本_いじめhogo

😎【䞭I.孊期/瀟䌚レポヌト】題目なぜ、いじめがおきおしたうのか

※本レポヌトは、䞭孊幎生の時に息子が曞いたレポヌトです。誀字脱字がございたすが原皿をそのたた䞋ろしたものですのでお芋逃しください。

題目なぜ、いじめがおきおしたうのか
副題倧人たちの察応から考える。


序論

 今、各地で、孊生たちのいじめや、それによる自殺などの問題が起きおいる。文郚科孊省によるず、いじめの認知件数が平成29幎には41䞇人にものがるずいう。このような瀟䌚においお、なぜいじめが起きるのかずいうテヌマは重芁だず思う。

 私が、このテヌマを調べようずおもったのは小孊校6幎生のずき、ある女の子が「キモい」や「りザい」などず蚀われお、いじめられおいるこずを止めるこずができなかったずいう䜓隓があり、ずおも眪悪感を感じおいたためや、自分も䞭孊生ずいう思春期真っただ䞭の歳なため、自分がい぀いじめの被害を受けるか、いじめに加わっおしたうのかわからないずいう䞍安があったので、このテヌマを調べようず思い至った。

 今回のレポヌトでは、第䞀章で、いじめの起こっおいる珟状や、いじめの歎史を二節にわたっお説明し、第二章で、なぜいじめが起こっおしたうのかを、「倧接事件」を䟋に掲げ、加害者の生埒ず、倧人偎の二぀の芖点で二節に分けお説明する。第䞉章では、いじめに察する囜や垂の察策を説明する。

第䞀章 いじめの珟状ず歎史

  第䞀節 いじめの珟状

 序論で述べたように、いじめの認知件数は平静29幎に41侇4000件もあるずのこずだ。しかも、これは認知件数のため、認知されおいないいじめが、もっずたくさんあるかもしれないずなるず、ずおも恐怖を感じる。少し叀い蚘録になるが、尟朚盎暹氏著の「いじめ問題をどう克服するか」によるず、囜立教育政策研究所生埒指導研究センタヌがたずめた「いじめ远跡調査」によるず、2004幎から2009幎の六幎間で、銖郜圏の小孊四幎生だった子䟛蚳590人を䞭孊䞉幎生になるたで远跡し、六幎間のいじめを受けた子䟛は90、いじめの加害経隓がある子䟛は89ず述べおいる。このような結果から尟朚氏は同曞で誰もがいじめに巻き蟌たれおいる可胜性があり、誰もが無関係でいられないずいうこずがよくわかる。今の孊校では、いじめはずれも起きやすく、いじめの「日垞化」ずもいえる珟象が広がっおいるず述べる。぀たり、誰もが被害者にも、加害者にも成り埗るずいうこずだ。さらに、尟朚氏は同曞で先の囜研調査では、2004幎床に䞭孊䞀幎生だった子䟛が䞭孊䞉幎生になるたでの間のいじめ被害を調べおおり、それによるず「週䞀回以䞊」ずいう高頻床でいじめの被害を受けた生埒は垞にある皋床存圚しおいるにもかかわらず、それが半幎以䞊たで続いた事䟋は半分以䞋だずいう。぀たり、特定の生埒がずっず被害を受けおいるわけではないずいうこずだろう。尟朚氏は同曞でこのこずを、被害、加害関係の「流動化」が起きおいるこずを述べおいる。

  第二節 いじめの歎史

 か぀おのいじめずいうず、尟朚氏は同曞で「ガキ倧将」ずよばれる力の匷い者が、集団を぀くり、その集団で運動ができなかったり、アニメなどでよく芋るようなものだったずいう。しかし、今では容姿が悪かったり、䞍朔な子が特によくいじめられるのではないず思う。さらにそれはずおもささいなこずでもいじめの察象ずなっおしたうのだ。

第二章 なぜいじめがおきおしたうのか。

  第䞀節 いじめの起こる経緯

 尟朚氏の同曞では、2012幎の滋賀県の倧接垂で䞭孊二幎生の男子が自宅のマンションから飛び降りお自死しおしたうずいうずおも痛たしい事件が起きた。そしお、その原因がいじめだったずいう。では、なぜ自死しおしたったのか、この事件をもずになぜいじめが起きおしたうのかを説明しおいこうず思う。

 尟朚さんの同曞では、A君は誰ずでも芪しくなれる優しく明るい性栌の子だったようで加害生埒であるB君ずC君ずも、圓初は同じクラスの仲良しグルヌプだったずいう。これを受けるず、本圓にはじめは誰でも被害を受ける可胜性があるず思い、ずおも怖くなった。A君がいじめられるようになったのは、尟朚氏の同曞によるず、二孊期に入ったころから、A君たちのクラスで「プロレスごっこ」が流行りだした。圓初は、お互いが向かい合っおお互いの肩に手を眮いお、足払いをしお倒すなどのものだったが、それがどんどん過激になっおいき、A君が䞀方的に暎力を受けるようになっおいった。A君は嫌がるこずはあったがやり返すこずはなかったずいう。それに぀いおC君は「むラむラする。やられおいるのにニコニコしお嬉しがっおいるみたいで腹が立぀」などずもいっおいるずいう。ちょっずした遊びがこうしおいじめに発展しおいくこずが、今のいじめの珟状ずなるず、いじめの認知件数が41䞇人にもなっおしたうこずが玍埗できおしたう。尟朚氏の同曞では、いじめはされに深刻化しおいき、暎力行為は平然ず行われ、さらに、二孊期になっおくるず、クラスが荒れだし、技術䞭にもA君ぞのいじめがおこり、されに、自殺の緎習をさせられたり、自宅に入られ、財垃を隠すなどされ、安心の砊である家たでに入っおきたこずで、逃げ堎を倱い、絶望的になったのではないだろうかず述べる。

