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1stインスペクション思い出②祖父を思い出す

前回に引き続き、1stインスペクションの思い出を書きますね。

今回のインスぺの会場は、山梨県身延山久遠寺。
そこに、全国各地からグランドファイナリストに選出されたメンバーが総勢50名ほど集まり、ガイドブックの撮影以外にも、1泊2日の行程で様々な行事を体験しました。

お寺での宿泊体験ということもあって、私にとっては何もかもが新鮮でとても有意義な時間となりましたが、なかでも印象に残っているのが、夕食時。

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参加者の交流が深まるようにと、沖縄出身の千亜希さんが、歌を披露してくれました。三線のなんとも言われぬあの音色と、千亜希さんの慈愛に満ちた声色が響き渡り、コンサートのような雰囲気。

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すごい!!
みんなの心をこんなにつかんで、会場の雰囲気をあっという間に変えてしまった千亜希さんの人柄と歌声に感心していると、
「大切な人を思い浮かべながら聞いてください」と前置きして、歌いだした曲は、「島人ぬ宝」

おそらく皆さんも一度は耳にしたことがあると思います。

この歌詞を聞きながら、私は、涙があふれてきました。
子供の頃に、フィードバックしていくのです。

公園の鉄棒で逆上がりをするわたし・・・
木の実を拾ったり、土手の土筆をつんだり・・・
その傍らには、常に優しく微笑む祖父の姿が。


この日は、実は、祖父の命日でした。
この合宿があるため「お墓参りにいけなくて、おじいちゃん、ごめんなさい。」と心の中で手を合わせていました。
その祖父との思い出が、ぐっとあふれてきたのです。

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さらに、翌日由緒ある久遠寺にて、写経体験をさせていただいた際、
「結びには、願い事をどうぞ」と言われました。

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きっと皆さんは、それぞれ、明るい夢をや願い事を書かれたことだと思います。
でも私は、そこに、祖父の名前を書きました。
亡くなった人の名前を書くとその人の供養になると聞いたからです。

この経験も、私にとって大変かけがえのないものとなりました。


大好きな家族の命日。
亡くなった祖父のことを全く思い出さないほどインスぺを楽しんでしまっていたら、きっと私は、そんな自分を強く責め、後悔していただろうと思います。

しかし、この2日間。
ちゃんと祖父に思いを馳せる時間がもてました。
だからこそ、皆とも笑いあいながら、心から楽しむことができたのだと思います。

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全ては偶然ではなく、必然・・・
その思いを強くしました。

私事ながら、この経験を通して、少し心が成長したように感じました。
すべての巡り合わせに感謝し、Beauty Japan日本大会に向けて、さらに進化していきたいと思います。

拙い文章でしたが、最後までおつきあいいただきありがとうございました。


[島人ぬ宝]歌詞
僕が生まれたこの島の空を 僕はどれくらい知っているんだろう

輝く星も 流れる雲も 名前を聞かれても分からない

でも誰より 誰よりも知っている 悲しい時も 嬉しい時も

何度も見上げていたこの空を

教科書に書いてあることだけじゃ分からない

大切な物がきっとここにあるはずさ

それが島人ぬ宝・・・


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