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Pairs(ペアーズ)はなぜ普及した?マーケティング・広告のプロの視点から分かること

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こんにちは!ビズラジ運営局の飛花くるみです。

今回は、マッチングアプリPairs(ペアーズ)が日本の業界最大手になった謎について紐解いていきます。

「マーケティングって、こんなことができるんだ!」と実感できる内容です。


何気ない日常の中に、マーケティングは浸透しています。

 ・スマホをながめていると出てくる広告
 ・生活の中でよく利用するサービス
 ・地下鉄や駅構内で見かけるポスター

マーケティングのプロの視点からはどんな風に見えているのか、Pairs(ペアーズ)を例にご紹介していきますね。

そもそもPairs(ペアーズ)って何?

Pairs(ペアーズ)についてあまり知らない方に向けて、ちょっとだけ解説をしておきましょう。

累計会員数1,000万人突破。
スマホで使える、国内最大級の恋活・婚活マッチングアプリです。

パートナーを探している男女の出会いの場として、かなり多くの人に使われているサービスなんですね。

ウェブ上の広告以外にも様々なメディアなどで紹介されているほか、地下鉄に広告が貼られているなど、かなり認知度が高めのサービスです。

もしかしたら、あなたも見かけたことがあるのでは?


幅さんもスマホの広告でよく見かけるそうですし、住田さんも地下鉄を利用したときに車内にズラリと貼られているポスターをみかけてビックリしたそうです。

住田さんが驚いたのはなぜかというと、一昔前はアヤシイイメージだった出会い系アプリが、地下鉄のようなオープンな場に進出していたから。

なぜ、こんなにイメージが好転したのでしょうか?

まずはそのあたりを具体的にみてみましょう。

アヤシイ出会い系から、今どきの恋活マッチングアプリへ

ひと昔前まで「出会い系サイト」のイメージは最悪でした。

 ・犯罪に巻き込まれる
 ・身体目当ての人が使う
 ・会員はサクラばかりで騙される

このようにアヤシイ感じに思われていました。

当時、「出会い系サイトを使うなんてありえない」くらいに思っていた人も多いのではないしょうか。


それが今では「恋活マッチングアプリ」はぐっと身近な存在になってきており、パートナーを探している人たちにとって便利なサービスとして普及しはじめています。

国内最大級とされているPairs(ペアーズ)が提供しているサービスの一部をちょっと見てみると…

 ・月額課金すればメッセージを送り放題
 ・年齢などの身元確認を徹底
 ・トラブルに即対応できる監視体制

なんともクリーンなイメージが伝わってきます。


アヤシイ出会い系から、今どきの恋活マッチングアプリへ。
その変化の裏には、数々のマーケティング手法が関わっています。

プロの視点から、その詳細について紐解いていきましょう。

Pairs(ペアーズ)は、なぜそこまで普及できたのか?

恋活マッチングアプリのPairs(ペアーズ)がここまで広く普及してきたのは、

 ・ブランディング
 ・収益モデル
 ・広告

これらの戦略をコツコツと積み上げてきた結果なのではないかと、マーケティングのプロである幅さんと住田さんは分析しています。


例えば、ブランディングについて。

Pairs(ペアーズ)のサイトには、男女どちらも好みやすい色である、スカイブルー系のカラーを取り入れています。

色彩のプロであるカラーコンサルタントの方が、Pairs(ペアーズ)のサイトを「男性にも女性にもウケる色を使っている事例」だと紹介するほど。

ブランディングに必要な、細かな配慮が感じられますよね。


次に、収益モデルについて。

アヤシイ出会い系サイト時代には、メッセージを送るごとに課金が必要な仕組みがほとんどでした。
それが原因で詐欺まがいのやり口があちこちで頻発し、利用者に距離を置かれる結果となっていました。

Pairs(ペアーズ)では、メッセージのやり取りなどは月額制。
いくつかコースが用意されていますが、分かりやすい価格設定により、安心して利用できるような形になっています。


最後に、広告について。

じつはPairs(ペアーズ)は、広告の出し方にも工夫を加えています。

 ・ウェブ上の広告
 ・地下鉄などのオープンな場での広告

この2つをしっかり使い分けているのです。

ウェブ上の広告は少し刺激が強めの広告を、オープンな場に出すのはクリーンで爽やかな広告を、それぞれ使用しています。


オンラインとオフライン、どちらの広告にもお金をかける「強者の戦略」を採用しているのではないか、と幅さんは分析しています。

フェイスブックで「既婚」に設定している住田さん自身のアカウントにもPairs(ペアーズ)の広告が表示されていた事実から、かなり幅広い層に向けて広告を運用していたことがうかがえます。

住田さんは「おそらく既婚者がPairs(ペアーズ)に登録したという前例があったからかもしれませんけどね…」との分析もしていました。


以上のようなマーケティング手法を実践してきたことで、Pairs(ペアーズ)は現在のような国内最大級のマッチングアプリへと成長してきたのではないでしょうか。

マーケティングはやっぱり奥が深い!

Pairs(ペアーズ)が普及した背景を考えてみたときに、住田さんはこう感じたそうです。

「マーケティングの力は偉大だなぁ」と。

一時期、あんなにアヤシイ認定されていて詐欺の温床にまでなっていた出会い系サイトが、今やちゃんとした出会いの場を提供する社会のインフラとしてのポジションを確立している事実に、スゴイとしか言いようがないと語っています。

業界イメージを真逆に塗り変えてしまった「マーケティング」、本当に奥が深いなぁと思います。


ここまでPairs(ペアーズ)についていろいろと分析してきましたが、Pairs(ペアーズ)をオススメしている記事じゃありませんよ~、とひと言断っておきます。

それでは、今回はこのへんで。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


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等々・・・

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