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ただ生きる

昔「横浜駅異臭事件」に遭遇した
駅前は騒然となり500人以上が救急搬送された

当時、僕は会社の研修所に向かう途中で
たまたま一本早い電車に乗っていて助かった

地下鉄サリン事件の直後だったため
あの日の恐怖感は今でもよく覚えている

この世には生死を分ける話がたくさんある
本当に一瞬先はどうなるかわからない

電車一本の差で未来が変わる

その電車一本の差も、寝起きの数分の差だったり
前の晩の就寝時間だったり、お酒の量だったりもする

一瞬一瞬が繋がり今の一瞬がある

その一瞬の選択で未来が決まってくるのだが
全ての人々の一瞬の選択によって自分も決まる

横浜駅異臭事件の犯人が一本早い電車だったら…
考え始めるとキリがないものである

半世紀も生きていると死にかけたことは何度もある
その時を思い出す度に、なぜ今生きているのかと思う

そう「生かされている」としか思えないのだ

運が良いとか悪いとか、そんなことかもしれないけど
本当に運が良かったのか、悪かったのかもわからない

生かされているとしても
何のために生かされているのか?

使命のためかもしれないと思い使命を見つける
そしてその使命に従って生きてみる

でもそれが本当に自分の使命なのか?
きっと人間はこうして迷い、考え続けることになる

そんなものは、全て「仮」だ
一瞬一瞬で変わるものに「仮」以外のものはない

そう思うことにしている

「生かされている」なら「ただ生きる!」それでいい

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