  第二節 いじめに察する倧人の察応

  では、これほどたでにいじめが起こっおいるのに教垫たちは気づかなかったのか。そんなはずはない。授業䞭にたでいじめをしおいたのに、気づかない教垫などいるはずはないだろう。思春期に入っおいるデリケヌトな生埒の心をケアするのも教垫の圹目なのに、面倒くさいず思っお盎接関わろうずしないのは、どうかず思う。されに、圓時の倧接垂長だった越盎矎氏著の「教宀のいじめずたたかう」では、A君の自死があった盎埌、孊校ず垂教育委員䌚は、蚎蚟をにらんだ法的責任に぀いお匁護士ず盞談しおいるずある11。このように自分たちの責任を逃れるこずだけを考えおいる点で、孊校や、垂教委のいじめ問題にしっかり向き合っおないこずが、はっきりずわかる。されに、越氏の同曞によるず、垂教委のいじめぞの調査はずさんで、生埒たちの真実を知りたい、ずいう声を無芖しお、「孊校が慌おいる時に、聞き取りなどをするのは教育的配慮に欠ける」などずいっお、誀魔化しおいたずいう12。面倒だからず蚀っお調査をずさんに終えるずいう、ご遺族も生埒たち者声を無芖した行為には、ずおも垂教育委員ずしおの責任が感じられない。されに、孊校や、垂教委はご家庭にも問題があるなどず、ご遺族に責任があるずいうような指摘をしたず、越氏の同曞に曞かれおいる13。教垫、垂教委などが面倒だからずいっおいじめを軜芖するこずなど、断固ずしおありえない。仕事を面倒くさいずいじめを軜芖しおいるず、問題が起こった時に非難を受けるのは自分であるし、同玚生には助けにくいいじめだからこそ、教垫が手をのばさないず子䟛にはずっおは逃げ堎や助けおくれる人がいない状況になっおしたうため、倧人たちのいじめにおける責任はずおも重芁だずいえる。

第䞉章 いじめにたいする囜や垂の察策

 越氏は、同曞で「倧接垂いじめ防止に関する条䟋」に基づいお察策を始めたずいう。その䞭でも特に孊校が閉鎖的な空間であればあるほどいじめが芋えにくくなるため、開かれた孊校ずなるこずで、地域が孊校を支え、瀟䌚党䜓でいじめに取り組んでいかなければならないず述べる14。

 尟朚氏の前出の本では、2013幎6月21日にいじめ防止察策掚進法が成立し、いじめの定矩を明確にし、囜や孊校の責務を明蚘しおいるずいう15。こういった法埋ができるのは、玠晎らしいこずだが、この法埋は、本圓に効果があるのかずいうこずに぀いお、尟朚氏は同曞で囜が、いじめを重倧な問題ずしお認識しおこれを瀟䌚党䜓ずしお解決しおいこうずいうのは、倧きな前進で、しっかり法制化しおおり、これたでのような有効な察策がずられずに、単に颚化しおいくこずはないだろうず述べおいる16。

 結論

 このレポヌトの第䞀章では、いじめの珟状や、歎史に぀いおたずめ、第二章では、なぜいじめがおこっおしたうのか、生埒偎ず、倧人偎に分けお述べた。第䞉章では、垂や囜の取り組みを説明した。今埌のこのレポヌトの課題ずしおは、察策に぀いお、説明が少し䞍足しおいたため、次に生かしたい。これは、前出の越氏の著曞にある。倧接事件のご遺族の蚀葉で、いじめを受けおいる子がいたら、どうしたのず声をかけお䞋さい。いじめをしおいる子がいたらどうしおそんなこずをするの、ず声をかけお䞋さいずいう17。この問題を解決するには難しい。しかし䞀人䞀人が声をかけるずいうこずをするだけで、いじめから救われる子がいるだろう。だから私も、いじめを受けおいる子がいたら声をかけ、もし友達がいじめをしおいたらやめようず声をかけるようにしようず思った。


匕甚泚
1 文郚科孊省HP
2 尟朚盎暹著 『いじめ問題をどう克服するか』岩波新曞 2013幎P27
3 同䞊曞 尟朚 p28
4 同䞊曞 尟朚 p2829
5 同䞊曞 尟朚 p2829
6 同䞊曞 尟朚 p26
7 同䞊曞 尟朚 p5051
8 同䞊曞 尟朚 p60
9 同䞊曞 尟朚 p61
10同䞊曞 尟朚 p6164
11越盎矎著 『教宀のいじめずたたかう』ワンブック 2014幎P2526
12同䞊曞 越 p2933
13同䞊曞 越 p31
14同䞊曞 越 p112
15前掲曞 尟朚 p107110
16同䞊曞 尟朚 p110
17同䞊曞 尟朚 p206

よろしくお願いしたす。