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初心者のための投資のこれから<7月>(無料) 2024年7月最新版 6配信分

FXを中心に、ドル円相場を、株、仮想通貨の今の状況とこれからの分析を、初心者向けにお伝えします。

七夕です

 7月のトレードがはじまりました。
6月から円安が進んでいます。161円を超えて、162円に近付き、また日銀の為替介入が話題になり始めました。
 一番の注目は なんといっても、今週の5日に発表される


「アメリカ雇用統計と失業率」

ここに注目があつまっています。

 その結果の前にドル円はどう動いたか、みてみましょう。

 7月1日 23:00(日本時間)
6月ISM製造業景況指数が発表されました。
結果は 前回48.7   今回48.5(予想49.2)
基本50を下回る数字は悪い結果です。予想よりもさらに下回りました。
161.345円から160.947円まで急落します。しかし、すぐに買われてドル円は上昇、161.73円まであがっていきます。
 ともかく円が弱く、下がるとすぐに買われてドル高になる状況でした。

2日には 5月雇用動態調査(JOLTS)求人件数 が発表

前回805.9万件 (791.9万件)  今回は814.0万件(予想791.0万件)
 求人は増え、労働市場が強いことが浮き彫りになります。
161円台を推移していたドル円価格は、さがっていた161.276円から161.584円へと上昇します。雇用が悪いという情報が流れていましたが、結果は強かったわけです。

 3日には 今度は 6月ADP雇用統計(前月比)が発表です。

前回は15.2万人 (15.7万人)  今回15.0万人(予想16万人)
減少です。161.686円から160.768円まで急落します。
 しかしそのあと、4日には161円台に戻ります。
このように、ドル円は下がれば円安へと上昇し、雇用関係の減少という、ドル安期待で下がるという、160~162円のレンジを作ります。

そして5日 21:30

アメリカ雇用統計

の発表です。

6月非農業部門雇用者数変化(前月比) 前回27.2万人 (21.8万人)  
 今回20.6万人(予想19.0万人)

米国6月失業率       前回4.0%   今回4.1%(予想4.0%)
米国6月平均時給(前月比)   前回0.4% 今回 0.3%(予想0.3%)
米国6月平均時給(前年同月比) 前回4.1%  今回3.9%(予想3.9%)

ドル円は始め下がったかと思うと急上昇し、またさがり、上下にふれて判断に迷うような動きを見せます。
 確かに雇用者数は20.6万人と予想をこえてふえてます。いっぽう失業率は4.1%と悪化しています。時給は予想通りですが、前回よりは下がっている状況です。
 実は、今回の雇用統計はかなり悪いという情報がながれていて、ドル売りが進んでいました。ですから雇用統計発表前にはドル円はかなり下がり、160.50円まで下がっていたのです。しかし、強い雇用者数で損切りして上昇していき、161.30円までドル高に戻ります。 が、そのあとはまた売られていき、結局、160.74円で今週のトレードを終えています。

 実は、この数値、今回の雇用統計の発表前と同じくらいの価格です。
市場はドル安への期待を持ちながら、現状維持というスタイルです。

「6月雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比20万6000人増と伸びが減速。過去2カ月分は計11万1000人下方修正された。平均時給の伸びも減速した一方、失業率は4.1%に上昇した。 円相場は米雇用統計発表後、一時1ドル=160円35銭まで上昇。ただ、その後は161円台前半に下げる場面もあるなど、不安定な値動きとなった。」と報道されました。

 

それでは、これからのドル円はどう動くのでしょうか?


ドル円の、週間ベースでは円は対ドルで4週間ぶりの上昇となっています。
 そして、 デリバティブ市場では、年内2回の利下げが再び完全に織り込まれ、9月に利下げが開始される確率は約76%とみられています。また、金相場は続伸し、6週間ぶりの高値をつけました。

 日本のトレーダーは円安方向(ドル高)で儲けたいとおもっています。スワップポイントもつきますし、円は本当に弱いですから、また、為替介入も利益のチャンスと狙っています。
 一方、欧米の大口は、ドル安を願っています。正確に言えば、金利の値下げです。(結果として、ドル安)
 ともかく、なんとしても、株があがること、金やCFDの利益があがること、ついでに仮想通貨もです。
 日本のトレーダーと欧米の大口では、やはり欧米が強いです。ですから、短期でドル円はあがっても、やはり下がっていくだろうとみています。来週のCPIで、また下がって欲しいという願いとともに、リーク情報が流れてきます。
 そして、アメリカ大統領選挙、ほぼボケ老人化しているバイデン大統領、選挙前に利下げをすれば、国民の支持を得られます。(トランプ候補は、そのために利下げに反対しています。まあ、大統領になれば、即、利下げするでしょうが)バイデン大統領の代わりに、ハリス副大統領が出馬するかもしれないというニュースもありますし、まだまだこれから波瀾がまっていそうです。
 初心者のみなさんは、まだまだ、勝ちづらい展開がつづくことになります。




負けないトレーダーになる ワンニャンポイント!

ローソク足に注目しましょう

 以前、大口の考え方などを書いたことがありますが、メンタルに関してはとても重要です。そのあたりを書こうかと思いましたが、しかし、それは初心者を卒業してから、本当に勉強しないといけない事だと思っています。(しかも、かなり長くなって、抽象的でわかりずらい)
 なので、「ひじきのFX]ではあまり書かない、手法やテクニカルの話を初心者向けにしてみようかな、と思いました。
 というわけで、今回は基本の基本、ローソク足について、少し話します。
FXをはじめて、すぐに基本的な勉強で、ローソク足について学習するとおもいます。
 しかし、ここでローソク足の講義をするつもりはありません。
(ローソク足のことが良く理解できていない人は自分で調べて勉強してくださいね)
 注目してほしいのは、ローソク足を見るだけで、トレードで利益を上げている人がいるということです。そこから値動きを見ていけるわけです。私はとくにローソク足の「ひげ」に注意しています。
この「ひげ」が上下、トレンドの転換などになるからです。またこの「ひげ」のなかに、他のトレーダーの利確と損切りをみつけます。
 一度、勉強を終えていると思いますが、再度、視点をかえてローソク足をみてください。



<この「ひじきのFX]では経済指標のファンダメンタルを中心に、ドル円などの動き、相場の方向性をおしらせしています。相場の方向性を間違わなければ、勝ちやすくなります。なにより、短期に逆張りになり含み損を抱えても取り返すことが出来ます。この方向性を間違えると大きく損切りをして退場の憂き目をみることになります。テクニカルについては、動画をみて(ユーチューブなど)勉強した方が身に付くので、ここでは解説していません>

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