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初心者のための投資のこれから<6月>(無料) 2024年6月最新版 23配信分

FXを中心に、ドル円相場を、株、仮想通貨の今の状況とこれからの分析を、初心者向けにお伝えします。


サイド為替介入はあるのか?

6月21日 ドル円は大きくドル高、円安にすすみました。
 160円直前の159.80円で週末を終えました。


その前の動きはどうでしたでしょうか。
まず、今週の指標として、5月のアメリカの小売り売上高が発表されました

 18日 21:30 アメリカ 5月小売売上高(前月比) 前回0.0% (-0.2%)   今回0.1%(予想0.2%)
米国5月小売売上高(除自動車)(前月比) 前回0.2% (-0.1%) 今回-0.1%(予想0.2%)
小売は予想を下回り、ドル円は下がりました。158.06円から157.76円へと下落。
 しかし、19日、さらに20日に入ると次第にドル高方向に、ドル円はすすみます。159円台にドル円は乗せてきます。

 日本が、米国の為替監視対象リストの再度、載せられたという報道がされたのも同じころです。また、日本の為替介入の話題が起きてきました。

 そして週末の夜、PMIが発表されると、ドル円は動きます。
06/21金 22:45に  米国6月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)が発表されました。
 前回54.5  今回54.6 (予想53.5)
予想外に強い数字でした  .
ドル円は159円台に入るとさらに上昇を始めます。そして、上記に書いたように、前回の為替介入のポイント。160円に159.8円まで迫って、今週の取引を終えたのです。
 ともかく、ドルが買われましたが、それ以上に円が売られてのドル円上昇でした。

来週からのドル円はどうなるのでしょうか?


前回のドル円への為替介入は、一気に160円を超えていったときに起きました。160円になったから、為替介入をするというルールがあるわけではありません。
 実はドル円の購入者の 60%が買い、ロングのポジションをとっているとみられます。つまり、買い方向のトレーダーが多いのです。
 だからこそ、すきあらば、買い方向で利益を上げているトレーダーが多いということです。
 一方、Bloomberg によれば、為替介入による利益を狙う、「円買いポジション」をとるトレーダーも増えているようです。
「東京金融取引所の集計データによると、FX投資家は5月中旬以降に先物取引を通じて対ドルの円買いポジション(持ち高)を増やしている。為替介入を先読みして円反発時に利益確保を狙う投資戦略が同投資家の間で広がっている可能性を示唆しており、介入への期待の表れでもある。4月末から5月にかけて政府・日銀が円買い為替介入に踏み切った際にはこの円買い持ち高は大きく減少していた。」
 つまり、どちらにも大きく動く可能性が高いということです。
再度、160円越を狙って動くでしょう。ただ、すぐには介入はないとみています。160円を超えて、1日で161円162円となれば、介入してくるはずです。
ドル円160円という数字は、輸入企業には死活問題です。ここで手を打たない政府であれば、産業界から批判が半端ではないからです。
また、160円になり、利確して清算してくる大口もいるでしょう。そうすれば、大きくドル円は下がります。(ドル買いの利確はドル売り)

 いずれにせよ、私は7月にはドル円はドル安に大きく舵を取るとみています。
 来週の月末の一週間は
 
政府もトレーダーも注視する展開になることは間違いありません。
 来週は、アメリカのGDP,とPCEデフレーターの発表がありますし、月末のフローも起きます。大きくどちらに動くのかわからない、危険な時期です。初心者はここで、利益をうまくとってやろうとすると、かなり痛い目をみます。
上を狙う、下を狙う、あててやろう、とすると損失をだします。
気を付けてください。

私は大きく上昇したら、ショートポジションをとり、気長に待つ戦略ですW
 


負けないトレーダーになる ワンニャンポイント!

「聖杯さがしをしない」


FX業界では、有名な「聖杯探し」つまり、ぜったいに勝てる手法や、テクニック、情報がある、これをやれば必ず勝てるとういう方法=聖杯 というわけです。
 とくに、FXを始めて、勉強して、いろんなテクニカルや、手法を学ぶと、その上をいく絶対王者の方法があるのではないか?とおもってしまいます。
 あの何億円も稼いでいるトレーダーはきっと「聖杯」を見つけたに違いない、というわけです。とくに、トレードでうまくいかないときや、手法がきかなくてお金を失うと、ついどこかにあるはずの「聖杯」をさがしてみたくなります。そうして、迷路に迷うと、怪しいサロンやトレードスクール、詐欺師の餌食になります。
 大金をトレード以外につかって、聖杯探しをすることになります。
 しかし、聖杯ありません。
 それは自分がトレードにある程度かてるようになると、わかります。
 どんな手法やテクニカルも、その状況をいかに理解して、適切把握して効果をだせるかで手法も、テクニックもいきてきます。(有効な手法は、たしかにお金が増やせます。ただし、自分が下手だとお金も大して増えません)
 要するに、自分に経験と実力がついてきてこそ、生かせるというわけです。つまり、「聖杯」はあなたの実力と経験値、知識の中にあるのです。






<この「ひじきのFX]では経済指標のファンダメンタルを中心に、ドル円などの動き、相場の方向性をおしらせしています。相場の方向性を間違わなければ、勝ちやすくなります。なにより、短期に逆張りになり含み損を抱えても取り返すことが出来ます。この方向性を間違えると大きく損切りをして退場の憂き目をみることになります。テクニカルについては、動画をみて(ユーチューブなど)勉強した方が身に付くので、ここでは解説していません>

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