柔術格言

良いものとは(a)違法であるか、(b)不道徳であるか、(c)食べると甘い。みたいな格言を一発作ってみたい。

金儲けをする一番いいやり方はそのうち法律で禁止されることを今のうちにやることだ byジョセフケネディ。みたいなやつを。

こと柔術にかんして格言を作ろうとすると、どうしても科学的になってしまって公言するのがはばかられる。練習中とかだったら、足を持たれて立ち続けていられる人はいませんよ、と放言もできるが、じゃあ自分は足を取られたらどうするのかねと言われたらどうにかしようと試みるし、それが許されるルールだし、ということはこれは例外もありそうだし、となってすべてのアイディアが空に溶けて消える。

個々のテクニックドリルの描写そのものが格言だと言えば格言になろう。肘と膝をくっつけるとエルボーエスケープです、みたいな。
そうすると新たな柔術格言を作るということはあらたなテクニックを作ることになるのか。

スパーリング外の格言を作ろうとしてもふと思いついただけでも相当に説教臭くなる。目をキラキラさせた若者に説教することほど気持ちいいことはないがぐっと我慢する。この誘惑が加齢。私の脳はまだ若いはずだぐっと我慢だ。

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