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#日刊シェアエコニュース 名鉄協商のシェア自転車が利用率増加、中国発シェアサービスアプリ滴滴出行(DiDi)が日本市場開拓に行き詰まる【2020/7/24】

①名鉄協商のシェア自転車の利用率が増加

名鉄協商は、自転車シェアリングサービス「カリテコバイク」の利用を伸ばしている。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で食事宅配スタッフの利用が急増し、それに伴い利用率が増加。今年5月の売上は35%増となった。

ビジネス用の需要をさらに取り込めるよう、9月中にサイクルポートを約3割増の40カ所(自転車100台)に増やし、体制強化を図る。

名鉄協商…名古屋市本社を置き、パーキング事業、モビリティ事業、法人企業に向けた各種商品販売、店舗・貸ビル事業など、多方面に事業を展開する名鉄グループの総合商社。
https://www.mkyosho.co.jp/


②中国発シェアサービスアプリ滴滴出行(DiDi)が日本市場開拓に行き詰まる

DiDiモビリティジャパンは、スマートフォンで手軽にタクシーを呼びたい顧客と、車両の稼働率を高めたいタクシー会社をマッチングする配車アプリで存在感を高めてきたが、今年の7月から滋賀県や青森県など11県でサービスを停止した。

まず新型コロナウイルスの感染拡大の影響で外出自粛によるタクシー利用客が減少している。

またDiDiは、中国で使われるアプリが日本でもそのまま使える点を強みに、中国からのインバウンド需要を狙いサービスを全国に広げてきたが、結果としてインバウンドの需要は現状見込めていない。利用は2割。

中国では、中国政府による車両の総量規制でタクシーが不足したことにより、 DiDiのようなアプリが瞬く間に広がったが、日本では都市部で車両が供給過剰気味であることから、アプリを使わなくてもタクシーに容易に乗れるということが考えられる。

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