【2020WIN5】買えた騎手、裏切った騎手他、データの傾向とまとめ
普段なら金曜は週末用のデータをまとめてサイトにUPする準備に勤しんでいるのだが、金杯前ということで珍しく休養日。
だが、こんなタイミングだからこそ昨年のデータを振り返っておきたい。
傾向は日々変化していくものだけに、歴史は繰り返すと言っても少なからず変動はあるもの。
自称WIN5研究家として、今年に繋がるデータをまとめてみる。
無料にしたので不幸にもWIN5なんかに手を出してみようなんて思っている病的な人のお役に立てるようなら幸い。
まあこの手のやつも、元は自分用に使っているものをついでに表に出してるようなものだから手間は同じということで・・・。
■低配当トップ10
※1万円を切るような超激安はなかったけれど、一桁台が4回。全56回中だから多くはないが、ほぼ当たりもしないWIN5なんてやるリスクには見合わないか。まあ予算をどれくらいで組むかで変わって来るのだが・・・。
■高配当トップ10
※いやあゴイゴイスーだね。アドマイヤジャスタ、メイケイダイハードであれに荒れたときにキャリーが1回発生。他には1票のみ的中なんて神業で阻止されたのが2回。納税しろよな(おまいう)。嫉妬やない、、、嫉妬やないんやwまあいずれにせよ4桁台なんてHITすれば激熱案件だよね。
■配当分布(全56回)
億超え(キャリー含む)⇒3回
4桁台(6000万以上なし)⇒12回
3桁台(800万以上3回)⇒21回
2桁台(50万以上5回)⇒16回
1桁台⇒4回
※現実的に狙えるのは3桁台が多くなると思う。個人の感想だけど。低予算で遊んでいる人は2桁台でもあり。そうでもないと毎回惜しいだけで突き抜けられないジレンマと戦うことになりそう。
■勝ち馬の人気(芝)
※実はこれには少し驚いている。過去の傾向としては、3番人気以内を押さえておけば7割拾えるというイメージだったのに対し、4番人気が台頭している。
迷ったときは3番人気まで脳死で押さえて、あとは運頼みというやり方がハマらなかった理由はこれも大きいのかな。これだと4番人気と5番人気の間に溝があるため、上から4頭をマークしないといけない。
次の谷があるとしたら8番人気と9番人気の間。余裕があれば9番人気も欲しいところ。
二桁人気は魅力だが、ここに手を出し始めると沼る。1レースあたりの点数を絞っていかないと全体の点数が急激に増えるのもWIN5の怖さ。長期戦を考えるならよほど潤沢な資金でもない限りは、割り切った方が健全だ。
それに二桁人気馬が勝つようなときって、なぜかそれ以外のレースでも二桁人気が来るようなこともある。もし生き延びたとしても2度目の二桁人気にやられたらメンタルに響くからおすすめできない。
1番人気の期待値は勝率3割に収束するから、帳尻はあっている。しかし、秋G1や対象5R目で大型連勝があったにもかかわらず、この数字は物足りない。
要はそれまでにかなり負けていたということ。夏競馬なんかは特に酷かった。
■勝ち馬の人気(ダート)
※こちらも芝と同じく4番人気が台頭。今年はこれがキーになっていたかもしれない。それほど荒れ続けた印象はないのに配当がそこそこつく場合。3番人気以内が連敗して4番人気が替りに勝つケース。こういうのが地味に配当を押し上げていく。
ダートは7番人気までという傾向が特に強い。この場合は基本を4番人気以内で組んで、狙いたいところは5,6,7番人気という戦略は組めそうだ。
■WIN5対象レースの騎手リーディング(芝)
※Twitterで触れているのはWIN5のデータがメイン。通常のリーディングではルメールの独走だったが、川田が意外にも互角に張りあっている。注目は弘平と佑介だろう。祐一や戸崎よりも勝っている。
■WIN5対象レースの騎手リーディング(ダート)
※ダートも似たような傾向。芝が得意でダートは苦手、またはその逆のようなパターンは珍しくないのだが、リーディング上位では顔触れが変わっていない。
あ、祐一がいなくなったねw ダートの福永は買えないというのは知ってるけどまあ。
■WIN5対象レースの騎手リーディング(芝重賞)
※ルメールと川田の差が出るのが重賞。朝日杯、ホープフルで連勝して加算に成功したとはいえ、大きな差がついた。
平場の川田、重賞のルメール。
■WIN5対象レースの騎手リーディング(ダート重賞)
※ダートでもルメール。
■G1成績総合
※異常馬質のルメールが勝っているのは間違いないが、評価すべきはその安定感だろう。勝率も36.4%と3回の1回以上勝っている。しかも3歳世代はコントレルやデアリングタクトという3冠馬が出たにもかかわらずだ。
