をキープしているのは驚異的。

衰えは否定できずともノーザンの馬に乗ればすぐにでもリーディング争いに参加できるとさえ思える。

また、北村の活躍の陰に隠れる格好だが三浦の飛躍も見逃せない。

基本、WIN5の三浦は消しが正解だったのだが、馬質の向上もあり福永より上の成績となっている。

■2018画像2

※デムルメ時代の拮抗が崩れ始めたタイミング。

勝負弱かったルメールと勝ちにこだわっていたミルコの逆転はそれなりの衝撃。

それでもサートゥルナーリアを得て、巻き返し必至と思われたがまさかのルメールによる強奪。

ノーザンから見捨てられると武豊でも転落したのだからこれはもう前兆以外の何物でもなかったか。

■2017画像3

※この頃はミルコさえ押さえておけばWIN5がまだ楽に当たる時代だったと言える。

ミル転がしなんて言葉ももはや懐かしい死語となった。

当時の川田なんて雑魚もいいところでリーディングも21位である。

しかも4勝2着16回というWIN5では絶望的な地雷だった。

■ここからは2019年の傾向と対策

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※ルメールと川田の差が顕著に表れた数字。

最重視すべき勝率で3割超えはルメールただ一人。

次いでレーンきゅんの28.6%も優秀。

芝に関してはルメールが断然で、川田、北村、田辺が3人同じレベル。

ダート

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※岩田君の数字は年始に1番人気の連勝で稼いだロケットスタートが大きかった。

これまで用無し空気だった三浦のリーディングというのは初。

芝のリーディングには顔を出していないのに対してダートはこれ。

少なくともダートの三浦は消してはいけないレベルになった。

また、池添は芝でこそでダートはこれまで三浦同様にほぼ消しだったのが、芝の4勝に対してダートは5勝と別人のよう。

マイルCSのインディチャンプばかり目立ったが、19年の池添はダートの人であった。

そしてリーディング争いをしているルメール、川田もダートのときは大差がない。

ダートでも低下が僅かな川田に比してルメールは芝の勝率30%から半減する15%。

ダートのルメールは疑って損はない。

■クラス別成績

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※ルメールと川田の決定的な違いとなったのがG1だろう。

最多の5勝を挙げたルメールと大半が人気より下の着順で辛うじて1勝を確保した川田。

唯一の勝利であるクリソベリルにしても内枠を引けた恩恵と馬が強過ぎたという幸運が大きかった。

インで待機した好判断は認めても腕で勝たせたインパクトは薄い。

G2G3

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※G1でなくなった途端にこれだもの。

当方がよく川田は弱い者いじめしかできないと評しているのがこれ。

どっちがルメールかわからない逆転現象。

前戯が得意で本番は早漏というのがまさにこれである。

田辺がG1で活躍できなかったのは馬質であって川田とは別。

重賞以外画像8

※北村友一が飛躍のきっかけとなったのが重賞以外の成績。

ルメールや川田が成績を落としたのに対してリーディングである。

ミルコにしても重賞以外ではまだまだ存在感がある。

これは馬質さえあれば重賞で上に上がれる裏付けともなる。

北村がG1で川田より活躍したのも納得できる。

ミルコにしてもサートゥルナーリア他、多くの有力馬を奪われたのは致命傷だが、G1で勝ち負けレベルの馬に乗っていたかは疑問だけにこれは仕方がなかった。

三浦と池添はダートで稼いだ勝ち星。

■距離別成績

1000-1500m

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※短距離で勝ち星を稼いだのは北村と田辺。

ここでもルメール川田の牙城は崩れている。

1600-1900m

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※マイルから1900mだと川田ルメールが安定してくる。

対象レースも多くボリュームゾーン。

2000以上

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※王道路線多数の中距離以上になると圧倒的にルメールが好成績を収めている。

また、外人騎手が総じて好成績なのも特徴。

川田がアテにならなくなるのは中距離以上と言ってもよさそう。

2着が1着の倍になっている時点で使えないし、圧倒的な悪目立ち。

武豊が1年間で菊花賞しか勝てていなかった現実にも驚かされる。

いっくんはマイラーだからね、仕方ないね。

■競馬場別成績

中山画像12

※ルメールは中山が得意。

年末のミエノウインウインなんかを見ていても中山の安心感は異常に高かったといえそう。

松岡の勝利はウインブライトで稼いだもの。

三浦や武豊もダートで拾っている。

いっくんは誰が乗っても勝てるコントレイル様の1勝だけで論外。

東京画像13

※中山と遜色ない成績を収めたルメールに対してミルコが互角にやれたのが東京。

データ的に目立ったのは田辺の東京克服。

中山でしか勝てなかった田辺が今年は東京を克服しての好成績。

中山に続き川田が圏外で未勝利。

京都画像14

※京都得意な北村の好成績は想定通りだが、ルメールが圏外で1勝だったのは意外。

騎乗数が9鞍しかなかったのも少ないがこれは気になるデータ。

元々京都は得意な騎手だったが、ここまで騎乗数が少なかったとは。

年間通してルメールが京都で勝ったのは春天のフィエールマンのみだったという事実。

川田は天敵ルメールを逆転したレアケースもやはり2着の方が多い詰めの甘さ。

阪神画像15

※川田が唯一まともな成績というか馬質に見合った結果を残しているのが阪神。ただ、ルメールも8戦4勝はえぐい。

割って入った北村は苦手の阪神を克服した結果。

小倉画像16

※秋山を狙って買えるレアな競馬場

新潟
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※新潟はもうカオス。

福島画像18

※福島もわけがわからない。

札幌、函館画像19

※川田が最も輝いた場所。内訳は札幌記念3人気ブラストワンピース、キーンランドC1人気ダノンスマッシュ、クイーンS1人気ミッキーチャーム、敗戦はWAJS5人気ヴォカツィオーネ5着。上位人気とはいえ3人気以内で3戦全勝は見事。

特に札幌記念のブラストワンピースは初騎乗ながら好騎乗だった。

中京画像20

※全国の福永祐一ファン(JK)のみなさん、お待たせしました。

リーディングでこそないが、高松宮記念優勝で5戦2勝なら別人レベルの好成績なのでセーフ。

■1倍台飛ばしたリーディング

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※まあこれは予想通りといえば予想通り。

とはいえルメールも川田も断然人気だから安心というほどでもないのは確か。

いずれも勝率が3割しかないということは7割疑ってもいいということになる。

これは高配当を狙う上では欠かせない要素。

■高配の使者リーディング(単勝10倍以上)

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※来年は北村友一を積極的に買おう(決意

ダート画像23

※これまでのダートで用無しのデータをブレイクしたのが今年の池添。

まさか池添を買うなら芝よりもダートの時代が来るとは。。。

■まとめ

こうして毎週データを取って来ていても常に把握していないと傾向はすぐに変わって来るので注意が必要。

また、コメントはあくまで個人の感想なのでノークレームでよろしくお願いしますね。

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