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株式会社ビズサプリ 監査で会社を守る。 確かな実力をもつ専門家が、皆さまの課題に寄り…

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株式会社ビズサプリ 監査で会社を守る。 確かな実力をもつ専門家が、皆さまの課題に寄り添います。 <Our Mission> 鍛え抜かれたプロフェッショナルの実力で、監査を経営のインフラに。

最近の記事

街角経済学vol.4 就活人気企業と企業の持続可能性について

企業としては人材難のなか、いかに新卒の学生を確保するかますます重要な課題となっていますが、一方で就活生にとっては、如何に入りたい企業に入社出来るかが関心事になります。 昔から、就活人気ランキングなるものがあります。人気企業や業種は、時代とともに変遷していますが、その理由の1つに世界や日本の経済情勢の変化もあるように思います。今回は、就活人気企業と経済について考えてみることにします。 1.就活人気企業の変遷 今年の株式市場では、2月22日に日経平均がバブル期の最高値である

    • 4/16開催「IT統制の深掘り―本質に迫る実務解説」

      4月開催のオンラインセミナーをご案内いたします。 ■講義概要 いかなる業種・業態においても、IT自体の重要度が高まり続けています。しかし、ITの構築・運用、およびIT関連のリスクを管理するIT統制はJ-SOX(内部統制報告制度)の中でも苦手意識を持つ人が多い専門性の高い領域でもあります。 今回のセミナーでは、一般的なJ-SOX評価で行われるIT統制よりも深掘りし、課題となりがちなIT統制上の論点を解説します。 具体的には、アジャイル開発やDevOps、ソースコードの管理、

      • 3/18オンラインセミナー「監査法人の実態」を開催!

        主に会計監査を担う監査法人は、公認会計士を主とする専門家集団であり、一般の事業会社と異なる組織体制等もあり、監査を受ける企業側では分かりづらいところがあると言われています。 また、監査法人への会計処理関連の問い合わせに対する回答に時間が掛かる、監査報告書提出の直前になって会計処理に関する見解がひっくり返ることがあるなどという声も聞かれます。 今回は企業の方々に、ともするとブラックボックスと言われている監査法人について、講師の実務経験を踏まえて、その実態に関して解説をいたします

        • 組織と自分の多様性が不祥事を防ぐ

          大学受験シーズン真っ只中ですね。その日のために頑張ってきた努力をしっかり発揮できることを心からお祈りしています。ただ、この受験シーズンは、感染症ピークの時期と重なります。今年もインフルエンザやコロナが流行している中ですから、受験生を持つ家族はヒヤヒヤものでしょう。「子どもが受験だから最低限しか外出していません。」というお声を聞くことも多いです。 日本の受験がこのような一発試験で決まらなければこのようなこともなくなり、普段の力そのもので入学が決まればよいのですが、一般的にはまだ

        街角経済学vol.4 就活人気企業と企業の持続可能性について

          2/20開催オンラインセミナー「不正・不祥事の事例検証」

          2月開催予定のオンラインセミナーをご紹介します。 ■セミナー概要 2023年も保険金不正請求、創業者や経営陣による不正、個人情報の漏洩、公的事業の不正受給申請、そして大手自動車メーカーの品質不正など、様々な企業不祥事が発覚しました。 不正が公表された後の企業の対応の仕方・経営姿勢により、その存続が危ぶまれるケースも多く、不正抑止のための未然防止対策だけでなく迅速かつ適切な不祥事対応が求められています。 本セミナーでは、主に2023年に発覚した不正・不祥事を振り返りながら、

          2/20開催オンラインセミナー「不正・不祥事の事例検証」

          内部監査を社長に任せてよいのか

          今回は内部監査部門の組織上の位置づけについて考えてみたいと思います。 1.取締役会と監査役会への内部監査報告 2021年6月に公表された現行のコーポレートガバナンス・コード補充原則4-13③は次のようになっています。 「上場会社は、取締役会及び監査役会の機能発揮に向け、内部監査部門がこれらに対しても適切に直接報告を行う仕組みを構築すること等により、内部監査部門と取締役・監査役との連携を確保すべきである。」 ほとんどの上場会社の内部監査部門は社長直轄であると思います。内

          内部監査を社長に任せてよいのか

          1月30日開催「ビジネスパーソンが知っておくべき、暗黙知の見える化」

          1月のオンラインセミナーをご紹介いたします。 開催日時:1月30日(火)18時30分~ 開催形式:zoomウェビナー 参加費:税込2,000円/一人 開催テーマ:ビジネスパーソンが知っておくべき、暗黙知の見える化 <開催概要> 暗黙知とは、形式知化されていない無形資産のことです。 海外の投資家から、日本は「ミステリアス」な国であると酷評されているように、企業内の無形資産が可視化できていませんが、これらは日本の組織構造に起因するものです。 また、企業だけでなく私たち個人にも無

          1月30日開催「ビジネスパーソンが知っておくべき、暗黙知の見える化」

          今年の漢字

          新たな年を迎え、新たな目標を立てている方、お正月で緩んだ気分と緩んだお腹に困っている方など、様々な新年を迎えられていると思います。 今回は新年1回目のメルマガということで、新年のご挨拶を兼ねて、世間話的な内容で失礼します。 1.2023年の漢字 日本には激動の時代を漢字1文字で表す「今年の漢字」という伝統があります。これは日本漢字能力検定協会が一般から募集をして決められています。ちなみに第1位ばかり注目されますが、第20位まで発表されています。 昨年2023年の第1位は