勝てるだけの馬に乗っていたのかは置いておくとして、武とノリが騎乗数の割に未勝利なのも目に付く。
■単勝1倍台の馬の信頼度
ではそろそろWIN5らしいネタに切り替えよう。
点数を増やしたくないWIN5で最重要なのは1点買い。これが成功するか否かで資金配分が大きく変わって来る。
誰もが人気馬がいるとつい絞りたくなるものだが、それがけして攻略にあたっていいのかとなると案外そうでもない。
馬券というものはそもそもがパイの奪い合い。的中した人間の取り分はいかに外れた人間が多いかで決まる。単純に少数派を狙わないと大多数と同じになるため、取り分が少なくなるのは自明の理。
ましてやそれが1倍台の1番人気となると、大多数が絞りにかかる。とりわけWIN5の場合は、その傾向が強くなるので逆張りが重要となってくる。
そもそも1番人気自体の勝率が3割いくかどうかなのだから、基本は7割負ける。圧倒的人気馬なら、その分勝率は上がるとはいえ絶対視するのは危険が伴う。
以下は2020年のWIN5対象レースで1倍台に支持されていた馬の成績。
人気 着別度数 勝率
1番人気 28- 7- 5-17/57 49.1%(総合)
1番人気 18- 3- 4-11/36 50.0%(芝)
1番人気 9- 4- 1- 6/20 45.0%(ダート)
ほぼほぼ似たような結果になっているが、勝率にして約5割。
要は2回に1回は負けている計算。
例えば、有馬の前日の土曜にしても、このときの1倍台の馬は阪神10R元町Sのシルヴェリオ(1.8倍)、阪神11R阪神C(G2)のインディチャンプ(1.5倍)なんかが飛んでいる。紛れの少ない中山大障害はメイショウダッサイが人気に応えたとはいえ、5レースに存在していた1倍台は3頭中2頭が敗れている。
その結果が2000万超えの高配当を呼ぶこととなった。締めにも12番人気ジャコマルだったし。
で、そんな1番人気を疑うのはいいけれど、替わりにどれを買えばいいのか?そりゃもう当然2,3,4人気馬でいい。これは購入票のシェアの関係もあるのだが、通常の人気分布で5,6,7番人気を当てるくらいの効果が期待できる。
今年1倍台の馬が敗れたレースは29回あったが、2番人気10回、3番人気6回、4番人気8回、5番人気1回、6番人気2回、7番人気2回となっているのも裏付けとなる。
※これは1倍台の1番人気馬での成績。私が生姜君は信用できないといっているのもこれ。ルメールはしっかり5割のラインを超えているが、生姜君は通常の期待値である3割から少し増えた程度に過ぎない。
■競馬場別の人気分布
◆函館、札幌
※武史が頑張った。
◆福島
※丸山と内田
◆新潟
※1,2番人気が頑張った。戸崎と川田。
◆小倉
※ハゲとるやないか
◆中京
※隼人、武、川田。中京の福永とは何だったのか?
◆東京
※1番人気が強い。ルメール、武。
◆中山
※実は中山でそこそこ買える川田。田辺は中山芝1600専門。
◆京都
※京都は3番人気以内でこれまでの傾向に合致。京都の弘平にとって川田はもはや敵ではない。
◆阪神
※阪神は生姜君と佑介。弘平はパワーダウンする。京都の改修でしばらく開催がないから、今年の弘平は信用できなくなる。
■3番人気以内で信頼できる騎手
※生姜君は重賞がダメダメだけど、平場で稼げる。
■4番人気以下の穴で注目の騎手
※佑介、弘平、戸崎、川田の四天王。ルメールどこ行った?
■距離による違い
※1600m以上はルメールと川田
※1500m以下の短距離は武と弘平。ルメール、川田も怖くない。
■全体の傾向を考える
データばかりでそろそろ眠くなって来た頃じゃないだろうか(笑)
これで最後になるのでもうひと頑張り。
※対象5Rでよく荒れているのは3R、4Rで5Rは案外堅い。
・リーチまで辿り着ければ最後は1,2番人気の2頭を押さえておけば5割以上の期待は持てる。
・5Rすべてが3番人気以内の決着は56回中4回と少ない。WIN5で本命党はやってはいけない鉄の掟。
・4番人気がキーとなることが多いので、3番人気と悩んだら4番人気も一考。
・ルメール、川田はマイル以上で強いが、短距離は大差がない。
・二桁人気は捨てていい。
・1番人気は2回くらいは大体勝つ。
■まとめ
2020年のおおまかな傾向はこんな感じ。
2011年の初回からはじめて試行錯誤を続けているけども、WIN5に軽い気持ちで手を出すとひどい目に合うのがほぼ確実なので、基本はお勧めしません。
それでもやってみたいというドエムな方は参加をお待ちしています。
上手くいけば思わぬ高配当を手に入れることも夢ではない。
9割以上は悪夢だと思うけど(笑)
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