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育毛剤を使うとハゲる?信じていることが間違っていたら、その時あなたは?


世の中における真実というのは、実に曖昧です。

まずは、人に対する評価、
「あの人はこんな人だ」という話は、多くの場合、評価者の主観でしかなく、それが真実だとは限りません。

歴史、
新しい史実が発見されると、歴史は変わります。
現在、1192(イイクニ)つくろう鎌倉幕府でないということに衝撃を受けました。

科学的俗説、
科学と言われると真実のような気がしますが、説がわかることは珍しくありません。
たとえば、「脳は10%しか使われていない」という話。
実際は、現在の科学では何%なのかは測定できないようです。
残りの90%に期待するよりも、現在使うことができている脳を活性化させる方はよいと思います。

データですら、真実ではないこともあります。
たとえば、育毛剤の使用率と薄毛の人の割合を示したデータがあるとします。このデータから、「育毛剤を使っている人ほど、薄毛になりやすい。従って、育毛剤を使うとはげる」という推論が出されたとします。
この話を信じて、育毛剤の使用をやめた人は薄毛にならないのか?と言いますと、そんなことはないでしょう。

そもそも、育毛剤を使っている人は、薄毛の人が多いことを考えると、将来的にさらに薄毛になる確率が高いのは当たり前です。育毛剤がハゲの原因になるということではありません。

ちなみに、頭髪対策には、育毛剤と養毛剤があります。文字通り、髪を育てる役割と生やす役割の違いで、医薬部外品と医薬品の違いもあります。たいていの場合、育毛剤を使っていても、抜け毛が少なくなり、髪が生えること期待するわけですが、そもそも、そのようなものではないということもあります。


私たちは、育ってきた環境や教えられたこと、提供されたデータに影響を受けます。そして、いつしかそれを真実として思い込んでしまいようになるのです。

結果、私たちが生きてく上で重要なセンサー(内在智とも言います)が鈍るのです。鈍ってしまったセンサーは、判断機能を外部に委ねてしまいます。結果、思考を停止するかワンパターンの思考をしてしまうので、機能不全に陥ります。

よかれと思ったことが裏目に出ることが多い場合、自分が信じていることを疑うということも大切だと思います。私たちは、常識が非常識になり、非常識が常識になることを何度も目にしているはずです。

断捨離のやましたひでこさんは、「信じるな、疑うな、確かめよ」と説きます。シンプルな表現ですが、実際にどのようになればいいのか、難問です。

ひとつ言えるのは、確かめるとは、自ら真実を見出すということだと思うのです。もし、自分に対する理解が外部の真実に依存しているとしたら、自らの才能を封印していることになりかねません。

何事においても、自分の才能を活かして成功している人は、センサーを尖らせているのだと思います。

あなたにとっての真実があるとしたら、あなたが幸せに生きているということでしょう。なぜなら、人は幸せになるために生きているのですから。それが人が生きる真実だと思います。


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