エヴァ新劇考察(序破Qシンの関係性)

ども、くろいさかなです。

まもなくエヴァンゲリオン新劇場版の完結作「シン・エヴァンゲリオン」が公開されます。私自身も、新劇だけですがエヴァンゲリオンを何度か見ています(それぞれ最低4回は見た)。
シンエヴァに向け様々な考察が飛び回っていますが、私自身も考察を論じてみようと思います。とりわけ「序」「破」「Q」「シン」の関係性、時間軸について掘り下げます。
以下、ネタバレありますので未視聴の方はブラウザバックした後、すぐに新劇エヴァの視聴へどうぞ!笑笑




3!


2!


1!


0!


では始めます。
文章だけでは説明が難しいので、図を用います。文字汚いですがw

くぁ

本考察では大きく3つのテーマに分けそれぞれを論じ、最後にまとめます。
また、2つ目のテーマまではシンエヴァを考察の対象に含めません。説明できないことが多いのでww


1つ目のテーマは「カッコ付きの副題」についてです。
「序」「破」「Q」にはそれぞれ英語でカッコのついた副題が存在します。

序(1.0):YOU ARE (NOT) ALONE.
破(2.0):YOU CAN (NOT) ADVANCE.
Q(3.0):YOU CAN (NOT) REDO.

この副題の意味は映画を見た方なら察しがつくと思います。
YOUにあたるのはシンジだと思われます。序ではシンジが仲間を信じ、孤独を振り払ったのでNOT有りの表題(翻訳:「君は一人じゃない」)。破ではシンジが綾波を救いだし、前進したのでNOT無しの表題(翻訳:「君は前に進める」)。Qではシンジが槍を抜いたが、世界の再構築には至らなかったのでNOT有りの表題(翻訳:「君はやり直せない」)。
このように、ラストシーンによってNOTの有無が決まられているように思われます。それではなぜカッコがついているのでしょうか?
それは劇中でカッコ有りとカッコ無しが存在しているからではないでしょうか。映画の中間地点でタイトルが表示されるのですが、そこが境目だと思っています。確かに、序では前半はシンジが孤独を抱えるストーリーであるように見えます(翻訳:「君は一人だ」)。あるいは複雑にカッコの有無が入れ替わっている可能性もあります。
どちらにせよ、最後は次の物語に繋がる展開へと収束します。これがカッコ付きの副題の意味だと私は推測します。


2つ目のテーマは「エヴァ新劇の予告映像」についてです。
まずは下記の動画をご覧ください(シンエヴァの予告については触れません)。

これらの映像に違和感を感じた方も多いかもしれません。なにせ、映画本編に無い映像が多数含まれています。なぜでしょうか?庵野監督は嘘つきなのでしょうか。笑笑
私は意図してつくられたものだと思っています。1つ目のテーマを踏まえていえば、「カッコの有無による映像の違い」がその理由といえます。2つの世界が入り混じっているからこそ、多少の展開のズレがあることは自然です。だから予告では違う映像が流れているのです。しかしこれは破の映像だけに当てはまると思っています。Qの予告映像に関しては、そもそも映画本編のパラレルワールドですらないということです。ではどういうことか?これは3つ目のテーマに含めて論じます。


3つ目のテーマは「3つのQ」です。
エヴァQは3つ存在していると私は主張します。以下の3つです。

第1のQ:別名「急」。予告映像のみで登場。
第2のQ:別名「旧」。2012年公開。
第3のQ:別名「Q」。シンエヴァに含まれる。

第1のQは先ほどの予告映像で紹介されました。映像から推測するに、これはエヴァの「空白の14年間」を描いた内容だと思われます。また、タイトルの下に「Quickening」とあります。意味を調べると「急速に」を表すそうで、これは14年間を予告映像という形で素早く見せた、ということではないでしょうか?(また、「急」という意味もなぞらえている?)
第2のQはみなさんがよく知る「Q」です。この世界はシンジがやり直せなかった世界で、これまでとはと違い、次のストーリーに進めなかったと思われます。
そこで第3のQです。このQは事実上、破の正統な続編です。これはシンエヴァに含まれると思われ、シンジがやり直す世界を描くと思われます。
シンエヴァは「4.0」では無く、「3.0+1.0」という表記になってます。これは「3.0」であるQを含んでいる、という意図があると私は踏んでいます。さらに「1.0」は序に当たりますが、これはシンジが世界をやり直した結果、序に戻ることを意味していると推測します。つまりこの2つを合わせたものが「シン・エヴァンゲリオン」なのです。
また、シンという文字は「新」になります。これは第2のQ,別名「旧」との対比になっているのではないか、とも予測できます。


最後にまとめます。
・カッコ付きの副題は、劇中で2つの世界(カッコの有無)を行き来していることを示している。
・予告映像ではパラレルワールドが描かれている。しかし「破」だけであり、「Q」は空白の14年間を描いている。
・Qは3つ存在し、それぞれ「急」「旧」「Q」に分けられる。
・シンエヴァはシンジがやり直した「Q」とその結果にあたる「序」が描かれる
あくまで私の推察であることをお忘れなきよう。また、エヴァは無限にループし、シンエヴァ内の序の後も破、Qと続くと思われます。これは庵野監督が新劇場版制作の所信表明にて「『エヴァ』はくり返しの物語です。」と述べていることから推測しています。
はたしてシンエヴァはどうなるのか!
答え合わせも含め、非常に楽しみです!

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