          今年の漢字

          企業研究会主催セミナー「不正・不祥事リスクの基礎知識と対応方法」のご案内

          一般社団法人 企業研究会主催セミナーに弊社代表の辻さちえ(公認会計士・公認不正検査士)が講演いたします。 「不正・不祥事リスクの基礎知識と対応方法」をテーマに基礎知識から平時の備えまでを3時間で解説する予定です。 ■開催日時:2024年2月16日(金)14:00~17:00   ■受講形式:オンライン/会場 ■概要 組織にとって不正や不祥事は顕在化してほしくないリスクです。ただ、不正や不祥事は人間が起こすものである以上、なくなることはありません。リスクには、正しい知識をもっ

          企業研究会主催セミナー「不正・不祥事リスクの基礎知識と対応方法」のご案内

          街角経済学vol.3 金利と為替について

          師走となり、ようやく寒さが感じられてきた今日この頃ですが、今年も残り僅かとなりました。皆様は今年はどのような年でしたでしょうか? 私個人は、新しく勉強会に所属して、新たな分野の知識を吸収した年でした。 ドッグイヤーと言われて久しいですが、世の中が目まぐるしい変化を遂げており、旧来の知識や経験だけでは、仕事において通用しなくなってきています。 とりわけ、ITの分野においては、ChatGPTに代表される生成AIが脚光を浴びた年であると感じています。今までのAI革命やRPAと異な

          街角経済学vol.3 金利と為替について

          12月13日開催オンデマンドセミナー「企業不祥事・スキャンダル報道の実際」

          内部通報制度や公益通報者保護法など、内部告発に関わる制度が整備されているのにも関わらず、内部告発者はなぜ、リスクを冒してメディアに内部情報をリークするのか。 企業不祥事などを手掛ける現役雑誌記者が、実体験に基づいて背景を考察する。 <主な内容> ・講師が手掛けた事例紹介 (プライム上場コンサル会社不適切行為事案、大手メーカー品質不正事案、暗号資産取引所大手の内部告発事案、機関投資家会社ハラスメント内部告発事案、プライム上場再エネ社不正行為内部告発事案、ジャスダック上場医療

          12月13日開催オンデマンドセミナー「企業不祥事・スキャンダル報道の実際」

          不祥事が生じにくい文化・風土

          2023年も早いもので残すところあと1か月半となりました。11月でも夏日が続いたこともあって、今年も大詰めという実感はまだありません。 2023年を不祥事という観点で振り返ると、ビッグモーターとジャニーズといったオーナー企業のオーナー(またはその親族)による不祥事が大きく報道された年でした。オーナー企業では、たとえオーナーであるトップが倫理的に正しくない行動や判断を行ったとしても、それを正すことは大変困難です。ガバナンスによる規律が厳しく問われる上場会社であってもなかなか難し

          不祥事が生じにくい文化・風土

          11/30開催オンラインセミナー「内部監査人が知っておくべき簿記の基本の基」

          内部監査ご担当者の中には、会計知識の必要性を感じているものの、何から始めてよいかわからない、あるいは、会計監査は主に会計監査人(公認会計士)の仕事であり、内部監査人としてこれまで積極的に会計の知識を身に付けることはしてこなかった、という方がいらっしゃるかもしれません。 資産の流用など従業員不正が行われる場合、その隠蔽のために会計記録や証憑の改ざん等が行われることがあります。内部監査人が会計の知識を持つことにより、不正が行われた際に会計記録にどのような「歪み」が生じるか推測する

          11/30開催オンラインセミナー「内部監査人が知っておくべき簿記の基本の基」

          税制適格ストックオプションが変わった

          今回は、税制ストックオプションの話題を取り上げます。 1.ストックオプションとは ストックオプションは、自社の株式を購入する権利です。役員や社員が安く自社の株式を購入できるようにすれば、売却益が期待できます。一定の業績を上げられ、ストックオプションがもらえるようにすれば、これをボーナス的な成果報酬として使うことができます。 ストックオプションは、売却を前提とすることから上場株式が対象になります。上場を目指す会社が利用することも多いです。 2.ストックオプションの課税

          税制適格ストックオプションが変わった

          ジャニーズの調査報告書

          2023年8月、株式会社ジャニーズ事務所は、創業者であるジャニー喜多川氏によるタレントへの性加害問題に関する調査報告書を公表しました。誰もが知る芸能事務所の不祥事ということで注目を浴びていますが、調査報告書そのものも「気合」を感じる報告でした。 今回のメルマガでは、この報告書について調査報告として注目すべき点について紹介します。 なお、今回ジャニーズ事務所は「概要版」と「公表版」の2つの報告書を公開しています。このうち公表版にはジャニー氏による性加害が克明に記載されており、読

          ジャニーズの調査報告書

          10/17開催オンラインセミナー「リース会計基準の公開草案の「本質」を理解する」

          今年5月2日に公表された公開草案に対する意見募集は8月4日に終わり、今年度中に最終的な基準が公表される見込みです。 なぜ、従来のオペレーティング・リースまでも資産計上するような会計基準ができるのか、改定後の基準の意味は何なのか、まずはその「本質」を理解しなければ、表面的なルールへの対応しかできません。 さらには、自社にとって、重要でもない取引についても、資産・負債計上をすることとなり、経理だけでなく、製造や開発部門、さらには子会社にまで、不要な負担を強いることになりかねません

          10/17開催オンラインセミナー「リース会計基準の公開草案の「本質」を理解する」