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【創作話】初稿終わり/振り返り

予定より大幅に遅れましたが、中編小説の初稿を終えることができました。今寝かしているので推敲はまだしていません。久しぶりに書いたものなので、まず書くまでの初動(スタート)がかからず、休んだり書いたりしてなんとかやり切りました。はあ、お疲れ様。

ひとりで振り返ろうかな、とも思いましたが、記事に起こしたほうが個人的に楽しいので反省と改善点など共有したいと思います。

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<振り返り>

まず、プロット。今作では会話を書いたり行動を書いたり、シナリオみたく細かく作っていたのですが、これ、非常に効率悪かったです。あくまで個人の所感なので、プロットは綿密に作ったほうが筆が進む方もいらっしゃるかと思います。ですが、わたしの場合、この作戦はあんまりよろしくなかった。途中で飽きてきますし……、もっというと、執筆に入るとプロットから必ず逸れるのでプロットをしっかり作るのはあんまり意味がないかも、と思った次第です。

人物設定などは詰め込んでもいいかなー、とは思うものの、今度からはプロットはざっくりとした構成を立てて早く執筆に入ろうと考えています。

次は描写の問題。描写、苦手なんですよねぇ。あまり外出しないので、建物の感じとか、背景、物の名前などよくわからない。それで、今回何をしたのかというと、Googleで画像拾って描写しました。飲食店や主人公の部屋の雰囲気とか。ただ、実際リアルで見るのと違い、質感はわからないので想像力で補完するしかないのですよね。いきなりアウトドア人間になるのは難しいので、映像系(ドラマ、映画)を描写の勉強として見ようかなと思いました。

最後は結末の問題。物語の閉じ方がいつもわからないのですが、今回もどこに着地していけばいいのか、迷いました。あらかじめプロットの段階で決めるのもアリですが、どうしてもわたしの執筆では、物語のなかで人物を動かしているうちに、予想外の方向へ行くのですよね。これは、作品数をこなして、感覚的に身につけていくしかないのかな、と思います。量を書く(あるいは小説を読む)うちに、「こうしたらこうなる」というパターンが蓄積されると思うので、落としどころを思いつきやすいかもしれない、と。

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補足として、やはり日本文学も読んでおいたほうがいいと思いましたね。先日、群像新人賞の当選作を読んだのですが、自分がいいと思うやり方は選評で否定的に言われていました。(正直に言えば、今でも何が悪いのかわからないのですが。

あえて抽象的に言うと、”小説の破れ目”みたいなものを作るほうがいいのだと。賞の特色的に実験性の高いものが好まれることは考慮すべきところだと思いますが、「伏線回収してまとめる」だけではあんまりよろしくないみたい。もう少し「!」のあるもの、作為的ではないもの(?)が求められるということなのでしょうか。

選考に残るために自分の大事なところ(信念に近いもの)は変えなくてもいいと頑固なわたしは思っていますが、変えられるもの(変えてもいいと許せるもの)は変えていきたいなと思います。さて、次作にとりかかるとしますか。

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