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脱初心者帯、青帯への道~Vol1

 先日、投稿をした下記内容を詳しく話したいなと思いました。

脱初心者帯、青帯への道と大袈裟なタイトルを付けましたがせっかく柔術を初めた人が楽しく上達して欲しいなと思い書いています。
そう!柔術キラキラアカウントの一般会員さんたちが柔術が広まって欲しい!と言う純粋な気持ちと同じです。
テクニックの時間から出て内容を忘れないようにメモするとか、馬の耳に100回は聞かせてそうな念仏話は割愛します。

対象者:30代の柔道、レスリング等格闘技の経験のない方(週に3~5回練習する人)
日常の仕事にも慣れてある程度、趣味に時間もお金も使えて試合に出たい方対象です。
別に強くなりたくないとか道場がお話ししたりする憩いの場所としている方は対象外です。
怪我をしないことを心掛けて楽しく柔術ライフをお過ごしください。

スパーリングの時間の過ごし方

スパーリングでのポジションの流れ

格上とのスパーの場合

投稿内容を説明します。
格上とのスパー場合どうなるでしょうか?

すぐにスイープされ、パスをされ、サイドからマウントやバックマウント
必死に抵抗をしても極められて終わり。
あなたはスパーの間、防戦一方の03や04のポジションの時間を過ごしています。

「ふぅ、、今日は紫帯相手に5分で3本しか極められなかったぞ。先月は5本極められてたのに上手くなってるな。マウントからサイドに戻したり、上下を返してクローズドにできた時もあった。俺、強くなってる♪」

この感想を聞いて柔術が上手くなっていると思うでしょうか?
確かに、護身術とかも含めた大きな意味では柔術が上手くなっているでしょう。

ではこの感想を聞いて柔術の試合で勝てるようになっていると思いますか??

03や、04のポジションになった時にはすでに大きなポイントのロスをしています。
そこから戻してもまた03や04のポジションになってしまい、またそこから戻しても、、、、。
試合で勝てるようなスキルが身についている感じはしません。

実力の近い人とのスパーの場合

実力が近ければ02ガードとパスの攻防の時間が多くなるでしょう。
「今日スパーした同じ帯の人、パスをしようとしたけどあのガードの解除の仕方がわからなかったな。」
とか、
「このガードを作れてスイープ仕掛けたけどダメだった。相手の対応にどうしたらいいんだろう?」
こういう感想を持つことが試合で勝つことに繋がります。

実際の試合で多くの時間を過ごすのは02ガードとパスの攻防になると思います。
その為、優先すべきは02ガードとパスの攻防の知識と経験になります。

たまに白帯の試合でお互い二桁台の点数を取り合う試合もありますが、ほぼ上位帯ではそんなバスケの試合みたいな試合は見ません。
柔術の試合の多くはガードとパスの攻防に多くの時間を費やします。

時間に限りある人たちは自分と実力の近い人とガードとパスの攻防に時間を費やすのが一番です。

習得するテクニックに関してもマウントから返すことやバックから逃げることなどのテクニックは覚える技術としては優先順位は低いです。
さらに低いのはマウントからの締め技とか極め技です。
白帯初心者がマウントをスパーで取る機会も少なくパス、マウントで7点取った後の極め技が勝敗に大きく影響することはほとんどないです。
なぜか、よく初心者クラスでマウントからの逃げや極め技を教えているのはただ考えていないだけの習慣、よく言えば昔からの伝統です。

まとめ

簡単に説明するとマウントやサイドからガードに戻すことをいくら練習しても試合でポイントは入りません。
それよりガードとパスを練習した方が試合で勝つ為の練習になります。
そしてその練習をすることができるのは実力の近い相手とだけです。

上の帯が相手に合わして〜とかの話に関して、ここで簡単に話すとそれはドリルや打ち込みでするべき練習です。
あくまでスパーは自分と相手がお互いに、真剣に動いてその中で正解の動きができるか練習すべきです。

先生が言えない理由
そうなると会員の多い大手の道場以外ではなかなか練習相手いなくなりますよね?
それがあなたの先生が言えない理由です。
実際、ある程度人の多い柔術道場では白帯クラスやベーシッククラス等があります。
その中で会員のレベルを分けて住み分けをしています。

どんな道場でも自分と同じ程度の実力の人がいるくらい会員さんが増えればいいなと思っています。
柔術の発展をお祈りしております。

5分のスパーなんて一瞬の夢さ
5分のスパーなんて一瞬の夢さ
やりたくないこと
(マウントからの逃げ)やってる暇はねー
やりたくないこと
(サイドからエビ)やってる暇はねー

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