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『インサイド・ヘッド2』を観ろbotと化した

インサイド・ヘッド2、公開2日目に観ました。

めっちゃ良かった………………。

ピクサーって大人も子供も楽しめて、失いかけた子供心を取り戻させてくれる作品が多いけど、今回は完全に大人向けだったなという印象。(もちろん子供も楽しめる内容だと思うが)

良かった箇所についてうろ覚えながらに書いていくので、以下ネタバレです。



「思春期」ってこうだったね

ライリーの言動に、良い意味で(良い意味で?)めちゃくちゃ共感性羞恥を覚えた。等身大の”思春期”すぎる…。

特に「うわ~~~~っっっ!!!」となったのは、周りのテンションに合わせるために自分の好きなバンドのことを皮肉るシーン。「自分の気持ちよりも周囲のウケの方がずっと大事で、思ってもいないことを言ってしまう」という思春期あるある、わかるよ……。

そしてそれを古くからの友人に指摘されて、一層恥ずかしい思いをするライリー。もう見てられない。マジで死にたくなるよね。


他にも、母親に「どうだった?」と聞かれることすら鬱陶しくて適当な返事をしてしまったり、自分だけ背伸びしようとして大事なはずの友人を蔑ろにしてしまったり。

大人の感情たちが暴れてしまっていたんだな、と思えば、似たような自分の過去の経験も愛せる気がした。

結論はわかってるんだよな

1も2も、最後は「どんな感情も大切」。メタ的に考えてしまえばその結末に辿り着くことはわかりきってる。でも泣けるのが凄い。

シンパイが暴走してしまい、とうとう抱えきれなくなったところで硬直して涙を流すシーンで大号泣。前作のヨロコビ然り、「自分がライリーを守る」という思いが強すぎて空回りしてしまうのが切なくて愛おしい。

そして感情たちが決めたのではない、ライリー自身が作った「木」をみんなで抱きしめてからの

「ヨロコビ、ライリーが呼んでる。」

もうすごい。すごすぎる。良い年した大人だけど、自分自身も丸ごと肯定されたような気分になった。涙が止まらなかったのは、心がものすごく温かくなったからだと思う。


声優さん、スゲー

ヨロコビ役の声優の小清水亜美さん、とにかくスゲー!と思った。前作から全く違和感ない。難しいことはわからないから何とも言及しづらいけど、何というか、職人技だな…

あとはシンパイ役の多部未華子さん。ピクサーっぽい喋り方がメチャハマってて良かった。事前に知ってて観たけど「えっウマ………声優の方???」ってずっとびっくりしてた。ピクサーの吹き替えってハズレがないよね。


あの頃のピクサーが帰ってきた!!!という感動も相まって、かなり幸せな気持ちで鑑賞した。

それからというもの会う人会う人に「インサイド・ヘッド2観たんだけど…」と勧め、カラオケに行けば『プレゼント』を歌って「これインサイド・ヘッド2の主題歌でさ…」と言うインサイド・ヘッド2botと化している。

皆様も是非。

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